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ママがやった 単行本 – 2016/1/16

3.7 5つ星のうち3.7 22個の評価

ママはいいわよべつに、刑務所に入ったって

小料理屋の女主人百々子七九歳と若い頃から女が切れない奇妙な魅力をもった七つ年下の夫。半世紀連れ添った男を何故妻は殺したのか。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2016/1/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/1/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 171ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163903755
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163903750
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 22個の評価

著者について

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井上 荒野
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1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。1989年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞し、デビュー。2004年『潤一』(新潮文庫)で第11回島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』(新潮社)で第139回直木賞を受賞。『あなたがうまれたひ』(福音館書店)など絵本の翻訳も手掛けている。

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
22グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞の書評で興味を持ち、購入しました。書評の通り、普通の家族がちょっとしたボタンの掛け違いから、殺人を犯してしまう。事件をめぐる家族模様。普通に面白かったです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月10日に日本でレビュー済み
タイトルからするとミステリーぽいもので、純文学作家である井上荒野からするとちょっと意外な作品名に、思わず手に取ってしまいました。
内容は、表題作から始まる連作短編集になっており、79歳の妻が72歳の夫を殺してしまったことを子供たちに告げ、善後策を家族で話し合う場面からスタートします。
その後の話は、なぜ夫を殺してしまったのか?を直接説明するのではなく、過去の様々なエピソードを連ねて、それを読者に想像させる作りになっています。書かれていない空白部分を埋めてゆく楽しさのある作品です。その意味では、限りなくミステリーに近いのかも知れません。
小説は、日常のぎりぎりの生活の中で、ひょんなことから人を殺してしまったり、逆に殺されてしまうこともありうることを語っています。しかし、それ以上に考えさせられるのは、「家族」とは何か?ということです。その一人一人の他の「家族」との繋がり方を、コミカルなタッチで描きながら、その根本に迫ってゆく作品だと思います。それは、同時に、読者に対しても「家族」について考えるきっかけを与えてくれる作品だと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞広告を見た母に頼まれ購入。
私は未読ですが満足してくれた様です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月13日に日本でレビュー済み
初っ端に事件を提示されると、どうしても「さて、その真相たるやいかに」の態勢で読んでしまいます。そういう作者さんじゃないと分かっていても。
妙な説得力と乖離感を楽しんだ。
我ながらヘンな言い方だと思いますが、「子」がいいトシのおっさんおばさんになってても、『自分の親を「パパ」「ママ」と呼ぶ文化圏』だと思うと、「こういう事もアリかもね」と、妙に納得してしまう。
基本的にははっきりとした起承転結と「オチ」があるのを好むタチですが、それがなくても本書は「好きな方の荒野氏」でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月14日に日本でレビュー済み
私は荒野と書いて「あれの」と読む事や本名である事や女性である事や御父上が文学作家の井上光晴さんである事も恥ずかしながらまるで存じ上げておりませんでした。79歳の妻が72歳の夫を突然に殺した理由は言葉で具体的には語られませんが、やはり長年の間に溜まって来た感情が一気に爆発したのでしょうか。この永遠の女たらしの男が全ての元凶で、生きるのが下手な二女一男の人生に影響し、妻は夫が永遠に繰り返すだろう大勢の女達への罪深い行いを止めたかったのでしょうね。

本書のカバーとタイトルは何となくホラーかなと錯覚させますが実際はとぼけたユーモアの味はありながらも芯はごく真面目で深刻な一風変わったファミリー・ヒストリー小説なのですね。ママは大らかなようでいて実は相当に我慢強い女だったのでしょう。長女の時子は結婚しない女、次女の文子はまずまず幸せだけど娘が堪え性のない女、長男の創太は素直になれない気難しい性質なのですね。そして全ての元凶のパパはまさに死ななきゃ治らない適当でいい加減な女たらしの嫌な野郎だったのでしょうね。でもこういう男が女にモテルるのも事実なんですよね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年1月9日に日本でレビュー済み
父殺しの母と子供達が筍ご飯を食べながら死体処理の相談を始めるというプロローグで度肝を抜かれ、一気に読みふけってしまった。犯罪を描いた小説では「罪の意識」がテーマになりがちだが本書にはそれが微塵もない。世俗的なモラルで描かれた小説は世間一般の常識を押しつけてくるだけで嫌気がさすし、全然文学的だとは思えない。本書のように犯罪も日常も同じ次元にあるという前提こそが小説としてのリアリティと説得力になっている。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
井上荒野さん、他にも数冊読んで 好みだったけれど、、今回はどうにもこうにも。父親を母親が殺すという所から始まるのだけれど、その後は家族4人の過去や思いが散文的にダラダラと続くばかりで、殺人は何処へやら。こういうのを如何にもな感じで“日常に潜む歪み云々”とか言うのかも知れないけれど、私的には単純に“つまらない”としか感じられず。面白そうな題名だと思ったのになぁ、残念。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年5月22日に日本でレビュー済み
母が父を殺した。
緊急事態なはずなのに、妙に淡々と語らう家族。
ありえないのに、ありえるかもしれないと思える現代の家族像。
8つの短編によって描き出される家族。

夫を殺めるにいたった妻の鬱屈した心。
その母を認めたのか許したのか冷静に対処する3人の子どもたち。
家庭内にある、緊張と、緩慢。
不安感、寂寞とした空気が充満していったのかと思える、この時に至るまでの挿話。

不思議な気分で読み終えた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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