新品:
¥1,236 税込
無料配送5月25日 土曜日にお届け
発送元: Amazon
販売者: 月夜野ストア
¥1,236 税込
無料配送5月25日 土曜日にお届け
詳細を見る
または 最も早い配送 本日中にお届け(7 時間 1 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
残り3点 ご注文はお早めに 在庫状況について
¥1,236 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
価格
小計
¥1,236
小計
初期支払いの内訳
レジで表示される配送料、配送日、注文合計 (税込)。
出荷元
Amazon
出荷元
Amazon
販売元
(296件の評価)
販売元
(296件の評価)
支払い方法
お客様情報を保護しています
お客様情報を保護しています
Amazonはお客様のセキュリティとプライバシーの保護に全力で取り組んでいます。Amazonの支払いセキュリティシステムは、送信中にお客様の情報を暗号化します。お客様のクレジットカード情報を出品者と共有することはありません。また、お客様の情報を他者に販売することはありません。 詳細はこちら
支払い方法
お客様情報を保護しています
Amazonはお客様のセキュリティとプライバシーの保護に全力で取り組んでいます。Amazonの支払いセキュリティシステムは、送信中にお客様の情報を暗号化します。お客様のクレジットカード情報を出品者と共有することはありません。また、お客様の情報を他者に販売することはありません。 詳細はこちら
¥151 税込
ポイント: 2pt  (1%)  詳細はこちら
■通常24時間以内に出荷可能です。■クリーニング済み。■中古品ではございますが、良好なコンディションです。■万が一品質に不備があった場合は返金対応。■防水梱包です。■決済は、クレジットカード、コンビニ決済・ATM・ネットバンキング・Edy払いがご利用可能です。 ■通常24時間以内に出荷可能です。■クリーニング済み。■中古品ではございますが、良好なコンディションです。■万が一品質に不備があった場合は返金対応。■防水梱包です。■決済は、クレジットカード、コンビニ決済・ATM・ネットバンキング・Edy払いがご利用可能です。 一部を表示
配送料 ¥256 5月25日-26日にお届け
詳細を見る
または 最も早い配送 明日 5月24日にお届け(10 時間 6 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
残り1点 ご注文はお早めに 在庫状況について
¥1,236 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
価格
小計
¥1,236
小計
初期支払いの内訳
レジで表示される配送料、配送日、注文合計 (税込)。
この商品は、古本買取本舗 ※通常24時間以内出荷。 が販売、発送します。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

米中もし戦わば 単行本 – 2016/11/29

4.4 5つ星のうち4.4 424個の評価

{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,236","priceAmount":1236.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,236","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"2Ii3xuXepME9ezzDPIkYjvqd%2BFQYPsSe9AJ3uHBEmEWdAz4Tj10xjbFmlUOEzlArSaAJV9qnydOjnCvgN5iQ5GYOjI3%2B0tGkP8Y3uA%2FmICZ3F8Owx3EHK02nPRW3h5nHiemHXjf4ym7S5ro19giV8l5ifguAODm%2BVUJNO%2FdewxlGvWgqn%2BcAkw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥151","priceAmount":151.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"151","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"2Ii3xuXepME9ezzDPIkYjvqd%2BFQYPsSebQtJl0atyKZa8jZV9OHd48Na5ec5mjgJnQEzpEWlFRR%2B%2FZur%2BxFL7umX42oK%2FmMUpZpt2MXbcDWGGDOkgiiEseS3pbBOgBbATvMDPt6Iawi2ZsLtEJ4MQMxgp6l4edb%2BFLJ3LcGHhj9cYYEEIZqsgA%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}

購入オプションとあわせ買い

◆トランプ政策顧問が執筆!◆
フジテレビ「新報道2001」(11・27)、東洋経済オンライン(11・28)で紹介!
・経済成長のために必要な原油の中東からの輸送ルートは、太平洋地域の制海権をもつアメリカによって抑えられている。
・空母と同盟国の基地を主体にした米軍に対抗するため、安価な移動式のミサイルで叩くという「非対称兵器」の開発を中国は進めてきた。
・南シナ海や尖閣諸島の海底に巨大な油田が発見された。
・南シナ海や尖閣諸島を囲む第一列島線。その内側の制海権を中国は握りつつある。
・歴史上、既存の大国と台頭する新興国が対峙したとき、戦争に至る確率は70%を超える。

経済、政治、軍の内情……。
最前線の情報をもとに、米中戦争の地政学を鮮やかに読み解く。
トランプの政策顧問による分析で、日本の未来が見えてくる!

解説:飯田将史(防衛省防衛研究所 地域研究部 中国研究室 主任研究官)

【目次】

■第一部 中国は何を狙っているのか?

第1章 米中戦争が起きる確率
第2章 屈辱の一〇〇年間
第3章 なぜマラッカ海峡にこだわるのか?
第4章 禁輸措置大国アメリカ
第5章 中国共産党の武力侵略

■第二部 どれだけの軍事力を持っているのか?

第6章 軍事費の真実
第7章 第一列島線と第二列島線
第8章 「空母キラー」の衝撃
第9章 地下の万里の長城
第10章 マッハ10の新型ミサイル
第11章 機雷による海上封鎖
第12章 深海に潜む核兵器
第13章 ヨーロッパの最新軍事技術を手に入れる
第14章 小型艦が空母戦闘群を襲う
第15章 第五世代戦闘機の実力
第16章 宇宙戦争
第17章 サイバー戦争
第18章 国際世論の操作
第19章 「非対称兵器」が勝負を分ける

■第三部 引き金となるのはどこか?

第20章 台湾という不沈空母
第21章 問題児・北朝鮮
第22章 尖閣諸島の危機
第23章 ベトナムの西沙諸島
第24章 南シナ海の「九段線」
第25章 排他的経済水域の領海化
第26章 水不足のインド
第27章 火の付いたナショナリズム
第28章 地方官僚の暴走
第29章 中露軍事同盟の成立

■第四部 戦場では何が起きるのか?

第30章 質の米軍vs. 量の中国軍
第31章 米軍基地は機能するのか?
第32章 中国本土への攻撃
第33章 海上封鎖の実行
第34章 どんな「勝利」が待っているのか?

■第五部 交渉の余地はあるのか?

第35章 米軍はアジアから撤退すべきか?
第36章 中国の経済成長は何をもたらすのか?
第37章 貿易の拡大で戦争は防げるのか?
第38章 核抑止力は本当に働くのか?
第39章 中国との対話は可能か?
第40章 「大取引」で平和は訪れるのか?

■第六部 力による平和への道

第41章 「戦わずして勝つ」唯一の方法
第42章 経済力による平和
第43章 軍事力による平和
第44章 同盟国を守り抜く
第45章 中国の脅威を直視する

■解説 飯田将史(防衛省防衛研究所 主任研究官)
「日本の安全をどう守るのか」
続きを読む もっと少なく読む

よく一緒に購入されている商品

¥1,236
最短で5月25日 土曜日のお届け予定です
残り3点 ご注文はお早めに
この商品は、月夜野ストアが販売し、Amazon Fulfillment が発送します。
+
¥2,979
最短で5月25日 土曜日のお届け予定です
残り3点 ご注文はお早めに
この商品は、Apex-essenceが販売し、Amazon Fulfillment が発送します。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
詳細
追加されました
spCSRF_Control
これらの商品は、それぞれ別の出品者から販売、発送されます。
一緒に購入する商品を選択してください。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2016/11/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/11/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 412ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4163905677
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4163905679
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.3 x 2.5 x 19.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 424個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
ピ−タ−・ナヴァロ
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
424グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2020年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年のアメリカ大統領の言動の源がここにありました。
西部開拓時代の俺たちの民主主義と言うような感じの拳銃片手のトランプ氏は、
この本の事例を突きつけられ、他国とは言いません、他人に対する自分を今は、正直にお披露目しています。
アメリカの国力が徐々に低下し、対する中国の軍事、経済、交渉術、情報搾取術などなど
急激に膨張、巨大化してきました。
国際基準の通用しない中国のやり方に、いかにして対抗するか?
答えの出せない事例の設問を通して、今できる方法を専門家が述べているのは、とても役立つ情報です。
我々日本も、他人事とおもわず、設問に、具体的な方法を考えなければならないと思いました。
機雷と潜水艦に対する考えは、日本がもっと力を入れなければならない事でしょう。
中国のすぐ近くの小さな隣国の抵抗と言おうか抑止力と言おうか?力になる事です。
中国が豊かになれば、国民が目覚めると言う事は、ありえない夢物語になりました。
外交的に国際的約束をしても、平気で破る中国
(約束事は、都合の良い時だけ、守れば良いと言う考えだから集団とは約束しないで個々に交渉する)
同じくアメリカも都合により、変更するのでなく、力で廃止する。
龍虎会いまみえる状況だけなら良いのですが、周りでうろちょろして、
餌を狙っている狐のような我々にとって、どちらにつくか?何が利益か?考えさせられた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は素晴らしいの一言です。
2020年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 米共和党トランプ大統領の補佐官を務めるピーター・ナバロ氏による中国分析の本です。本書を読みますと、独裁国家中国の内情が薄っすらと見えてきます。
【中国の拡大膨張路線の理由と狙い】
■〔理由〕①帝国主義列強の軍事支配を受けたというトラウマ…中国の軍拡の背景の一つに、1839年アヘン戦争~1945年日中戦争終結までの「屈辱の100年間」に帝国主義列強の軍事支配を受けたというトラウマがある。②海峡封鎖に対する貿易途絶の恐怖心…中国が輸入する石油の70%は“マラッカ海峡”を通る。中国はGDPの50%以上を貿易関連が占めていて輸出に大きく依存している為、「メイドインチャイナ」製品の80%は海上輸送されていて、マラッカ海峡以外にも“スエズ運河”、“ジブラルタル運河”といったチョークポイントを通過しなければならない。これらの海峡を封鎖されることに対する貿易途絶の恐怖心がある。
■〔狙い〕③中国の国際通商路を確保する為の世界的制海権獲得構想…「中国海軍の父」劉華清は、「(中国の)国際通商路を守るのは最終的に中国海軍が担うことになるだろう」との考えの下、世界的制海権獲得構想を展開。
ⅰ)「接近阻止・領域拒否」戦略…(中国の戦略は米海軍を戦闘で打ち負かすのではなく、アジア海域で作戦行動を行う米艦艇のリスクとコストを上げることによって、米政策決定者がアジアへの介入を躊躇するよう仕向けること、ホワイトハウスの戦略的・政治的計算法を変化させ、(すでに戦争に疲れている)米に、戦わずして撤退させるという、「戦わずして勝つ」ことを狙っている。そして、そもそも紛争が起きないように「立ち入り禁止区域」を設けることを目指している。)〔第一段階〕…第一列島線(鹿児島~沖縄~台湾~フィリピン~マレーシア~ベトナムを結ぶ線。第一列島線上には米軍基地が多数ある。)迄の中国軍艦の自由な航行と米艦艇の“領域拒否”。〔第二段階〕…第二列島線(伊豆半島辺り~グアムまで南下~インドネシアを結ぶ線。グアムにも米軍基地がある。)迄の中国軍艦の自由な航行と米艦艇の“接近阻止”。〔第三段階〕…2050年までに世界的な制海権を獲得するという構想。
ⅱ)「米のインド・太平洋三本戦略」とそれに対する中国の「対米・対抗三本戦略」…〔米のインド・太平洋三本戦略〕(1)空母戦闘群の圧倒的な戦力によって制空・制海権を確保する。(2)攻撃の起点・ロジスティクスの拠点となる大規模な基地を第一、第二列島線上の数か所に配置。(3)戦場の状況認識を可能にする最先端の人工衛星システム「C4ISR」(指揮(Command)、統制(Control)、通信(Communication)、コンピュータ(Computer)の4つのCと、情報(Intelligence) 、監視(Surveillance)、偵察(Reconnaissance)のこと)の運用。〔中国の対米・対抗三本戦略〕…(1)米の非常に高額な空母戦闘群及び基地を破壊ないし無力化する能力を持った“非対称兵器”(それらが破壊しようとしている対象に比べて非常に安価なコストで製造できる兵器のこと。空母の値段約1兆円に対してミサイル約数億円程度)を大増産する。(2)将来的に米軍を量的に凌ぐことを目的として、空母戦闘群を大量生産する。(3)米の人工衛星システムの破壊、および中国自身の人工衛星ネットワーク構築によって制宙権を握り、米の「C4ISR」優位を打破する、というもの。
最終的に「アジアの近隣諸国を支配し、アメリカを遠ざけるというのが理想的」である。中国共産党の目標は中国の存続ではなく、共産党支配の存続である。
【どのくらいの軍事力を持っているのか?】
①対艦弾道ミサイル「空母キラー」東風21号…1600㎞離れた所から発射したミサイルを時速55㎞で走る空母(5000人が乗艦)に命中させることが出来る衝撃の“非対称兵器”。②地下の万里の長城…中国の地下に全長5千㎞に渡って縦横に伸びた地下トンネル型ミサイル発射施設。施設から施設までトラックやトンネル内鉄道により100㎞/hで移動可能。米監視衛星による発射口特定とそれによるミサイル破壊が困難。(3千発の核弾頭が貯蔵されている可能性あり。米露両国が新STARTにより保有を許された核弾頭総数に匹敵。)③マッハ10の極超音速滑空ミサイル…音速の十倍の速度で飛行。大気圏突入後に機体を引き起こすことが出来る為、水平に近い角度での目標接近が可能。弾道ミサイルに比べて探知が遅れ迎撃が困難。④道路移動式大陸間弾道ミサイルDF-31B…中国の急峻な山岳地帯での輸送・隠匿を考えた特別設計。移動式の為、紛争時にその位置を追跡し攻撃することが非常に困難。⑤高性能機雷…中国推定5万発を保有。機雷は除去にかかる時間と心理的恐怖によって領海への接近阻止が可能な典型的“非対称兵器”。⑥潜水艦…中国は最大射程1万2千㎞の弾道ミサイル「巨浪2号」を16発搭載できる094型原子力潜水艦を推定5隻保有。また、非大気依存推進システム採用で最長2週間以上潜航出来る最新式ディーゼル電気方式潜水艦の建造や吸音タイルと超静音プロペラ採用のロシア製ラーダ級潜水艦も4隻発注するなど、合計(推定)80隻前後の潜水艦を保有。潜水艦は「接近阻止・領域拒否」戦略を実行する為の究極の受動攻撃型兵器。⑦022紅稗型小型ステルスミサイル艇…全長45m、2発の巡航ミサイルを搭載し時速75㎞で航行可能。米空母や護衛艦のイージスシステムに飽和攻撃を加えて圧倒するという想定の下、このミサイル艇を大量生産している。“量も質の内”である。⑧第5世代戦闘機…成都J-20…F22とF35の性能を併せ持つ多用途戦闘機。成都J-31…F35似のコンパクト設計。艦載機と思われる。これらの戦闘機設計技術は従来のスパイ技術とサイバースパイ行為によって米から盗んでいる。⑨宇宙戦…(実戦となった場合、宇宙というこの究極の戦略的高地を確保した側が確実に勝利する。)ⅰ)北斗衛星測位システム。30基の静止・非静止衛星で全世界をカバーする予定。ⅱ)威圧・抑止及び実戦用兵器として通常・核兵器の宇宙空間への配備を画策。ⅲ)米衛星の無力化。直上式人工衛星攻撃ミサイルを使って破壊したり、米衛星通信の妨害、高エネルギーレーザーを使って一時的に米衛星の目を眩ませたりする等。⑩10万人サイバー部隊(軍)によるハッキング…〔平時〕…民間企業や先進国から知的財産や防衛機密を盗み自国の経済と軍事力を強化+競合国の経済と軍事力を弱体化させる。〔戦時〕…ⅰ)敵国の重要インフラ(航空管制ネットワーク、配電網、金融システム、鉄道)、(軍-民)航空機、ミサイル、(軍-民)船舶、戦車を破壊・使用不能または行き先を勝手に変える。ⅱ)軍事通信の傍受・妨害等。
【米中軍事予算比較】
■中国年間2000億ドル。米その3倍だが世界6方面に戦力を配備しなければならない。対して中国はアジア地域での戦力配備だけに焦点を絞っている。さらに中国は兵士人件費も兵器製造コストも安い上に、新兵器設計図をハッカーを使って盗み、外国から購入したテクノロジーを分解・技術模倣しているので、軍事研究費や新兵器システム開発費がほとんどかからない。中国は米よりもずっと安い金額で軍事力増強が出来てしまっている。
【目標達成の為の中国の戦術】       
①世論操作戦術「三戦(心理戦、メディア戦、法律戦)」…ⅰ)心理戦…相手国とその国民を脅して混乱させて、またその他の方法でショックを与え反撃の意思を挫く手法。ⅱ)メディア戦…国内外の世論を誘導し騙され易いメディア視聴者に中国側のストーリーを受け入れさせる。ⅲ)法律戦…現行の法的枠組みの中で国際秩序のルールを中国の都合のいいように曲げる、書き換える。(例:次項②参照。)②“排他的経済水域”(EEZ)の“領海”化…中国は国連海洋法条約を無視して「航行と上空通過の自由は排他的経済水域内(EEZ)でも制限される」という勝手な考えを展開し、これを法的根拠と言い張って米軍艦・軍用機に対して行っている威嚇行動を正当化している。
【実戦想定シミュレーション:米軍基地が中国によって攻撃を受けた場合の米の二つの戦略】
①エアシーバトル…「中国本土から米軍艦・基地へのいかなる非核攻撃に対しても通常兵器でダイレクトに中国本土に攻撃を仕掛ける」というもの。(米の前進基地をたたいても“中国本土は攻撃されない聖域”と相手に思わせない)非常に強い抑止力になるものの、ひとたび戦火が開かれると急激に核戦争にまで発展する危険性が高いという指摘がある。②オフショアコントロール…「米軍艦・基地へ攻撃がなされた場合、経済が海上貿易に大きく依存している中国に対し、第一列島線以東の海を潜水艦や機雷などを使って海上封鎖し経済的に兵糧攻めにする」というもの。〔メリット〕…様々な方法で圧力を段階的に高められ、本格的な戦闘が始まる前に紛争当事国同士が交渉を始める為の十分な時間と空間を確保出来る。〔デメリット〕…ⅰ)中国は現在の海上封鎖に対する脆弱性をカバーする為に陸上貿易ルート「新シルクロード経済ベルト」を急ピッチで開発中である。ⅱ)米艦船はミサイルの射程外へ逃れても日本、韓国、グアムにある米軍基地はミサイル猛攻撃の標的として残される。基地の海・空軍力、後方支援能力が深刻なダメージを受ければ第一列島線以東に「立ち入り禁止区域」を設けることは不可能。ⅲ)海上封鎖が中国の経済・政治情勢に効いてくる迄にかなり時間がかかり、米も主要同盟国も相当の経済的ダメージを受ける為、同盟国同士の足並みに乱れが生じかねない。ⅳ)封鎖という持久戦術がかえって中国に既成事実化への道を開きかねない。→中国本土への直接攻撃を選択肢から完全に外してしまうのは得策ではない。したがって、(中国本土にいきなり直接ミサイルを撃つのではなく、高高度長距離ステルス爆撃機を開発し、中国本土を爆撃するまでの滞空時間を設けつつ(場合によっては引き返させるという選択肢も持たせられる)攻撃するなどのパターンを導入した)エアシーバトルとオフショアコントロールのハイブリット戦略という方法も検討すべきである。
【中華人民共和国発足(1949年)から現在に至るまでの中国の近隣諸国に対する行動】
①1950年、鉱物資源に富んでいるチベット及び東トルキスタン(現 新疆ウイグル自治区)を侵略。②同年、朝鮮戦争にも参戦。③1962年、中国のインド侵攻による中印戦争。④同年、核戦争の瀬戸際まで行った中ソ国境紛争。⑤1974年、南ベトナムから西沙諸島を奪い取る。⑥1979年、ベトナム侵攻。⑦1988年、南沙諸島の領有権を主張してベトナムと衝突し、その後、実効支配。⑧1994年、フィリピンからミスチーフ礁を奪取。⑨1995年、台湾初の民主的総統選挙に不当に圧力をかける為、威嚇射撃的ミサイル実験を実施、同時に軍事演習も行う。(この第3次台湾海峡危機は、米国が2つの空母戦闘群を派遣したことで収まった。)⑩2001年、南シナ海の航行と上空飛行の自由をめぐって米中が衝突。(「海南島事件」…中国の戦闘機と米の偵察機EP-3が空中衝突した事件。さらに米海軍と中国海軍の衝突は2009、2013、2014年にも起こっている。中国の有害な現状変更意図の存在は明らかである。)⑪東シナ海・尖閣諸島は1895年以来日本施政下にあるが、1960年代末に大量の石油、天然ガス埋蔵の可能性が判明して以来、中国が領有権を主張している…。
【交渉の余地はあるか?】
①地方官僚の暴走…中国政府は共産党が支配する一枚岩的な組織というイメージだが、実際は地方官僚が独自の判断で私腹を肥やすなど、官僚、産業、軍、地方が財閥、軍閥のような形となっていて地方官僚がしばしば中央の決定に反して挑発的な行動をとることがある。また、官僚機構も破綻していて、例えば、北朝鮮問題を扱うのは対外的には「中国外交部」だが、実際は人民解放軍から情報を受けた上で「中国共産党中央対外連絡部」が行っている。したがって交渉相手を間違えると何の成果も得られないということになる。(例:次項②参照。)
②2012年スカボロー礁をめぐる中比間領有権紛争…米の仲介によって「中国とフィリピン双方がスカボロー礁から撤退し、その上で交渉によって平和的に紛争解決の努力をする」ということで両国は休戦協定に合意したが、フィリピンが協定通り撤退すると中国はスカボロー礁に入ってこれを実効支配してしまった。(公然と国家間の協定を破る中国と交渉する余地はあるか?…不可能とは言わないが極めてに難しい。だからこそ、我々は別の手段で平和を模索する必要がある。…最終部「力による平和への道」へ。)

というのが、第一、二部を中心とした本書の中国の内情分析部分の抜粋です。この他に第三部では、米中にとっての台湾の重要性(P140)、中国が北朝鮮を支援し続ける理由と有事の可能性(P146)、尖閣問題で米が核の傘を日本に提供できなかった場合の二つのシナリオ(P156)、南シナ海における九段線とは?(P172)、中国共産党の国内の不満を国外に逸らす為の陽動外交政策(P199)、第五部では、独裁国家から民主的国家へ移行させる力が貿易・経済的関与にはあるのか?(P277)、そして、最終第六部「力による平和への道」では、戦わずして勝つ唯一の方法(P324、347)、中国の考える総合国力とは?(P325)、経済力(P332)・軍事力(P340)・外交力(P351)による平和、中国の対米政治プロセスへの侵入実態(ロビー活動)(P360)、西側民主主義国において「対中戦争の可能性について考えるべき」という政治的合意を阻んできた元凶とは?(P369)等々、とても盛沢山な内容でした。テレビのニュースなどでは決して得られない中国の現在の基本的な内情が大体分かりとても参考になりました。また、日本の自衛隊の今の戦力だけでは中国の軍事力には全く歯が立たちそうにないというかなり厳しい現実も知り、凄く不安を覚えました。またさらに、戦後、50年とか100年とかいう長い時間をかけた、目に見えない所でゆっくり進行する他国(共産主義“勢力”)による侵略の過程を私達は平和と呼んでいたのかも…しれない…とも思いました。「今ならまだ間に合う」とナバロ氏も仰っているように、戦後、私達は国防という概念を何処かに置き忘れて性善説で物事を考えるようになってしまっていましたが、経済や国の行く末を考える時に貿易の相手を間違えると、その相手国に国を滅ぼされかねないということを、肝に銘じておかなければならないと思いましたし、東トルキスタン(現 新疆ウイグル自治区)やチベットみたいに国がなくなって日本人がみな人権の全く無い〇隷のような扱いを受けるようになるかもしれないという事態が、全く荒唐無稽な話ではないという危機感を持って、日本人は…国の行く末を考えなければならないのでは…ないかな…?等々、とも思いました。今回も、凄く勉強になりました。有難う御座いました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
積んでおいたのをやっと読みました。
アメリカ側の記述なので、アメリカの戦略、中国軍の脅威を煽りに煽ぎあげる戦略を正したほうが平和になる、物騒な雰囲気にならないとは思われます。
このような本は、なんらかのミッションを帯びているので割り引いて読むことが必要ということです。

タイトルのように、この本から得たのは、人工衛星から丸見えの日米の地上軍事拠点は標的になりやすく、対して中国の地下、海洋基地の充実は脅威であるということと、米露は過去の削減交渉という縛りがあるが、中国は軍拡の妨げはないことの認識です。
あと、ひとつの標的、同じ座標の、米、日本イージス艦、空母、基地に対し、同時に一発でも当たればいい計100発の、固定基地、海洋基地、移動式、艦載、潜水艦からミサイル発射は物理的能力的に可能だが、これを全て確実に迎撃できるシステムはない、くれぐれも一発でも着弾すればいいのだ。

また、日本は自前の軍隊を整備したほうが、親方アメリカのためにも世界平和のためにも、もちろん日本のためにもよいと思われます。アメリカに頼らない自前のミサイル迎撃システム構築、イージス艦、戦闘機、潜水艦開発などでしょうか。

憶測ですが、冷戦期の米ソの核弾頭は本当にあれだけの、地球を何度も破滅させるだけの数があったのか、恐怖を煽って支配しやすくしてただけじゃないの、というような疑問から考えても、この本の半分はアメリカ側、いや結局米中共同の煽りだろうが、米ソから米中に変わっただけの、相変わらずのパワーゲーム、二極共同支配なだけの、その支配下にある我々日本は恐怖のシナリオに乗せられることしかできないのだwww

また、未来の戦争として今までと違い、ロボット同士が戦うとか、アフリカ、途上国、中国、インドの人口減らしとか、のような、
まあ、欧米の人口が劇的に減るwww
ことがない戦争のような気がする。

ただいつまでも変わらないことは、中国は周囲を他国に囲まれ、太平洋に出るにはロシア、日本からインドまで包囲されているという覇権国になるには最悪の状況であることである。

ただ、それも反重力、宇宙戦艦wwwが開発されるまでは、SFだが、いつかは遠くない未来に、孫世代くらいには開発されるwww

そして結局、日本人としてはっきり認識すべきなのは、有能で勤勉で理性的で道徳的な黄色人種としてしか、生きる術、選択肢はない、世界から求められていないのだあああーーーwww
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安いからと中国のソフト開発会社を使う企業が多いですが、この本は今日(2021年)に話題になっているLineの情報漏洩問題を予見していました。
もう一度読み返そうと思っています。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート