まだ半分くらい読んでる途中なんだけど、アマゾンがレビュー書いてくれってメールがきたので、では。
小川洋子さんの作品に少しだけ長野まゆみさんを二、三適垂らしたような。小川洋子さんの小説が好きな人はこの人の作品も好きだと思う。本屋さんで初めのほうをパラパラめくってみて、読みたいけど、紙の本を買うのはなぁ…と思ったので、今回はKindle版を買いました。Kindleにしてよかったです。
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くちなし 単行本 – 2017/10/26
彩瀬 まる
(著)
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購入オプションとあわせ買い
遠ざかるほど、愛に近づく
別れた愛人の左腕と暮らす「くちなし」
運命の相手の身体には、自分にだけ見えるは花が咲く「花虫」
好きな人が、ほかの女性のために作る「愛のスカート」
獣になった女は、愛する者を頭から食らう「けだものたち」
崩壊した家庭の妻が、少年を買う「薄布」
夫を亡くした妻が茄子色に髪を染める「茄子とゴーヤ」
皆が出産する世界で自分だけが生き残ってしまう「山の同窓会」
繊細に紡がれる、全七編の傑作短編集。
別れた愛人の左腕と暮らす「くちなし」
運命の相手の身体には、自分にだけ見えるは花が咲く「花虫」
好きな人が、ほかの女性のために作る「愛のスカート」
獣になった女は、愛する者を頭から食らう「けだものたち」
崩壊した家庭の妻が、少年を買う「薄布」
夫を亡くした妻が茄子色に髪を染める「茄子とゴーヤ」
皆が出産する世界で自分だけが生き残ってしまう「山の同窓会」
繊細に紡がれる、全七編の傑作短編集。
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2017/10/26
- ISBN-104163907394
- ISBN-13978-4163907390
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2017/10/26)
- 発売日 : 2017/10/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 215ページ
- ISBN-10 : 4163907394
- ISBN-13 : 978-4163907390
- Amazon 売れ筋ランキング: - 421,824位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,054位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実世界と、対比しながら読み進めている自分がいました。時々読むのを止めて、考え込んだり、絵を想像しながら読んだり。普通の小説の読み方、以外の楽しみ方ができるような気がします。
2018年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不思議な味わい。ゆっくり読んだ方がいい。日本の文化、といっていいのかわからないけれど、この繊細さは大切にしたい
2021年3月14日に日本でレビュー済み
くちなし、自分はすごくすきでした。
私も好きな人の一部がほしい。
愛しすぎると、その人の一部が欲しくなるのではないですか。
そして、終わっても一部といれたらいいとおもう。
本当に苦しくなるけど終わりも好きでした。
他のお話も好きでした。
川上弘美さんのような、雰囲気も思いました。ただ、もう少し鋭いかな。
私だけの個人的な思いです。
私も好きな人の一部がほしい。
愛しすぎると、その人の一部が欲しくなるのではないですか。
そして、終わっても一部といれたらいいとおもう。
本当に苦しくなるけど終わりも好きでした。
他のお話も好きでした。
川上弘美さんのような、雰囲気も思いました。ただ、もう少し鋭いかな。
私だけの個人的な思いです。
2022年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ストーリーの設定に慣れるのに少し時間がかかった。慣れたと感じた時には、各物語の終盤に差し掛かっていることが多かった。
2018年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近本を読み始めた者です。こんな表現の仕方があるのか、と読みながらとても新鮮に思いました。
私は「くちなし」愛し方の違いを表現していると感じました。「花虫」恋に堕ちる時のあの感覚を、花に例えていると感じました。
「けだものたち」男と女が逆転したような、ところどころに散りばめられたなまめかしい表現が好きです。私も若い頃、怪物のような女だった。
中でも「花虫」には涙がこぼれました。私も偽物の愛でもいいから、今の幸せが覚めないで欲しいと願います。読み終わり、愛って、優しくて、苦しくて、いびつだと思いました。
私は「くちなし」愛し方の違いを表現していると感じました。「花虫」恋に堕ちる時のあの感覚を、花に例えていると感じました。
「けだものたち」男と女が逆転したような、ところどころに散りばめられたなまめかしい表現が好きです。私も若い頃、怪物のような女だった。
中でも「花虫」には涙がこぼれました。私も偽物の愛でもいいから、今の幸せが覚めないで欲しいと願います。読み終わり、愛って、優しくて、苦しくて、いびつだと思いました。
2018年6月26日に日本でレビュー済み
表題作「くちなし」、「花虫」、「愛のスカート」、「けだものたち」、「薄衣」、「茄子とゴーヤ」、「山の同窓会」の7編からなる短編集。
高校生直木賞の帯に惹かれ購入。
「くちなし」別れる記念品に相手の腕をもらうという展開。
「花虫」体内に寄生した虫が愛をはぐくみ、死期を悟らせるという展開。
「愛のスカート」愛情をスカートを作成することで成就させるという展開。
他、みなどことなく淋しくて、悲しくて、でも、充足していて・・・・・。
買ってよかったです。
読めてよかったです。
この作品を評価した高校生がすごいと思いました。
著者のこれからもとても楽しみです。
高校生直木賞の帯に惹かれ購入。
「くちなし」別れる記念品に相手の腕をもらうという展開。
「花虫」体内に寄生した虫が愛をはぐくみ、死期を悟らせるという展開。
「愛のスカート」愛情をスカートを作成することで成就させるという展開。
他、みなどことなく淋しくて、悲しくて、でも、充足していて・・・・・。
買ってよかったです。
読めてよかったです。
この作品を評価した高校生がすごいと思いました。
著者のこれからもとても楽しみです。
2018年3月1日に日本でレビュー済み
表題作の他、「花虫」、「愛のスカート」、「けだものたち」、「薄衣」、「茄子とゴーヤ」及び「山の同窓会」の全7つの短編を収録した異色恋愛短編集。私は作者の作品は初読だが、本作に収録されている短編は、巧妙な恋愛小説「愛のスカート」を除くと、単なる恋愛小説とは乖離しており、男(夫)や(特に主婦の)日常生活に対する日頃の女性の鬱積を晴らすかの様な凄みがある。
描かれている世界がそもそも異世界であったり、愛情や幸福感の源が体内に存在する「虫」の様な"異形の何もの"かであるとか、女性が白蛇や鳥に変身して男を喰ってしまうとか、恋愛短編集というよりは奇譚集と呼ぶのが相応しい内容である。また、表題作名からも窺い知れる通り、様々な草花の話が書き込まれているが、これは女流作家らしいというよりは、醜い動物よりは清廉な植物指向という表れだろう。作中に登場する女性が(殆どの)大人の男に嫌悪を抱くのとは対照的に、美少年に好意を持つ点も同じ指向だろう。もっとも、植物も動物の死骸を栄養分として育つので、必ずしも清廉でも綺麗でもないのだが。
植物指向なのだが、それでも人間が植物の如く連綿と続いて行く事を作者が内心望んでいる様な気がした。男の私にとっては微妙な作品・作家であり、本作の意匠は正確には掴めないのだが、これからチョット気になる作家となりそうである。
描かれている世界がそもそも異世界であったり、愛情や幸福感の源が体内に存在する「虫」の様な"異形の何もの"かであるとか、女性が白蛇や鳥に変身して男を喰ってしまうとか、恋愛短編集というよりは奇譚集と呼ぶのが相応しい内容である。また、表題作名からも窺い知れる通り、様々な草花の話が書き込まれているが、これは女流作家らしいというよりは、醜い動物よりは清廉な植物指向という表れだろう。作中に登場する女性が(殆どの)大人の男に嫌悪を抱くのとは対照的に、美少年に好意を持つ点も同じ指向だろう。もっとも、植物も動物の死骸を栄養分として育つので、必ずしも清廉でも綺麗でもないのだが。
植物指向なのだが、それでも人間が植物の如く連綿と続いて行く事を作者が内心望んでいる様な気がした。男の私にとっては微妙な作品・作家であり、本作の意匠は正確には掴めないのだが、これからチョット気になる作家となりそうである。