かなり壮絶な幼少期からの生い立ち(生まれ持った気質もあるとは思うが)が闘争心溢れるテニススタイルに繋がっていることがわかった。一方努力を重ねた結果、幸運に恵まれることもあったようだ。たゆみない努力と挫けない心と少しの幸運と人との出会いが生涯グランドスラムを達成するテニスの大スターを育てたことがわかる良書。この本は彼女の引退前に書かれているので、ピークを過ぎた葛藤や、引退を決断する心境などは書かれていない。
ただ、私はシャラポアが好きな選手のひとりだったので、興味深く、一気に読み進めることができた(翻訳も良く読みやすい)ので星5つ。

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マリア・シャラポワ自伝 単行本 – 2018/6/29
貧しい少女時代、いじめ、ステージパパ、遅い初恋、世界一への道、そしてドーピング騒動。
「わたしの人生に何が起きたのか、あなたに知ってほしい」(マリア・シャラポワ)
全米で話題騒然の自伝、遂に日本上陸!
ナブラチロワは、わたしの父にこう言った。「お嬢さんには才能がある。アメリカへやりなさい」。
父は6歳だったわたしとともにロシア脱出を決意。全財産に借金を加えた700ドルを握りしめ、テニスの聖地・フロリダ目指し、旧式ジェットに飛び乗った。しかし、言葉も話せない貧しい外国人父娘は、セレブ子女が集う現地テニススクールで冷たくあしらわれる。勝負に友だちはいらない。とにかく上手くなりたい。どんな相手にも勝ちたい。お腹を空かせてボロボロのウェアで死ぬ気で練習に励んだ末、遂に有力エージェントから目をかけられる。
そして、運命を変えたのが17歳のとき。小娘に過ぎなかったわたしが、憧れの女王セリーナ・ウィリアムズを打ち負かし、まさかのウィンブルドン優勝を果たしたのだ。あたらしい女王の誕生に、世界中が熱狂した。恋愛、買い物中毒、怪我、コーチとの確執……その後は、どんなことが起きても乗り越えてきた。
一通のメールが、ふたたびわたしを人生のどん底に突き落とすまで----。
「わたしの人生に何が起きたのか、あなたに知ってほしい」(マリア・シャラポワ)
全米で話題騒然の自伝、遂に日本上陸!
ナブラチロワは、わたしの父にこう言った。「お嬢さんには才能がある。アメリカへやりなさい」。
父は6歳だったわたしとともにロシア脱出を決意。全財産に借金を加えた700ドルを握りしめ、テニスの聖地・フロリダ目指し、旧式ジェットに飛び乗った。しかし、言葉も話せない貧しい外国人父娘は、セレブ子女が集う現地テニススクールで冷たくあしらわれる。勝負に友だちはいらない。とにかく上手くなりたい。どんな相手にも勝ちたい。お腹を空かせてボロボロのウェアで死ぬ気で練習に励んだ末、遂に有力エージェントから目をかけられる。
そして、運命を変えたのが17歳のとき。小娘に過ぎなかったわたしが、憧れの女王セリーナ・ウィリアムズを打ち負かし、まさかのウィンブルドン優勝を果たしたのだ。あたらしい女王の誕生に、世界中が熱狂した。恋愛、買い物中毒、怪我、コーチとの確執……その後は、どんなことが起きても乗り越えてきた。
一通のメールが、ふたたびわたしを人生のどん底に突き落とすまで----。
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2018/6/29
- 寸法13.8 x 2.7 x 19.5 cm
- ISBN-104163908625
- ISBN-13978-4163908625
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2018/6/29)
- 発売日 : 2018/6/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4163908625
- ISBN-13 : 978-4163908625
- 寸法 : 13.8 x 2.7 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 366,497位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 51位ロシアのエッセー・随筆
- - 2,228位ノンフィクションのスポーツ
- - 2,232位自伝・伝記
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ50ページぐらいしか読んでいないが、マリア・シャラポワという人物を理解する上で
これ以上のものはないという感じがする。
弱音を吐かない、負けず嫌い、闘争心、物事に立ち向かう姿勢など、これはもう天性のもの
だ。頭脳は明晰かつ慎重。ドーピング問題で風当たりが強く大変なときに、スポンサーのナイキが
シャラポワを捨てなかった理由がこの人間的な魅力にある。美貌や容姿、スタイルだけが魅力
だったということではないということを確信した。とにかく面白い。
この先どう展開していくのか読むのが楽しみだ。
すべての雑念を払い、「相手を倒す」ことだけに執念を燃やす、その姿勢こそがマリア・シャラポ
を形造っているということがよく分かった。アスリートとして極めて当然なことと思うが。
自分のプレーの出来不出来にかかわらず決して態度に表さない、苛立ってもラケットを叩かない、
プレーに一念専心を心掛けるコート上のシャラポワは実に美しいが、この大元となる考え方や生き方が
この本に集約されているのではないか。
ただ何人もコーチを代えていることにはいただけない面もあり残念なことだとは思うが、誠心誠意
尽くしてくれるコーチばかりがいるとも限らないので止む無しか。
ドーピング問題は不運ではあったが、過失による責めは負わなくてはならないが、故意ではない
ということがはっきりしたので良かったと思う。
せめてもう一度グランド・スラムで勝たせてあげたい、と改めて強く思う。
この自伝は心情を赤裸々に包み隠さず正直に、そして精緻によく書かれていると思う。
美貌は生まれつきのものとは思うが、それを維持する上でその精神的な面が支えているところがある
のではないか、というのが、読み終えた後のわたしの感想です、身びいきかもしれないが。
なかなかの人物だと思った。
これ以上のものはないという感じがする。
弱音を吐かない、負けず嫌い、闘争心、物事に立ち向かう姿勢など、これはもう天性のもの
だ。頭脳は明晰かつ慎重。ドーピング問題で風当たりが強く大変なときに、スポンサーのナイキが
シャラポワを捨てなかった理由がこの人間的な魅力にある。美貌や容姿、スタイルだけが魅力
だったということではないということを確信した。とにかく面白い。
この先どう展開していくのか読むのが楽しみだ。
すべての雑念を払い、「相手を倒す」ことだけに執念を燃やす、その姿勢こそがマリア・シャラポ
を形造っているということがよく分かった。アスリートとして極めて当然なことと思うが。
自分のプレーの出来不出来にかかわらず決して態度に表さない、苛立ってもラケットを叩かない、
プレーに一念専心を心掛けるコート上のシャラポワは実に美しいが、この大元となる考え方や生き方が
この本に集約されているのではないか。
ただ何人もコーチを代えていることにはいただけない面もあり残念なことだとは思うが、誠心誠意
尽くしてくれるコーチばかりがいるとも限らないので止む無しか。
ドーピング問題は不運ではあったが、過失による責めは負わなくてはならないが、故意ではない
ということがはっきりしたので良かったと思う。
せめてもう一度グランド・スラムで勝たせてあげたい、と改めて強く思う。
この自伝は心情を赤裸々に包み隠さず正直に、そして精緻によく書かれていると思う。
美貌は生まれつきのものとは思うが、それを維持する上でその精神的な面が支えているところがある
のではないか、というのが、読み終えた後のわたしの感想です、身びいきかもしれないが。
なかなかの人物だと思った。
2022年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の中でもドーピング検査にひかっかった際に、これは心臓の弱い祖父が普通に薬局で購入して飲んでいる薬と、祖父が出てきたので、同じような話だなと思った。
しかし、彼女が言うには、長年服用していた薬がある日、禁止リストに加えられて、毎年メールで送られてくる膨大な禁止リストに入ったことの確認を怠ったということだった。
フィギアスケートのコーチの話にあったが、いつも新しい薬を探している。つまり禁止リストにどんどん入っていくので、それに代わる新しい薬が必要になる。これがロシア人の認識のようだということが分かった。
しかし、彼女が言うには、長年服用していた薬がある日、禁止リストに加えられて、毎年メールで送られてくる膨大な禁止リストに入ったことの確認を怠ったということだった。
フィギアスケートのコーチの話にあったが、いつも新しい薬を探している。つまり禁止リストにどんどん入っていくので、それに代わる新しい薬が必要になる。これがロシア人の認識のようだということが分かった。
2019年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャラポワの幼い頃のストーリーは僅かに知ってました。でもこの本を読むまでは、神様に与えられたものが人より多かった人の美しい苦労話くらいにしか思っていませんでした。この本を読んで、人はどのくらい努力することができるのかを知りました。
2018年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすいのと、波乱万丈過ぎて続きが気になる感じで一気に読めます。
ハングリー精神が半端ない理由がよく分かりました。強い…。
ハングリー精神が半端ない理由がよく分かりました。強い…。
2020年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シャラポアの生い立ちなど、興味深く読むことができた。彼女のテニスとの向き合い方などもとても感慨深いものがあった。
2018年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロシアの妖精シャラポワもいつの間にか30歳に…。これまでのシャラポワのテニス人生か赤裸々に語られています。沢山の困難を克服してきたからこそのテニスに対する姿勢にも納得です。口語体で書かれていて読みやすかったです。ここまで自分の良いことも悪いことも、語ってくれたシャラポワは素敵です。シャラポワは美しいだけでなく強い心と体を持ったアスリートです。