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ある男 単行本 – 2018/9/28
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「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。
人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。
- 本の長さ354ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2018/9/28
- 寸法13.5 x 2.5 x 19.5 cm
- ISBN-104163909028
- ISBN-13978-4163909028
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2018/9/28)
- 発売日 : 2018/9/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 354ページ
- ISBN-10 : 4163909028
- ISBN-13 : 978-4163909028
- 寸法 : 13.5 x 2.5 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,955位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 714位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について

1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。
1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。
以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。
美術、音楽にも造詣が深く、日本経済新聞の「アートレビュー」欄を担当(2009年~2016年)するなど、幅広いジャンルで批評を執筆。2014年には、国立西洋美術館のゲスト・キュレーターとして「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品」展を開催した。同年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
また、各ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。
2019年に映画化された『マチネの終わりに』は、現在、累計58万部超のロングセラーとなっている。
2021年5月26日、長編小説『本心』(文藝春秋社)刊行。
photo: @ogata_photo
–
[受賞歴]
『日蝕』(1999年 芥川龍之介賞)
『決壊』(2009年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞)
『ドーン』(2009年 Bunkamuraドゥマゴ文学賞)
『マチネの終わりに』(2017年 渡辺淳一文学賞)
『ある男』(2019年 読売文学賞)
–
[審査員・選考委員履歴]
三島由紀夫賞(2008年~2019年)
写真の町東川賞(2008年~2017年)
木村伊兵衛賞(2018年~)
芥川龍之介賞(2020年~)
イメージ付きのレビュー

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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だが、原作を読んだ時の感動が大き過ぎたのか、それとも内容はある程度知っていた所為なのか?
やはり原作がいいと思った。
1人の女性が共に暮らしていた夫が急逝して夫の未知なる家族に連絡した。
訪ねてきた義兄が夫の遺影を見て、この人は誰?と言った。
女性は、自分が結婚していた人は誰なのか?と弁護士を訪ねる。
物語は此処から始まる。
調査を開始した弁護士は在日朝鮮人三世の男で彼自身が自分探しをするような調査を始める。
誰の心にも自分が自分で無いような錯覚を覚えることは珍しいことでは無い。
読み進める私は弁護士が訪ね歩いて出会う人々の過去が私の一部であるような錯覚を覚えた。
芥川賞作家の鋭い人間観察は忌憚なく発揮されて一人一人の登場人物に向ける眼には温かさがある。
登場人物の些細な出来事にも挿入歌のような小さな物語がある。
そこが長編と思わせない。そして最終章に胸が締め付けられるような感動の小説であった。
「マチネの終わりに」から連続で読みましたが、個人的にはこちらの世界の方が好きです。
小説の内容が現実にあり得るのか分かりませんが、登場人物はきっとこの日本のどこかに居そうな感じがありフィクションですが現実感もありました。
ミステリー小説のようなテンポはありませんが、自分の好きなペースで読めたので不思議な読書感です。
「面白い」とかそういったシンプルな感想や感情はほとんど出ず、ただ登場人物の心理はどうなのだろうと思いながら読む感じです。
「3勝4敗」
とある登場人物のセリフですが、この年になるとそれ位の勝率の人生でも良いのかも思えるのが不思議です。
映画の100倍面白く、深いです。
私は原作を読んでから映画を観ましたが、つまらなくはなかったけど原作の良さを消している箇所が多くてちょっと残念になりました。
また、内容自体に誤解を与えるような箇所も多く、、、作者はこの映像化で良しとしているの?といささか心配にもなり。
小説の中で私が胸を打たれたのは、ある事情(しかし当人には何お責任もない事情)からどうしても自分を容認できない「男」が、全く別の人間として生き直すことで自分を赦せた、幸せになってもいいと思えたところです。誰でも生まれてきたからには自分を愛して生きていきたいんだと思う、本当は。涙が出ました。