知らなかったことが、わかりやすく書かれていた。職業柄、知っていたこともあるが、詳しく書かれていたので、理解を深められた。
著者の文章は、簡潔で読みやすい。クチコミを見ると、人によっては苦手とあったが、私はこの本の語り口が心地よく、楽しむことができました。
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精神免疫学の世界 こころと体の対話 (文春新書 41) 新書 – 1999/5/20
神庭 重信
(著)
人はなぜストレスから病気になるのか。がんになりやすい性格とは何か? 俗説を排した最先端医学が明らかにする脳と免疫の精妙な対話
- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1999/5/20
- ISBN-104166600419
- ISBN-13978-4166600410
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1999/5/20)
- 発売日 : 1999/5/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 230ページ
- ISBN-10 : 4166600419
- ISBN-13 : 978-4166600410
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,624位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1942年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、出版社、広告代理店勤務を経て作家に。2003年には『食肉の帝王―巨富をつかんだ男 浅田満』(講談社)で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 山口組 五代目帝国の内なる敵 (ISBN-13:978-4812441763)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年6月7日に日本でレビュー済み
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精神神経免疫病理学と現存在分析
既に、定塚甫が『精神神経免疫病理学と現存在分析』の中で明らかにしているように、人間の免疫を心身二元論では説明出来なくなってきている。これを説明可能としたのがHeidegger, M.の「人間は生きた秩序である;Lebensordnung」と規定した事に始まると思われる。さらに、疾病はLebensordnungskriese;”生きた秩序の危機”として規定され、精神神経免疫病理学では、これを基礎に人間の心・免疫が規定されるとしている。この点では、人間の現存在の中で免疫学を論じている定塚との交流が望まれるところであろう。しかしながら、一方では『認知行動科学』を主賓とし、もう一方では精神病理学を主賓として論じている。これらから推測するに、いずれかがより哲学的に詳細な説明を行う必要が起きて来るようである。尽きるところには、精神免疫学という存在は無く、精神神経免疫学が現存在分析の中で存在するように推測される。これ以上は、未だ、土俵が出来上がっていないため、論ずる事を控えるのが真摯と言える。
既に、定塚甫が『精神神経免疫病理学と現存在分析』の中で明らかにしているように、人間の免疫を心身二元論では説明出来なくなってきている。これを説明可能としたのがHeidegger, M.の「人間は生きた秩序である;Lebensordnung」と規定した事に始まると思われる。さらに、疾病はLebensordnungskriese;”生きた秩序の危機”として規定され、精神神経免疫病理学では、これを基礎に人間の心・免疫が規定されるとしている。この点では、人間の現存在の中で免疫学を論じている定塚との交流が望まれるところであろう。しかしながら、一方では『認知行動科学』を主賓とし、もう一方では精神病理学を主賓として論じている。これらから推測するに、いずれかがより哲学的に詳細な説明を行う必要が起きて来るようである。尽きるところには、精神免疫学という存在は無く、精神神経免疫学が現存在分析の中で存在するように推測される。これ以上は、未だ、土俵が出来上がっていないため、論ずる事を控えるのが真摯と言える。
2004年4月7日に日本でレビュー済み
所々にはっとさせられる記述があるが、文章の難易度にムラがあり、話題もあちこちに飛ぶので読みとおすには少々気力が必要である。新書なのに読者のレベルを想定して書かれたとは思われない節がある。
2001年10月9日に日本でレビュー済み
私たちが、よくは分からないけれども個別具体的には馴染みのある「こころと体」の問題を、とても上手に整理してある作品。特に、自律神経、内分泌、免疫の相互作用の視点は興味深い。著者の臨床医としての優しさも随所に滲み出ている。読み物としても面白い。