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都市の魅力学 (文春新書 160) 新書 – 2001/3/1
原田 泰
(著)
戦前まで日本の地方都市は輝いていた。それが衰退し東京一極集中という事態が生じたのは、シャウプ税制のせいだ。今こそ革命を!
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2001/3/1
- ISBN-104166601601
- ISBN-13978-4166601608
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 190ページ
- ISBN-10 : 4166601601
- ISBN-13 : 978-4166601608
- Amazon 売れ筋ランキング: - 377,847位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2001年3月19日に日本でレビュー済み
昼間人口が夜間人口を上回り、都心部(街の真ん中)が空洞化している都市は、日本中いたるところにあるはず。私の住むこの田舎の小都市も、実はそんな町の一つです。でも何だか近頃住みやすいのは、なぜ? 郊外にユニクロができて、モールができて、100円ショップが幅を利かせ、ミスドーにマックもあります。週末は遠方からの車の列。魅力があるのは、なぜ? 誰か教えて、……と思っているところにこんなネーミングの本なので買ってしまいました。私の疑問にはストレートには答えてくれませんが、でも面白い。大都市の栄枯盛衰が手際よくまとめられています。約百年前の1889年に徳島市が日本の第十番目の大都市?だったなんて誰が信じるでしょう。アメリカの大都市の浮き沈みもわかります。税金についての指摘も鋭い。それにしても、わが町の状況は「自由な競争」の結果なのでしょうか? 著者の原田さん、次はぜひ「地方小都市の魅力学」についてもご講義ください。
2003年6月2日に日本でレビュー済み
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2022年2月10日に日本でレビュー済み
著者は財務省の役人。本書は、著者が都市に関して書いてきたエッセイをまとめ、大幅に加筆修正したもの。日本の代表的な都市の発展の歴史を素描する各論と、都市間および地方間の競争こそが個々の都市と地方の魅力を増すのであるとして、現在の地方分権のあり方、具体的にはシャウプの地方財政・税制を批判する。それが正しいかどうかは別として、「自由競争が地方の活性化をもたらす」という論理を唱える人が、具体的にどのような像を頭の中に描いているかを理解するのに重宝する本。
さらに、都市の美観という問題にも踏み込んでいる。自由競争の下の方が、つまり都市開発が民間企業によって行われ、住民の流動性が十分に高ければ、都市は美しくなるという論理だ。
どちらの論点も、自由競争下での「勝ち組」のポジティブなファクターが、「負け組」のネガティブなファクターを上回るので、全体として良いという論理に基づいているように思われる。だが、日本の都市に先進国型のスラム地域があまり発生してこなかったのは、自由競争が抑制されていたからだという議論も可能なわけで、本当のところどちらがいいのかよくわからない。いずれにせよ時代の流れは自由競争に向かっているので、日本の大都市のあちこちにスラムが発生するのは避けられないんだろう。
なお本書の最後の方でちょっと言及されている、都市の美観の主観性についての個人的見解。都市開発の問題に絡めて、日本の街路に乱立する電柱が「醜い」という議論が昔からよく行われる。また、外観の統一が取れていない一戸建住宅がひしめいているさまを美しくないとする議論もある。しかし、安全性とか経済効率の論点を度外視すれば、著者が指摘するように、美しいかそうでないかはあくまで主観的な問題であるということを忘れてはならない。実際、私は乱立する電柱や統制のとれていない一戸建住宅の群れを、積極的に美しいとは言わないにせよ、醜いとは思っていない。
電柱とか外観の不一致、さらにはマンションのベランダでの布団干しとか、町に氾濫するネオン・サインなどについて苦情を言う人は、ヨーロッパの都市中心部のアパートメント街とか、アメリカの郊外住宅地などを理想像としているのだろうと思う。そういうのを好む人がいても別にかまわないが、それを好まない人もいる。だからたしかに、役人主導の都市計画よりも、本書の著者が強く主張する民間主導型、消費者オリエンテッドな都市開発の方が個人的には安心ではある。
2001/4/19
さらに、都市の美観という問題にも踏み込んでいる。自由競争の下の方が、つまり都市開発が民間企業によって行われ、住民の流動性が十分に高ければ、都市は美しくなるという論理だ。
どちらの論点も、自由競争下での「勝ち組」のポジティブなファクターが、「負け組」のネガティブなファクターを上回るので、全体として良いという論理に基づいているように思われる。だが、日本の都市に先進国型のスラム地域があまり発生してこなかったのは、自由競争が抑制されていたからだという議論も可能なわけで、本当のところどちらがいいのかよくわからない。いずれにせよ時代の流れは自由競争に向かっているので、日本の大都市のあちこちにスラムが発生するのは避けられないんだろう。
なお本書の最後の方でちょっと言及されている、都市の美観の主観性についての個人的見解。都市開発の問題に絡めて、日本の街路に乱立する電柱が「醜い」という議論が昔からよく行われる。また、外観の統一が取れていない一戸建住宅がひしめいているさまを美しくないとする議論もある。しかし、安全性とか経済効率の論点を度外視すれば、著者が指摘するように、美しいかそうでないかはあくまで主観的な問題であるということを忘れてはならない。実際、私は乱立する電柱や統制のとれていない一戸建住宅の群れを、積極的に美しいとは言わないにせよ、醜いとは思っていない。
電柱とか外観の不一致、さらにはマンションのベランダでの布団干しとか、町に氾濫するネオン・サインなどについて苦情を言う人は、ヨーロッパの都市中心部のアパートメント街とか、アメリカの郊外住宅地などを理想像としているのだろうと思う。そういうのを好む人がいても別にかまわないが、それを好まない人もいる。だからたしかに、役人主導の都市計画よりも、本書の著者が強く主張する民間主導型、消費者オリエンテッドな都市開発の方が個人的には安心ではある。
2001/4/19
2009年5月28日に日本でレビュー済み
なぜ東京にこれほどまで、資本が集中してしまったのか?もう地方都市は衰退していくだけなのか?といった事柄を、江戸時代から現代までさまざまな都市を挙げて、その発展や衰退ぶりを書き記した内容。
筆者が言いたい「都市の魅力」というものは、資本や人の集積地となる力を持つ事、人を引き付ける魅力がある事、等と挙げている。あまりにも抽象的(官僚的)な視点で述べられていて、都市の魅力というものについてはっきりと分かりませんでした。
あと、なぜ歴史を400年以上も前から振り返ったのか疑問でした。昔繁栄していた都市についてより、今頑張っている都市の魅力について知りたかったです。
全体的に僕が知りたかった事とだいぶずれていた感じがしました。今メジャーとなっている都市の生い立ち、シャウプ税制が日本にもたらした事を知りたい人にはオススメです☆
筆者が言いたい「都市の魅力」というものは、資本や人の集積地となる力を持つ事、人を引き付ける魅力がある事、等と挙げている。あまりにも抽象的(官僚的)な視点で述べられていて、都市の魅力というものについてはっきりと分かりませんでした。
あと、なぜ歴史を400年以上も前から振り返ったのか疑問でした。昔繁栄していた都市についてより、今頑張っている都市の魅力について知りたかったです。
全体的に僕が知りたかった事とだいぶずれていた感じがしました。今メジャーとなっている都市の生い立ち、シャウプ税制が日本にもたらした事を知りたい人にはオススメです☆
2009年6月15日に日本でレビュー済み
「農業の富は土地の広さに制約されるが、工業の富は土地の広さには依存しない。
人は、工業によってはじめて一定地域に集中して住むことが可能になる。
工業こそは都市を成立させるものである」「都市は、農地では到底望めないような富をもたらした」
「人口の不均一と工業都市への集中が生まれている。地方による格差が生まれることへの不安と、
格差是正のために税を使って欲しいという要望がここから生まれてくる」
「都市は富を創造しているにもかかわらず、人々はその富があたかも奪ったものであるかのように論じることによって、
都市の生む富の分配を求めてきた。・・・日本人は都市を敵視してきた。
しかし、富の源泉であるものを敵視して日本が豊かに魅力的になれるはずがない」
「都市は過去を消すことができる。過去を問わず、現在の努力と能力のみを問い、機会を与えてくれるのである」
「東京を分散させるためには、地方都市が都市の本当の魅力である、匿名性と機会性を獲得することが必要だ。
魂の自由の領域を拡大することである。これが本当の東京の分散である。
地方で政治家と秀才に連合されては、よそものの居場所がない」
「日本に都市の美が欠ける・・・原因として多くの人々が日本に都市計画が欠けていたことをあげる。
しかし、本当にそうだろうか。計画は実現されなかったことによって美化されており、
計画されすぎた都市は活気と魅力に欠けているのではないだろうか。
都市を美しくするために必要なのは、都市計画よりもむしろ、やり直しのしやすい制度と都市間の競争である」
人は、工業によってはじめて一定地域に集中して住むことが可能になる。
工業こそは都市を成立させるものである」「都市は、農地では到底望めないような富をもたらした」
「人口の不均一と工業都市への集中が生まれている。地方による格差が生まれることへの不安と、
格差是正のために税を使って欲しいという要望がここから生まれてくる」
「都市は富を創造しているにもかかわらず、人々はその富があたかも奪ったものであるかのように論じることによって、
都市の生む富の分配を求めてきた。・・・日本人は都市を敵視してきた。
しかし、富の源泉であるものを敵視して日本が豊かに魅力的になれるはずがない」
「都市は過去を消すことができる。過去を問わず、現在の努力と能力のみを問い、機会を与えてくれるのである」
「東京を分散させるためには、地方都市が都市の本当の魅力である、匿名性と機会性を獲得することが必要だ。
魂の自由の領域を拡大することである。これが本当の東京の分散である。
地方で政治家と秀才に連合されては、よそものの居場所がない」
「日本に都市の美が欠ける・・・原因として多くの人々が日本に都市計画が欠けていたことをあげる。
しかし、本当にそうだろうか。計画は実現されなかったことによって美化されており、
計画されすぎた都市は活気と魅力に欠けているのではないだろうか。
都市を美しくするために必要なのは、都市計画よりもむしろ、やり直しのしやすい制度と都市間の競争である」
2005年2月26日に日本でレビュー済み
著者は本書が出された時は官庁エコノミストとしても有名でしたが、現在は大和総研で経済学の啓蒙を軸として積極的に執筆活動を行っています。本書では経済学的な観点から都市の発展史から説き起こし、シャウプ地方財政・税制改革の問題点を指摘しつつ、都市問題や地方分権のあり方について問題提起しています。「三位一体改革」と昨今では呼ばれている地方財政と税制の問題について的確かつ平易に解説し、今日の問題を考えるに当たっても座標軸となる視点も提示しています。是非とも一読をオススメします。