1960年代までは、いつも「スクリーン」誌の「ぼくの採点表」の採点を参考にして、見る映画を選んでいましたが、双葉さんの採点に納得がいかないということは、まずありませんでした。番組名は忘れましたが、NHK の FM 放送でも、双葉さんや淀川さん、飯島正さんなどが出演されている映画批評の番組を毎週聞いておりましたが、一番客観的かつ適切な批評をされるのが、淀川さんと双葉さんだったという印象があります。
70年頃からは、あまり見たい映画が無くなってしまって、映画館から足が遠のき、「ほくの採点表」を見ることも少なくなってしまいました。
そういう意味で、私にとってはこの本は、昔の映画全盛期を思い出させてくれる、懐かしい本であり、また私が知らない映画を見るときの、良い参考書でもあります。
内容は基本的に当時の「ぼくの採点表」と同じですが、ご本人も書いておられるとおり、「ぼくの採点表」の採点と異なるものがかなりあります。
また、本書で扱われているのは、古今の映画の BEST 500選ではありません。あくまでも双葉さんの500本ですから、当然のことながら双葉さんの好みがかなり強く反映されているように思います。例えば有名な監督の作品について言えば、トリュフォーやフェリーニ、ベルイマンの作品などは沢山扱われていますが、ゴダール、アントニオーニ、アラン・レネなどの作品は、殆ど収められていません。また、東欧の映画など入っていません。もしかしたら、商業ベースに載らないような映画は、「ぼくの採点表」で扱うことができなかったということなのかもしれません。
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外国映画 ぼくの500本 (文春新書 313) 新書 – 2003/4/21
双葉 十三郎
(著)
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二万本を超える映画を見てきた最高峰にして最長老評論家が、絞りに絞り込んだ面白映画五百本。これは二十世紀の“世界遺産”である
- 本の長さ396ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/4/21
- ISBN-104166603132
- ISBN-13978-4166603138
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- 出版社 : 文藝春秋 (2003/4/21)
- 発売日 : 2003/4/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 396ページ
- ISBN-10 : 4166603132
- ISBN-13 : 978-4166603138
- Amazon 売れ筋ランキング: - 422,206位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2006年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年5月22日に日本でレビュー済み
映画通の知人の愛読書との事で、手に取りました。
映画評論家の双葉十三郎さんが今まで採点した作品から、500本を選んで
まとめた本。 双葉氏の自伝的な文章も収録されていて、そこがまた面白い
です。
恥ずかしながらお名前すら知らなかったので、とても大きな収穫でした。作品の
内容にはさらっとしか触れていないので、ネタバレを気にせず読めるところも
いいと思います。
1902年生まれの方なので古い作品が多いのですが、それがまた勉強になります。
偉大な先人に敬意を示しつつ、何度も繰り返し読みたい一冊です。
映画評論家の双葉十三郎さんが今まで採点した作品から、500本を選んで
まとめた本。 双葉氏の自伝的な文章も収録されていて、そこがまた面白い
です。
恥ずかしながらお名前すら知らなかったので、とても大きな収穫でした。作品の
内容にはさらっとしか触れていないので、ネタバレを気にせず読めるところも
いいと思います。
1902年生まれの方なので古い作品が多いのですが、それがまた勉強になります。
偉大な先人に敬意を示しつつ、何度も繰り返し読みたい一冊です。
2021年6月30日に日本でレビュー済み
「ぼくの採点表」のダイジェストです。
元の批評は1万近くあります。
「ぼくの採点表」には凄くマイナーな作品の批評も載っていて重宝しました。
60年代の巻には、誰も知らないスパイスプーフものもちゃんと批評してありました。
基本的に本屋か図書館で立ち読みでした。
基本的に公開当時の批評です。
これはこれで貴重です。
50音順なのはどうかなとも思ったのですが、
20年代の映画のとなりに90年代の映画が並んでいたり、
ミュージカルのとなりにアクション映画が並んでいたりして、意外に面白い経験でした。
点数の付け方は独特です。80点までは20点刻みで、その上は5点刻みです。
なぜか満点、100点はありません。
世代のせいか、古い映画、サイレント、モノクロ、ミュージカルが多くなっています。
私は60、70年代の映画を見て育った世代です。
生まれる前の映画を積極的に見るべきかどうか、未だに悩んでいます。
ある一つの視点で批評されたものがこれだけあると、点数で並べたり、年代で並べたり、ジャンルで分けたり、国で分けたり、いろいろクロス集計、データマイニングすると面白いかもしれません。
元の批評は1万近くあります。
「ぼくの採点表」には凄くマイナーな作品の批評も載っていて重宝しました。
60年代の巻には、誰も知らないスパイスプーフものもちゃんと批評してありました。
基本的に本屋か図書館で立ち読みでした。
基本的に公開当時の批評です。
これはこれで貴重です。
50音順なのはどうかなとも思ったのですが、
20年代の映画のとなりに90年代の映画が並んでいたり、
ミュージカルのとなりにアクション映画が並んでいたりして、意外に面白い経験でした。
点数の付け方は独特です。80点までは20点刻みで、その上は5点刻みです。
なぜか満点、100点はありません。
世代のせいか、古い映画、サイレント、モノクロ、ミュージカルが多くなっています。
私は60、70年代の映画を見て育った世代です。
生まれる前の映画を積極的に見るべきかどうか、未だに悩んでいます。
ある一つの視点で批評されたものがこれだけあると、点数で並べたり、年代で並べたり、ジャンルで分けたり、国で分けたり、いろいろクロス集計、データマイニングすると面白いかもしれません。
2011年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長い人生の間にこれだけたくさん映画を見ましたよというだけの本ですね。あいうえお順に映画のタイトルが書かれ、中身についての簡単きわまるコメントが付いて、星の数で評価を書いてあるのですが、何を伝えたいのかさっぱりわかりません。
2018年4月11日に日本でレビュー済み
レビューとしても面白いが、当時の雰囲気が伝わるのも魅力。
作品としての価値とともに、いかなる状況下で作られたのかが多少なりともわかることで見え方は変わるから。
あと、見たくなった映画もかなり増えた。
作品としての価値とともに、いかなる状況下で作られたのかが多少なりともわかることで見え方は変わるから。
あと、見たくなった映画もかなり増えた。
2014年7月26日に日本でレビュー済み
☆による採点方式はとても解り易い。
例えば、フランスのジャン・テュラールの映画ガイドも☆による採点方式。
アチラは4つ☆が最高点だが、双葉さんは5つ☆の方式をとっている。日本人には4よりも5つの数字の方が馴染み易いのかも知れない。
しかしながら、ヒッチコックにインタビューし全世界の映画人が手本にする名著「ヒッチコック映画術」を完成させたのはフランソワ・トリュフォーに他ならない。双葉ではない。
日本人の評論家の中では山田宏一さん、蓮實重彦さん、淀川長治さん寄りの俺だけど、この人もかなり参考になる批評を書いてくれる。というより、この時期の評論家でアンソニー・マンやロバート・アルドリッチの良さが解る人間が少なすぎる。流石にニコラス・レイは余りカバーできなかったようだが(その辺はやっぱり淀川さんや山田さん等の本を読みたくなるのです)。そういう意味じゃ、双葉さんが一番マシと言える。
例えば、フランスのジャン・テュラールの映画ガイドも☆による採点方式。
アチラは4つ☆が最高点だが、双葉さんは5つ☆の方式をとっている。日本人には4よりも5つの数字の方が馴染み易いのかも知れない。
しかしながら、ヒッチコックにインタビューし全世界の映画人が手本にする名著「ヒッチコック映画術」を完成させたのはフランソワ・トリュフォーに他ならない。双葉ではない。
日本人の評論家の中では山田宏一さん、蓮實重彦さん、淀川長治さん寄りの俺だけど、この人もかなり参考になる批評を書いてくれる。というより、この時期の評論家でアンソニー・マンやロバート・アルドリッチの良さが解る人間が少なすぎる。流石にニコラス・レイは余りカバーできなかったようだが(その辺はやっぱり淀川さんや山田さん等の本を読みたくなるのです)。そういう意味じゃ、双葉さんが一番マシと言える。
2005年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の映画のことを調べるとき、辞書代わりとして重宝する、500本の名画を厳選したシネマガイドです。1910年生まれの双葉十三郎氏の映画の選び方は意外とオーソドックスで、読んでいるうち、この本の母体となった「僕の採点表」(全6巻)も読んでみたくなりました。
2010年11月16日に日本でレビュー済み
愛をめぐる洋画ぼくの500本 (文春新書)
よりも、本書の方が自分の好みの映画があり、採点基準も合っていたので、★4個にした。
五十音順の掲載で、星による採点、監督、主な出演者、製作年数と双葉氏の映画の短い評が載っている。
巻末は、五十音順の索引、年代順の索引等。
掲載されていて嬉しかった作品は「月蒼くして」「ブロードウェイと銃弾」「男と女の名誉」「恐怖の報酬」「テオレマ」など。
本書中の双葉氏が選んだ映画と作品評価は、自分の価値観とは合っているものが多かった。
掲載されている作品は1999年までの作品(2000年以降の好みの作品はチョッピリ紹介)。
あくまでも、双葉氏の好みの映画を取り上げているので、その点はご覚悟を!
人によってはDVDを借りたり、買ったりする基準、TV放送される映画の中から録画する作品を選ぶ基準として参考にできるかもしれない。
古い作品が好きな人だったら、楽しめそう。
このシリーズの他に ぴあシネマクラブ (2000〓2001-2) (Pia mooks) が2000年までの映画なら、情報としては役立つかも?
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掲載されていて嬉しかった作品は「月蒼くして」「ブロードウェイと銃弾」「男と女の名誉」「恐怖の報酬」「テオレマ」など。
本書中の双葉氏が選んだ映画と作品評価は、自分の価値観とは合っているものが多かった。
掲載されている作品は1999年までの作品(2000年以降の好みの作品はチョッピリ紹介)。
あくまでも、双葉氏の好みの映画を取り上げているので、その点はご覚悟を!
人によってはDVDを借りたり、買ったりする基準、TV放送される映画の中から録画する作品を選ぶ基準として参考にできるかもしれない。
古い作品が好きな人だったら、楽しめそう。
このシリーズの他に ぴあシネマクラブ (2000〓2001-2) (Pia mooks) が2000年までの映画なら、情報としては役立つかも?