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もう牛を食べても安心か (文春新書 416) 新書 – 2004/12/15
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- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/12/15
- ISBN-104166604163
- ISBN-13978-4166604166
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/12/15)
- 発売日 : 2004/12/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 242ページ
- ISBN-10 : 4166604163
- ISBN-13 : 978-4166604166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 586,473位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 246位畜産・獣医学
- - 1,157位文春新書
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- カスタマーレビュー:
著者について
ふくおかしんいち
1959年東京生まれ。京都大学卒。
米国ハーバード大学研究員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学総合文化政策学部教授。分子生物学専攻。専門分野で論文を発表するかたわら、一般向け著作・翻訳も手がける。
2007年に発表した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は、サントリー学芸賞、および中央公論新書大賞を受賞し、67万部を超えるベストセラーとなる。他に『プリオン説はほんとうか?』(講談社ブルーバックス、講談社出版文化賞)、『ロハスの思考』(ソトコト新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『動的平衡』(木楽舎)、『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、週刊文春の連載をまとめたエッセイ集『ルリボシカミキリの青』(文藝春秋)など、著書多数。
最新刊は対談集『エッジエフェクト−界面作用−』(朝日新聞出版)。
現在、ヒトがつくりかえた生命の不思議に迫る番組、NHK—BS「いのちドラマチック」に、レギュラーコメンテーターとして出演中。また、生物多様性の大切さを伝えるための環境省の広報組織「地球いきもの応援団」のメンバーもつとめる。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ならないのか?
食物を消化するとは、どんな意味をもった行為
なのか?
これらの問いへのアプローチがスリリング!!
そして、生物とはタンパク質の循環・流れの
中にある「淀み」である、という考え方が
紹介されています。
本書で書かれていることが、「本当」であるか
否かは判断できないのですが、
考え方、物の見方としては、
かなり衝撃的で、世界観がひっくり返される
といっても過言ではありません。
人が生きてゆく上で食べ物を食べなければならない、というのは当たり前すぎることなのですが、食べるということは何がどうなっていることなのか?を科学用語で説き明かそうとしています。
それがBSEを考えるうえで前提となります。
食べるという行為に対する考察を進めると、生命活動と地球環境のダイナミックな関係にまで論が及びます。
まさに「食べる」とはそういうことなのです。
福岡さんは「動的平衡」という概念を使って生命の神秘を説明しています。
「動的平衡」は歴史から忘れ去られた科学者シェーンハイマーによって発見されました。
この本では、彼が残した業績が如何に凄いものであるかということと、食べるという行為について深く学ぶことができます。
確かにテーマは面白かったのですが、寄り道が多いといいますか、冗舌過ぎるといいますか、少しその点に閉口しました。
福岡さんはエッセイストとしても有名ですので、あまりストレートな書き方をされず、ほのめかしたり迂回されながら話を進めていかれます。
あう人には良いのでしょうけれども・・・。
・細胞は生き物の最小単位で、膜で包まれていて真ん中には核があります。
・すべての物質は元素からできており、これ以上分けることができないものです。
どっちが一番小さいんだよ!世界の中で一番小さいのはどっちなんだよ!と幼い私は悩んで教科書を何度か読み返した。すると文書の中で、「生き物の最小単位」と「物質」とが違うことに気付き、「じゃあ細胞は元素から出来ているんだな」と科学の先生に噛み付いたが科学の先生はうまく説明してくれなかった記憶がある。そして教科書や参考書を調べまわっても、細胞と元素との関係を記した記述はなかった。
時は数十年経ち、私の中では「細胞は元素で出来ているはず、焼いたらこげるし人間は水で出来ているというからH, O, Cあたりでできているんちゃうやろか」というレベルの推測のままこの本を読んだ。
過去の私の持っていた認識について、もっと衝撃的なことが書いてあった。
「代謝回転は、細胞レベルではなく、その細胞を構成している分子のレベルで絶え間なく生起し続けているのだ」
確かに細胞は分裂して増殖していき古くなったら死ぬ。でもその細胞自体が常に作り替えられている!
このショッキングな事実は、化学の授業で習った同位体を元に僅か数ページで平易に解説されてしまった。
高校までならってきた物理、化学の知識を借りて読むとなおさらおもしろい本であり、敢えて言えばこのような平易かつ分かりやすい教科書があれば自分が理系の道を捨てることはなかったのではないかと思う。
ただ、シェーンハイマーの個人的な生い立ちにまでページを割く必要があったのかが疑問なので4つ★。
本書内でも触れられている「動的平衡」やその発見の歴史などがより詳しく書かれているので、
より良い理解を得られることでしょう。
さて、本書ですがタイトルは著者の希望通りだったかどうかは疑問です。
当時の政治的懸念事項であった狂牛病をタイトルにつけることによって
売り上げを伸ばそうとした出版社側の憶測を感じます。
本書は確かに狂牛病をテーマにした本ですが、
その内容は分子生物学を学ぶにあたって避けては通れない、
政治的・倫理的な問題を実にうまく提起しています。
狂牛病発生までの過程をドキュメンタリー的に追跡することによって、
人間が犯してきたおろかな間違いや判断を指摘しています。
もちろん著者の意見が読者の賛同を得られるかどうかはわかりませんが、
私は納得・賛同します。
今日、どうして狂牛病が人類に脅威を及ぼすような世界になったのか?を
著者のわかりやすく、テンポの良い日本語を通して考えてみてください。
「もう牛を食べても安心か」という問いに対し、著者は疫学と分子生物学に基づくこれまでの狂牛病研究の成果を丁寧に紹介して、答えています。
狂牛病~~が報じられるときに使われる「プリオン」とは何なのか?「菌」ではなく「ウィルス」でもない「タンパク質」が病原であるという仮説に、科学者たちがいかにしてたどりついたのか(そしてなぜ、いまだに根本的には解決されていないのか)。その説明は簡明で分かりやすく、知的興奮を感じます。
科学的な説明が中心であるとはいえ、その記述に偏重することなく~~、狂牛病がどのように発生し、どのように研究されてきたか、という歴史の紹介、あるいは「分子レベルで生物の身体を見たらどうなるか」を論じたシェーンハイマーの「動的平衡」の概念が紹介されたりと、一般向けの新書らしくさまざまな話題が提供されて、最後までとても面白く読めました。
2005年3月、アメリカから国務長官が来日して、牛肉の輸入再開が取り~~沙汰されていますが、基本的な知識と視点を身につけるのに良い本です。お勧めします。~
文系畑の僕には、正直、ぶっとびの連続で
『目からウロコ』以上の衝撃でした。
『動的平衡論』から『記憶の実在』に至る過程は
知的好奇心の部分で、ミステリーの興奮を
遙かに超えています。
こんな、おバカじゃなく、もう少し学生時代に
勉強しておけばと・・、悔やんでも、後の祭りです・・。
素直に反省します。
しかし、流石、青学の先生。
一般書としては、十分に読みやすく満足でした。
唯一の難点は、
最終章の『じゃー、どうする!?』のあたりが
現実的な批判になっていないことでしょうか。
著者の言う「動的平衡論」は、俗耳には入りにくい生命観であり、これに触れておくことは、世界観を広げることになろう。要は、「固定的な実体は、ない」ということを、化学の言葉で説明している。
なお、「動的平衡論」が端的に知られるのが、「記憶は信号の流路パターンである」(p140〜144)という章である。
しかし、下の「書いてあるからといって事実とは限らない」というレビューを読み、「動的平衡論」の科学的価値については、保留しておくのがよさそうだ。