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ヒトはなぜペットを食べないか (文春新書 439) 新書 – 2005/4/20

2.8 5つ星のうち2.8 15個の評価

本来、性と食には禁忌はない? 犬猫食いの人類が、いかに愛玩者になりえたか。摩訶不思議なヒトへの洞察が深まる破天荒な人文書!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2005/4/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/4/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 193ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166604392
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166604395
  • カスタマーレビュー:
    2.8 5つ星のうち2.8 15個の評価

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山内 昶
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
題名からして、ちょっと気持ち悪い内容かと思われるが、かなりしっかりとした論理で題名を説明していく。これは面白い
2013年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あちこちの文献から読者の興味を惹きそうなネタを持ってきて切り貼りした一冊。新書として世に問うほどのものではない。中身をばらして週刊誌の下世話なコーナーに貼り付けると良かろう。また、筆者は自分の文章に酔う癖があるようで、「読者のあなたは云々」という言い方が、いちいち鼻につく。古書店での値段が4円というのも頷ける。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月20日に日本でレビュー済み
タイトルどおりのストレートな内容を期待したが★2つ。
生物学的、科学的、場合によっては脳科学的なサイエンスな内容を期待していたが、期待スバレだった。
本書は多分に史実、神話などの考証に基づいた哲学的な内容だった。
そのような内容を期待しているのであれば愉しめる。
科学的な内容を期待していればバツ。
2012年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半は東西の肉食の歴史。古今の文献に通じていることには感心させられたが、
著者の考察は特に添えられていない。それが延々と続く。
いささかウンザリしたらダメ押しに獣姦。そんなことまで頼んでないぜ。
後半からペット食の章になるのだが、人間界に属するものは食べない、
という二元論で食物タブーをバッサリ解説するだけ。

文化人類学でも心理学的でもない、物知りおじさんの博識自慢を聞かされたような
後味の悪さが残った。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年7月31日に日本でレビュー済み
 ヒトはなぜペットを食べないかを社会学的(文化人類学というべきか)見地からマジメに考察している。

 食(家畜/ペット)と性(近親相姦)タブーは、「境界」への畏怖・禁忌であるとともに、社会関係を作りだすための「贈与交換原理」でもあった、現代ではハレとケの境界があいまいとなりカオス化しつつあるからこそ、ペット食タブーが最後の砦として残っている、等とする内容だが、きちんと論考されており、なるほどと思わせる。

 ペット食、食人の例証等として多くの事例が挙げられており、ダルい面もあるが、なかなか興味深い話も多く―母乳で育てた犬肉は柔らかくておいしいとか―おもしろい。
 
 ただし、一文一文はそれほど難しくはないが、全体をきちんと理解するにはなかなか難解で、時間がかかった。
2005年5月18日に日本でレビュー済み
 極端な食わず嫌いでならす中島義道先生が『偏食的生き方のすすめ』の中で「好き嫌いがないことを自慢するようなノー天気な健康人間には『ならペットを喰えるか!』と聞いてみたい」というよなことが書かれていて、素晴らしいタンカだなと感じたのを思い出すが、この本も、そういった可食圏内と非可食圏内の食物を分ける心理的な要因に関する分析かな、と思ったら、まったく違う。古くは創世神話から新しくは現代日本の下世話なゴシップまで、洋の東西を問わずに雑食を性にした人間たちが織りなしてきた食とセックスに関するもの哀しくも笑いとばすしかないような話をこれでもかとばかりにぶちまけた本だった。
 イヌとは10万年ぐらい前に外敵から人間の集団を守る番犬あるいは狩りの忠実な友として活用されてきた家畜だ、みたいな説を信じていた。しかし、山内さん紹介の説によると、最初から人間は喰うために犬を飼っていたらしい。「親を失ったイヌ科の動物の仔を狩人が連れてかえって手なづけ、可愛がって育て、たっぷり肉がついてくると必要に応じて殺して食べていた。子供は人に馴れやすく、また集団のボスに絶対服従をする性質があったら、人間の命令にも従順で、いわば生きた食料貯蔵庫として大いに活用した」(pp.14-15)という。
 中国編でさらに凄みが加わる「犬食」の後は猫食、ペットとの性愛(ペッテイングという言葉の発生!)と続く。最後のタブーの仕組みと贈与経済に関する2章は古めかしいが、とにかく、その漢籍も含めての博覧強記ぶりは一読に値する。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は結構ご高齢で(1929年生まれ)、研究分野は、フランス文学・文学理論・社会思想・人類学・比較文化学・文化史、だそうです。著書も多数あるようです。これまでの蘊蓄を傾けたご本なのでしょうけれど、これはダメですな。「ヒトはなぜペットを食べないか」という書名にしてテーマはそれなりに面白そうですよね。私が期待したのは、人間存在それ自身が生存を脅かされている現実があるのに(貧困・戦争、など)、ペットが贅を尽くした装いで愛玩され、はては「動物の生存権」なる考え方までが喧伝されるこの現代の思想の背景は何か、という問題へのアプローチでありました。書き出しあたりは著者もそういう問題意識なのかなあと思ったのですが、すぐにどんどん話はおかしくなっていきます。というよりも、実は著者の問題意識は現代におけるヒトと動物をめぐる「深刻な」関心なのではなくて、要は、著者がこれまでに読み散らかしてきた各種の本の切り貼りで「読み物」をこさえてみたに過ぎないのであります。古今東西の本を引用していますから、一見いかにも博識の材料豊富なものに思われましょうが、実は、問題とそれに迫る適切な方法とを吟味していないだけの話です。アフリカのベンバ族と『今昔物語』を並べて意味があると思いますか?紀元前と中世を並べて意味があると思いますか?食料をめぐる状況が根本的に違う過去と現在をひとしなみに考えて適切だと思いますか?社会的禁忌としてのタブーと個人的嗜好の反映としての食志向を同じ範疇で考えて妥当だと思いますか?著者の問題意識の浅さ、考察(論述)の不適切さ、得られた結論(らしきもの)の的外れなこと、まるで不出来としか言いようのない、駄作としか言いようがありません。ここには確かなものは何もなく、いい加減な「物知り」自慢に過ぎません。読み物としてもつまらない。著者の人間理解の浅薄さが表れた駄本。甚だ残念。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2012年4月11日に日本でレビュー済み
 著者は仏文、比較文学の専門家。食文化についての本も何冊かある。
 本書は、ペットを食べることと獣姦を切り口として、人間社会におけるタブーについて論じたもの。
 犬や猫を食べるなんてゾッとするが、それなりに歴史上はあったことらしい。しかし、挙げられている実例が少なく、やや物足りない。また、なぜ食べないのかという問題提起に対しても、明確な答えが出ていないように感じた。
 獣姦についても、テーマ的にはおもしろいのだが……。
 後半は、タブーとタブー侵犯について。かなり独創的なアイデアが開陳されているが、はたしてどうなのだろうか。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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