平安時代から現代に至るまでの、様々な歴史に名を残す父子が取り上げられ、
それらが不肖の息子、似た者父子、愚父賢子、憎悪・敵対する父子、
別個性の父子、と関係性で分類されているのが面白い。
それぞれ時代背景もバラバラだが、取り巻く状況が丁寧に分かりやすく
解説されており戸惑うことはない。
個人的には伴善男・中庸、田沼意次・意知、宇喜多直家・秀家、斎藤道三・義龍、
後醍醐天皇・護良親王、の項に読みごたえを感じた。
どれを読んでも父子が仲良く密接に協力して成功するといった例は少ない。
話として面白くないから取り上げられなかっただけかもしれないが。
血縁関係という近しさゆえに悩み、時には近親憎悪に陥ってしまう。
父子は、母子とはまた違った同性故の個性のぶつかりあいがあって然るべきである。
現代の父子関係にも通底する何かが当然あると思われる。
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骨肉 父と息子の日本史 (文春新書) 新書 – 2005/7/20
森下 賢一
(著)
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/7/20
- ISBN-104166604538
- ISBN-13978-4166604531
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/7/20)
- 発売日 : 2005/7/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 262ページ
- ISBN-10 : 4166604538
- ISBN-13 : 978-4166604531
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,900,922位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,933位文春新書
- - 28,397位日本史一般の本
- - 219,076位ノンフィクション (本)
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