無料で読めるblogならまだいいが、これで人様から金とって読ませるとは、それこそ著者が描くところの中国人も真っ青の俺様ぶりである。このような本を文春新書が加えた事に、全米が涙しないのだろうか?
中国の経済統計が信用おけない。それは確かだ。それならそのことを中途半端にひねらず淡々かつ冷静に矛盾点を連ねて行った方がよっぽどましだ。仮に本当に狼が来ても、「おまえらの低能頭で理解できるとは思わぬが一応言っておいてやる。狼は目の前だ」と言って誰が聞いてくれるのだ。
この香ばしいスタイルに目をつぶって、いや鼻をつまんでも、この本の参考資料のほとんどが日本語のWebページってのはどうよ?ウズベキスタンには言ったらしいが、肝心の中国は取材したのか?
オリは現場至上主義者じゃないから、中国に行った奴しか中国について書く資格なしとまでは言わん。しかしこれははっきり言ってひどい。思いつきで書いているだけではないか。
本書が描写する中国政府なみに不良債権ならぬ不良書籍に対して無頓着な人だけにお薦め。ちなみに私はなぜこの本を買ったのか覚えていない。まとめ買いした際にまぎれてしまったのか?
Dan the Disappointed
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”俺様国家”中国の大経済 新書 – 2005/10/20
切込隊長・山本一郎
(著)
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/10/20
- ISBN-104166604694
- ISBN-13978-4166604692
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/10/20)
- 発売日 : 2005/10/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4166604694
- ISBN-13 : 978-4166604692
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年11月4日に日本でレビュー済み
本書の前半部分、中国の経済統計の不可思議さや果てしなく積みあがる銀行の不良債権のくだりは歯切れがいいものの、後半に入りエネルギー利権や靖国問題などに話が及ぶとイマイチ著者の考えがはっきりせずアンビバレンス。
最後のほうは横道に逸れちゃって何を言いたいのかよくわからず。
テーマが巨大・多岐にわたりすぎていて、著者の能力を超えてしまっている感じ。特に後半は事実と推測・憶測と独断がごちゃまぜの印象を受けました。
おちょくった文体も恐らく大向こうウケ狙いなんでしょうけど、残念ながら逆効果になっているような気がします。
最後のほうは横道に逸れちゃって何を言いたいのかよくわからず。
テーマが巨大・多岐にわたりすぎていて、著者の能力を超えてしまっている感じ。特に後半は事実と推測・憶測と独断がごちゃまぜの印象を受けました。
おちょくった文体も恐らく大向こうウケ狙いなんでしょうけど、残念ながら逆効果になっているような気がします。
2005年12月17日に日本でレビュー済み
私は中国認識の基本的なレンズの設定としては的確な作品だと思います。まずこの著者は、中国のもつ存在論的な不可視性を正確に認識しています。あまたのdisinformationが錯綜する中で、中国を自分たちの価値観の延長線上に位置づけ認識することが持つ危険性は日本メディアではほとんど指摘されていません。したがってそこから生まれる悲喜劇からの脱却の重要性が力説されています。そして中国がソフトランディングに成功しようが失敗しようが、隣国である日本にとって持つ大きなリスクが長期的な視野の下で指摘されています。確かに文体は刺激的ですが、徹頭徹尾、中国なるものの傲慢さへの逆説的な”敬意”と、それとの間での知的距離を冷静に保つためにわざと偽悪的にとられたものです。
2006年5月11日に日本でレビュー済み
未来を予測することにかけては最も秀でている、
投資家という職業。その道で成功するには欠かせない、
情報量、その分析力、そして先を見通す力。
著者のそれは圧倒的であり、すさまじい。
内容に関しては彼曰く、
「中国ともろにビジネスしている人からすれば当たり前」
のことだけど、我々には知り得なかった衝撃の事実が
赤裸々に記されている。中国経済及び、日中関係を盲目的に期待、
或いは恐れている人は、現場の目を知ってみては如何だろうか。
投資家という職業。その道で成功するには欠かせない、
情報量、その分析力、そして先を見通す力。
著者のそれは圧倒的であり、すさまじい。
内容に関しては彼曰く、
「中国ともろにビジネスしている人からすれば当たり前」
のことだけど、我々には知り得なかった衝撃の事実が
赤裸々に記されている。中国経済及び、日中関係を盲目的に期待、
或いは恐れている人は、現場の目を知ってみては如何だろうか。
2009年6月23日に日本でレビュー済み
そんな悪いことないと思う。というか、外部から中国問題のアウトラインをこれだけざっくりと描き出せる力はむしろすごいなと。文体が気に食わない一部層がいることもよくわかるし、一部文章内での逡巡も見受けられますが(なんというか団塊ジュニア的振る舞いなんですかね)、個人的には価値ある本でした。支持側に一票!
2005年10月20日に日本でレビュー済み
中国の大経済との表題ではあるが、5章以降は資源・エネルギー、政治、文化等にも触れられており
経済を含め総合的に中国の現状に対する著者の考察を知ることができる。
4章までの主に経済に関する考察部分は幾分奥歯に物が挟まったような物言いが散見されるが
「政府、共産党が発表するデータ自体がおかしい、おかしいながらも斯く斯くのデータがあって
然々の結論が導き出される」と根拠を明確にしている点は好感が持てる。
結論としては、中国経済が順調に成長した場合は日本の経済的権益を脅かし利害対立が発生する事となり
中国政府が経済なり何なりの要因で崩壊した場合は、日本の投資がまるまる水泡に帰すだけでなく
難民が大挙して日本に押し掛けしかも膨大な復興費用も日本が負担させられる可能性が高い、
という前門の虎、後門の狼状態である。
だから中国の成長を制限すべくアメリカと組む方策しかない、というものだ。
たが、結論に至るまでの過程にこそ読む価値があるとは述べておく。
7章では靖国問題やネットで今話題の東トルキスタンに関連する内容にも少々触れられているため
保守派、中道派、価値の高い一部の住人に取っても得るものは多いだろう
ただ、最後になるが著者は文体に特徴があり言い回しと比喩が独特な上、一言余計なことを付け加えがちなので
興味のある部分、最も知りたい箇所を立ち読みして自分に合うかどうか、購入するなり何なりを決めるのが良いのではないかと思う。
氏は良くも悪くもネット時代の主要論客の一人であり、恐らくこの書は今後の代表作となるであろうことが予想される。
著者を批判するにも賞賛するにも是非一読をお勧めしたい。
経済を含め総合的に中国の現状に対する著者の考察を知ることができる。
4章までの主に経済に関する考察部分は幾分奥歯に物が挟まったような物言いが散見されるが
「政府、共産党が発表するデータ自体がおかしい、おかしいながらも斯く斯くのデータがあって
然々の結論が導き出される」と根拠を明確にしている点は好感が持てる。
結論としては、中国経済が順調に成長した場合は日本の経済的権益を脅かし利害対立が発生する事となり
中国政府が経済なり何なりの要因で崩壊した場合は、日本の投資がまるまる水泡に帰すだけでなく
難民が大挙して日本に押し掛けしかも膨大な復興費用も日本が負担させられる可能性が高い、
という前門の虎、後門の狼状態である。
だから中国の成長を制限すべくアメリカと組む方策しかない、というものだ。
たが、結論に至るまでの過程にこそ読む価値があるとは述べておく。
7章では靖国問題やネットで今話題の東トルキスタンに関連する内容にも少々触れられているため
保守派、中道派、価値の高い一部の住人に取っても得るものは多いだろう
ただ、最後になるが著者は文体に特徴があり言い回しと比喩が独特な上、一言余計なことを付け加えがちなので
興味のある部分、最も知りたい箇所を立ち読みして自分に合うかどうか、購入するなり何なりを決めるのが良いのではないかと思う。
氏は良くも悪くもネット時代の主要論客の一人であり、恐らくこの書は今後の代表作となるであろうことが予想される。
著者を批判するにも賞賛するにも是非一読をお勧めしたい。
2005年10月21日に日本でレビュー済み
まだ中国経済の神話が続いている時すでに中国経済の
問題を指摘していた山本氏の新刊。
相変わらず文章に毒が多い。
ただそれは、ひたすらに難解な経済解説本とは
一風変わった読みやすさを提供する。
人を選ぶが、僕は好みだ。酷評か絶賛で分かれるだろう。
仕事でどうしてもアジア諸国の人々と付き合う僕は
うなずける指摘も多く示唆に富んでいた。
筆者の頭の良さがむしろ際立っている。
問題を指摘していた山本氏の新刊。
相変わらず文章に毒が多い。
ただそれは、ひたすらに難解な経済解説本とは
一風変わった読みやすさを提供する。
人を選ぶが、僕は好みだ。酷評か絶賛で分かれるだろう。
仕事でどうしてもアジア諸国の人々と付き合う僕は
うなずける指摘も多く示唆に富んでいた。
筆者の頭の良さがむしろ際立っている。
2005年10月22日に日本でレビュー済み
作者が集められるデータを使って、中国に対して思考を深めていく話です。毒はあるけど、読みやすくていいと思います。中国問題は実は大きな問題なんだということが理解できてよい!
この分析が正しいかはまだわかりませんが、どうやってわかりにくいものを分析していくかを勉強できるという点でもいいと思います。
この分析が正しいかはまだわかりませんが、どうやってわかりにくいものを分析していくかを勉強できるという点でもいいと思います。