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発信力頭のいい人のサバイバル術 (文春新書 556) 新書 – 2007/2/1
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104166605569
- ISBN-13978-4166605569
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 200ページ
- ISBN-10 : 4166605569
- ISBN-13 : 978-4166605569
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,362,676位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
樋口裕一(ひぐち・ゆういち)
作家。多摩大学教授。アフリカ・フランス文学翻訳家。「白藍塾」塾長。1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。専攻はフランス文学。博士課程終了後、翻訳業を続けながら予備校講師として教壇に立ち、大学入試小論文の指導にあたる。1991年に独立し、小学生から社会人までを対象とした小論文・作文通信指導塾「白藍塾」を設立する。独立後も予備校の教壇に立ち受験生を指導。カリスマ講師として人気を博している。
また、クラシック音楽に親しみ、ベートーヴェンの交響曲第九番のCDを200枚以上、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』を40種類所有するほどのファン。ゴールデンウィークに東京で開かれる「熱狂の音楽祭」ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのアンバサダーを務め、音楽評論家としても活動。
著書に250万部のベストセラーとなった『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)をはじめ、『ホンモノの文章力』(集英社新書)、『読むだけ小論文』(学研)、『「教える技術」の鍛え方』(筑摩書房)、『読ませるブログ』(ベスト新書)、『大人のための文章道場』(角川文庫)、『笑えるクラシック』(幻冬舎新書)など多数。翻訳書では、『一つ半の生命』(ソニー・ラブ・タンシ著・新評論)、『エロスの涙』(ジョルジュ・バタイユ著・トレヴィル)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書の前半(というより,前から4分の3くらい)は,上記の主張についての精神論であり,余り読む意味はない。
これに対して,後半(後ろの4分の1くらい)は,「発信力をつける」と題して,小論文の書き方講座になっている。これが,短い割りに実用的だ。
例えば,200字程度の小論文を書くときは,「基本型A」(第一部で結論を書き,第二部で理由を書いてまとめる)か「基本形B」(第一部で体験を書き,第二部で体験から得られた意見を書く)を用いる。
400〜1000字程度の小論文を書くときは,第一部で問題提起を書き,第二部で意見を提示し(「確かに」と反対意見に言及した後,「しかし」と自分の意見を書く),第三部で自説の理由を書き,第四部でもう一度結論を書く(努力目標や余韻を持たせるような締めなど余計なことは書かない)。こちらは,悪い例を7つ挙げて,どう書くべきか具体的に説明してくれている。
後半だけ読むためでも意味のある一冊だと思う。
「現在の社会では、「発信力」が求められる時代となった。しかし、現状の日本人の「発信力」は非常に低い。だからこそ、小論文を書くことで「発信力」を身につける必要がある。」というのが、この本の要旨である。
個人的には樋口ワールドの入り口的(入門書的)な位置付けの本と思う。
冒頭に「発信力」の必要性、「発信力」不足の要因を、その次に現在の社会を生き抜く25の心構えを、最後に具体的なテクニックとして「小論文の型」の用い方が書かれている。
小論文の書き方などのテクニックをもっと知りたいと思う方もいると思うが、その場合は「ホンモノの文章力」(集英社新書)を読んだ方がより詳しくテクニックを知ることができる。また、会話への応用なら「ホンモノの思考力」(集英社新書)の方が詳しく書いてある。
本書→ホンモノの文章力→ホンモノの思考力の順番で読むと理解がより進むと思う。
ホンモノの文章力―自分を売り込む技術 (集英社新書)
ホンモノの思考力―口ぐせで鍛える論理の技術 (集英社新書)
ネットの普及で、携帯電話で話すよりも、メールによる比重が増加してきた。
それにともなって、文章を書くことが多くなりました。
以前、ボールペンは、数字を書く程度だったけど、パソコンのキーボードになって、かなり文章をタイプすることが日常茶飯事である。
樋口裕一さんの『発信力』を読みながら、「人生の生き方」を問われているような気がした。
工業社会に求められる要素と、情報社会に求められる要素では、根本的なものが違ってくる。
p53 恋愛し結婚にたどり着くには、自分の欲望や感情を表に出して相手にわからせ、最終的には異性を口説くなり、口説かれる意思があるということをわからせる必要がある。あるいは、揺さぶりをかけて相手の心を確かめたり、相手をじらしたりして、欲望を高めたりといった発信テクニックが必要だ。
恋愛においても、人間関係、人脈、仕事においても、情報を発信しながら、その質が問われる。
情報の価値が、その人の付加価値を生み、社会的に評価され、商品価値を高めたりする時代なのだ。
それは、ネット時代になって、以前よりも増して、その影響力が増加した。
この本から、「文章の書き方を学ぶ」という以上に、情報を発信して行くという「考え方と生き方」を学ぶ貴重な一冊である。
そのための除法発信術をテーマとした非常にユニークな1冊。
発信力をつけるの第4章は、ちょっと小論文の書き方に偏りすぎていて、
著者の売りかもしれないが、先生の別の本でやればいいと思えた。
この本ではやはり第3章の
「発信社会を生き抜くための25の心構えとテクニック」
この25のテクニックがユニークで面白い。
・アピールするのは義務である
・自分のことは棚に上げろ
・イエスとノーを明確にせよ
・真実は一つではない
・問題発見能力をつけよ など。
世間は容易に認めてくれないのは確かに事実です。しかし、著者の言う
ようにどんなに上手く論理的に自分をアピールしても、本物の実力や才
能がなければ、世間からは一切相手にはされません。
逆に言えば、いくらアピール下手な人間でも、確かな「能力」に裏打ち
された実力や人に秀でた「才能」があれば世間は簡単に認めてくれます。
「上手に自慢する」にしても、たいした能力のない奴なら一層嫌われて
しまうだけです。
これらが、全て樋口さんだけに当てはまることなら本人が何度も文中で
述べているように、やはりこの人は傲慢なのかなと思ってしまいます。
ただ、流石に樋口さんの本だけあって、参考になることは随所に見られ
ました。特に、「相手から嫌なことをされた場合、そのままにしておい
たら、その関係が固定化してしまう」には深く共感しました。
私の考えが樋口さんの意見と同じで安心しました。人生の指南書として
深く胸に刻みます。
著者の方の考えや言いたいことは一理ありますし正論なのですが、少々高圧的な文章の書き方だからでしょうか、読んでいて正直苛つくところもありました(おそらく私の受け取り方もあるでしょうが…)
とはいえ『なるほど』と気付かされる点もありますので、参考にはなるかと思います。