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ピアニストが読む音楽マンガ ボクたちクラシックつながり (文春新書 622) 新書 – 2008/2/20
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- 本の長さ230ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2008/2/20
- ISBN-104166606220
- ISBN-13978-4166606221
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2008/2/20)
- 発売日 : 2008/2/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 230ページ
- ISBN-10 : 4166606220
- ISBN-13 : 978-4166606221
- Amazon 売れ筋ランキング: - 921,134位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 301位クラシック音楽論・理論
- - 1,528位文春新書
- - 13,548位心理学入門
- カスタマーレビュー:
著者について
ピアニスト・文筆家。
安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。
1980年の東京デビューは毎日新聞紙上で大木正興氏に絶賛される。83年、東京芸術大学大学院博士課程に再入学。89年、論文『ドビュッシーと世紀末の美学』により、フランス音楽の分野で初の学術博士号。90年、武満徹・矢代秋雄・八村義夫作品を集めた『残酷なやさしさ』により、平成2年度文化庁芸術祭賞。
演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目を集めており、1989~2000年まで《ドビュッシー・シリーズ》開催。これまでリリースした8枚のCDが『レコード芸術』誌で特選盤となるほか、師安川加壽子の評伝『翼のはえた指』(白水Uブックス)で第9回吉田秀和賞、祖父の評伝『青柳瑞穂の生涯』(平凡社ライブラリー)で第49回日本エッセイストクラブ賞を受賞。
2001 年には、『水の音楽』の書籍(みすず書房)とCD(キング・レコード)を同時刊行、話題を呼んだ。2003年リリースの『浮遊するワルツ』(ナミ・レコード)も、各紙誌で「創造の手応え」「行間にこめられた情念」を絶賛される。
2005 年『ピアニストが見たピアニスト』(白水社、中公文庫)、2007年『ピアニストは指先で考える』( 中央公論新社) 、2008年『ボクたちクラシックつながり』(文春新書)を刊行。
2008 年にはドビュッシー没後90周年を記念して、全4 回のコンサート《ドビュッシー・シリーズふたたび》を開催、好評を博した。カメラータよりリリースされた7枚目のCD『ドビュッシーの時間/版画・練習曲集』は2008年度日本レコートアカデミー賞にノミネートされる。日本初の知的障害者施設・滝乃川学園で発見された最古級のアップライト・ピアノを演奏するとともに、朗読を通じて旧所有者石井筆子の業績を紹介したCDアルバム『天使のピアノ』も大きな感動を呼んだ。
2009年2月刊行の『6 本指のゴルトベルク』 (岩波書店) で第25回講談社エッセイ賞を受賞。同年4月には春秋社より『指先から感じるドビュッシー』を刊行。9 月にはエドガー・アラン・ポー生誕200 年を記念して、浜離宮朝日ホールにて『音楽になったエドガー・アラン・ポー~ドビュッシー「アッシャー家の崩壊」をめぐって~』を開催、11月には同パリ公演も果たした。
2010年3月に『無邪気と悪魔は紙一重』(文春文庫) 、9月には『我が偏愛のピアニスト』(中央公論新社)、9枚目のCDアルバム『ロマンティック・ドビュッシー』(カメラータ)刊行。同月、浜離宮朝日ホールにてコンサート『大田黒元雄と「音楽と文学の仲間たち」』を開催。
10月には初の小説『水のまなざし』(文藝春秋) 刊行。
JMLセミナー入野義朗音楽研究所にて「ドビュッシーのピアノ曲・解釈と演奏法」開講。大阪音楽大学教授、青山学院大学仏文科講師。オフィシャルホームページ:http://ondine-i.net
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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それでも音大は未知の世界でした。のだめカンタービレは非常に面白い本でした。いまでも
寝る前にちょっと読んだりします。選曲もいいし・・・
で、この本ですが、漫画の内容にこだわりすぎていると思います。内容から関連した
事柄を書けば良かったのに・・・と思います。漫画を引用したような感じで読みにくい
です。
最近、ピアノの練習再開したので、この著者の”ピアニストが見たピアニスト”、”ピアニストは
指先で考える” を読みなおしています。非常に良く書かれていると思います。
そしてそれはとても興味深く、大変刺激的だった。また、本作品を通して、あらためて「のだめカンタービレ」が非常に奥深い作品であることが再認識できたという感じだろうか。
プロの指揮者やピアニストの大変さは、「のだめカンタービレ」においても描かれているところだが、ピアニストである作者は、サラリと、そして面白く現実的なプロの苦労を書いている。
そしてとても、とても感動したのが、最終章だ。世界をまたにかけて活躍するプロフェッショナルと、私たち凡人との音楽を通してのつながり。この作品のおかげで、ますますクラシック音楽に魅力を感じた。
クラシック音楽が好きで、<のだめ>のファンならぜひ読んで下さい。如何に<のだめ>がよく出来ているかがよく分かります。筆者はプロの音楽家ですから、まるで<のだめ>の打ち明け話を聞くようなおもしろさがあります。
ただ<のだめ>のそのままの引用が多すぎて、どこまでがフィクションでどこから筆者による現実の解説なのかが曖昧です。もっと積極的に<のだめ>の世界を批評するような書き方だとよいと思います。
以下に目次を掲げておきます。目次にはもっと詳しい見出しが添えられていますが、それを読むと本書の内容が端的に分かります。
第1章:一回読譜したらとっととやるぞ!
第2章:楽譜どおり弾け!
第3章:バレンボイム対ホロビッツ!?
第4章:コンクール派と非コンクール派
第5章:留学
第6章:指揮者の謎
第7章:コンサートで受けるプログラム
第8章:音楽は人間が出る?
第9章:ピアニストは本当に不良債権か?
見出しより
ショパンはのだめにうってつけ/フランクはお母さんに愛されすぎた?/収入ゼロが2万人/スタートが遅れる日本のシステム/楽譜のどこを読むの?/ポゴレリッチは、のだめのモデルのひとり?・・・・
プロのピアニストからみた「のだめカンタービレ」、「神童」、「ピアノの森」
他の二つは読んでないので、「のだめ」に注目して読みました。
のだめ=ホロヴィッツ VS 千秋=バレンボイムか、なるほど。
ピアノコンクールや指揮者コンクールを実際のコンクールと対比してみたり
コンサートプログラムのセンスを論じてみたり。
クラシック好きで、「のだめ」を読んだことのある人には、味わい所、笑い所満載です。
でも、「のだめ」を読んで興味を持ったクラシックに詳しくない人でもきっと楽しめると思いますよ!
「のだめ」のヒットで、クラシック界という閉じた世界の扉が一般人に開かれた。というのですが、ずらずらと登場する固有名詞で一般人である私が知っているものはほんのわずか。なんのことやら、、、という記載もたくさんあります。
でもこれはクラシック界だけのことではない。建築の世界にしたところで、先日yahooのアンケートであなたの知っている建築家は?の4位だかに姉歯があがっているっていうんですから。。。(姉歯氏は「建築家」じゃないし!!)
欧米のように、一般人ももっと音楽とか建築とかアートとかに興味を持って話題にすることが出来たらいいんですけどね。
そういう意味で「のだめ」やこの本はいい「ネタ帳」かも。
ルービンシュタイン、リヒテル、ホロヴィッツ、アシュケナージ、アルゲリッチ、バレンボイム、ゼルキン、ミケランジェリ、ポゴレリッチなど、綺羅星のごとくの名ピアニストのエピソードがふんだんに盛り込まれており、この箇所だけでも面白い内容だったと評価します。
堅苦しいイメージが漂うクラシックの世界を『のだめ』を引用しながら、巧みな比喩をもって解き明かしています。ピアニストの大変さを浮き彫りにして、華麗なステージの裏に大変な日々の努力が隠されているのを教えてもらいました。それにしても経済的に恵まれない世界ですね。一握りのコンサート・プロだけがその実力に見合う報酬を得られるわけで、筆者のように音大の教授につくなんてことは物凄い業績と実力がないと得られないのを再認識しました。
『のだめ』の漫画は読んでいませんが、ドラマや映画を見ていますので楽しめましたが、知らない方にとっては少し様子が把握しづらいでしょう。
本書のような分かりやすく、興味深い音楽関係の図書がほとんどない中で、大変貴重な書き手だと思いました。専門書も含めて多くの著作がある方ですので、今後も元気のないクラシックの世界に少しでも多くの若い世代を惹きつけるような書籍を生み出してほしいと願っています。
音楽もののマンガのエピソードを
ピアニストで大阪音楽大学の教授でもある著者が
読み解いています。
「『のだめカンタービレ』は「開けゴマ」の呪文」という
小見出しもあり、メインに取り上げられているのは
「のだめ」です。
ピアノは、女の子の習い事としては一般的なので
「弾ける」と言うのは躊躇するレベルでも、
多少は弾いたことがある人は多いです。
けれど「のだめ」に出てくるようなコンクールや演奏会となると
ほとんどの人にとっては縁遠いもの。
それらについて、著者はさくさく紹介しています。
驚いたのは、第二次世界大戦前までは必ずしも
「楽譜に忠実に弾け」というスタイルが絶対ではなかったこと。
19世紀までさかのぼると、楽譜のまま弾かないのが主流だったとか。
ほかにも、留学事情や入試のお話、
コンサートで受けるプログラムの章などは
「のだめ」の解説にもなっていて興味深かったです。
ただ「のだめ」を読んだことも見たこともないという人には
「のだめ」話が多すぎて、いまひとつわかりにくいかもしれません。