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「古事記」の真実 (文春新書 649) 新書 – 2008/8/20

4.1 5つ星のうち4.1 15個の評価

「古事記」は日本語、国の成り立ち、列島人の心が濃縮されたタイムカプセル。記紀神話の世界をより刺激的、実証的に読み解く好ガイド
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2008/8/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/8/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 293ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166606492
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166606498
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 15個の評価

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長部 日出雄
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 日本書紀との対比で古事記が、天武と稗田阿礼との「創作」であるとの趣旨が独創的だ [阿礼女性説もこれと密接に関連するーー太安万侶の役割と共に]。長部の『古事記とは何か』も並行して読んだが、『真実』の方が基本になっている。また、文字文学以前の音韻の枢要な役割が基本であることも力説されている。簡単に要約できないほどのーー色々の認識が得られた。
 天武が壬申の乱を制したことが、その後の日本の姿を変えたことも知らされた [ややトッピな比較で言うと、キリスト教におけるパウロに匹敵するような人物かも知れない、などと考えたりもする]。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代史に強い関心を持つ直木賞作家によって精力的に書かれた雑誌連載の新書化です。関心の赴くまま、勉強したことを筆にまかせて開陳しています。著者の人柄が随所に表出しているところはこの作家のファンには好まれるでしょう。たとえば、敗戦直後に「皇国史観アレルギー」にそまったがゆえに、伊勢神宮に参拝したのは還暦を過ぎてからだったと書くあたり、率直さにあふれている。

古事記をもとに興味深いテーマがいろいろ書かれていて確かにこちらの関心をかき立てられます。ただし資料の受け売りも多く、また主張めいたことになると何を根拠にそういえるのか、そのよって立つ著者の基盤が希薄なため、あまり説得力は感じられませんでした。しいていえば作家の直感が根拠、ということなのでしょうが…。

『古事記の真実』というよりは、『私にとっての『古事記』の真実』というのが近いところでしょうか。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年5月22日に日本でレビュー済み
「諸君!」の連載を新書にしたということで、右からの視点で書かれているという評価もあるようだが、読んでみると、皇国史観から書かれたものとは思えなかった。「真実」ではなく「空想」だという評価もあるようだが、残された文献資料が乏しい古代史については、推量にもとづいて論ずるのは通常のことで、逆に、推量(空想)なしに論ずるのはむずしいと思う。「古事記」の現代語訳を読んでも分からなかったことが多く書かれていて、「古事記」や古代史を理解するのに参考になった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年5月24日に日本でレビュー済み
「古事記」と言う名前は知っており、そこに書かれている主要なエピソードは知っているが、本当に「古事記」を知っていると言えるのか?そんな気持ちで、この本を手にしました。
読み始めると、冒頭から稗田阿礼は女性だったと来ました。
最初から驚きです。
更に、この本は天武天皇の強い意志の元、稗田阿礼と太安万侶の助けによって書かれたものであることも。
そして、天武天皇こそが、今の天皇制の大本を築いたということです。
今までの通り一遍の歴史の授業では、とても知りえなかった事実です。
とにかく、この本は読めば読むほど驚かされることばかりでした。
ここに書かれていることについて、これらの正誤を評するほどの知識がないのが非常に残念です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年10月3日に日本でレビュー済み
「古事記の真実」ではなく、「古事記の空想」です。
歴史的事実を記述したものではなく、こうであったらいいのにという
思いっきり歴史的願望を書いた本です。
それはそれとして一つの書き物だとは思いますが、「諸君!」に連載
されただけのことはあります。
 
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年4月6日に日本でレビュー済み
 古事記について学校で習ったことは、日本書紀が日本最古の歴史書に対して古事記は
日本の伝承が書かれた物語である。ということだけでした。敗戦後GHQからの
「神道指令」により、古事記の内容に関する教育を一切しなくなったことが現在も
継続されているのでしょう。天皇を現人神に祭り上げ、陸軍暴走の根拠となっている
国家神道が太平洋戦争の諸悪の根源であると理解している方は日本でかなりいる
ことでしょう(なんせ戦後学校でそう教えられたのですから)私は古事記の内容を
知ることが軍国主義の復活に寄与するとは思っていないので本書を手に取りました。

 古事記の研究自体は続けられており、その解釈、評価、位置付けなど諸説ある
ことが先ず分かりました。その中で、筆者がどの説を支持しどう位置付けるか自分の
考えが書かれています。神道は自然に宿る八百万の神を信仰する原始宗教が海に
囲まれた特殊な環境で人間と自然の緩やかなつながりを司り、公教育で扱われる
ことはなくなりましたが、私たちの生活の中には行き続けています。これは日本
固有の文化(個別性)としてもっていても差し支えないのでは?と最近思っています。
では天皇はどうか?日本国の「象徴」(こう教えられて理解できる中学生は皆無
だと思いますが)としての皇室は概ね国民から受け入れられているとは思います。
天皇が国家権力を持っていた期間は日本史全体の時間軸で見るとむしろ僅かで、
天皇は人と八百万の神を仲介する霊力を持った宗教者として尊敬されていた期間が
大部分であったと私は感じています。

 それをどうとらえるかは個人の自由として、日本人としてその辺のいきさつ
くらいは知っていてもいいように思いました。するとこれをどこで誰が教えるか
が問題になるんだろうなぁ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年4月25日に日本でレビュー済み
本書では、古事記の神代篇に焦点を絞って分析している。
稗田阿礼とは何者か、どのような過程を経て古事記が完成していったのかを考察している。

著者によると、古事記が編纂された最大の理由は天武天皇の危惧感にあるという。
天智天皇と大友皇子親子は、側近を百済の学者で固め、日本古来の文化を軽視していた。
日本古来の文化が失われることを危惧した天武天皇は、稗田阿礼に日本各地に古来から存在する話を収集させたという。

著者の推察には賛否両論あることと思うが、日本という国の生い立ち、文化・伝承を知るには最適の本だと思う。
2009年1月22日に日本でレビュー済み
 古事記の編者とされる太安麻呂、稗田阿礼のプロフィールから説き起こし、
稗田阿礼は男?女?問題にも一説を投じる。
 日本書紀が39年を要したのに比べ、4箇月という短期間で編まれた古事記の謎。
 日本書紀が漢語で書かれたのに対し、なぜ古事記は和語で書かれたのか。
 著者はそこに古代日本語の生成を見、和語と和音の漢字での表記に苦労
したであろう安麻呂を見出す。
 高天原の場所や伊勢神宮の20年毎の遷宮、出雲大社など話題は尽きず、
万葉のロマンに逍遥する、想像力あふれる一冊。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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