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ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書) (文春新書 719) 新書 – 2009/10/17
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【著者・佐藤優さんからのコメント】
中世哲学に、「博識に対抗する総合知」という基本原則がある。いくら断片的知識をたくさん持っていても、それが総合され、縦横無尽につかいこなすことができなければ意味がない。立花隆さんが「知の巨人」と呼ばれるのは、まさにこのような総合知を体得しているからだ。
立花隆さんとの対談は、文字通り、真剣勝負なので緊張する。お互いに相手の発言には最後まで耳を傾け、何を考えているのかを理解する。その上で、賛成できることには賛成し、異論がある部分については、そのことを率直に述べる。実にすがすがしいやりとりができたと思う。
この対談で面白かったのは、私と立花さんとの間にあるいくつかのねじれが明らかになったことだ。立花さんは、相対性理論、量子力学を知っている現代人がカントの『純粋理性批判』の世界にとどまっていることは、知的に不誠実であると考える。これに対して私は、『純粋理性批判』がニュートン力学的な「古い物理学」に基づいているが故に重要と考える。現実の国際政治や市場が、ニュートン力学的な世界観を基礎に動いている。国際法や国際連合も基本的にカントの時間、空間概念によって組み立てられているからだ。
私は、地動説を知っている現代人も、日常的には太陽、月、星が地球を回っていると受け止めているので、天動説で世界について語ってもよいのではないかと思うのだ。ただし、ニュートン力学、カントの批判理論、天動説がそれぞれ偽りの理論であるという認識をもっておく必要がある。
われわれを取り巻く世界は、嘘と悪に包まれている。それを見抜くために教養が必要なのだ。嘘に騙されず、悪に極力関与しない生き方をするための実用性をこの本はもっている。ほんとうの実用性は、「ハウツー」式では身につかない。自分で考えることを繰り返すことによって体得する教養こそが、真の実用性をもつことを、私は立花さんとの共同作業を通じて読者に伝えたいのである。
- ISBN-104166607197
- ISBN-13978-4166607198
- 出版社文藝春秋
- 発売日2009/10/17
- 言語日本語
- 寸法11 x 1.6 x 17.5 cm
- 本の長さ328ページ
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登録情報
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- 発売日 : 2009/10/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 328ページ
- ISBN-10 : 4166607197
- ISBN-13 : 978-4166607198
- 寸法 : 11 x 1.6 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 220,178位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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だいぶ前に買っていましたが敢えて読みませんでした。
読めば書いたくなる本が一気に増えることを危惧したからです。
案の定、読後、買いたい本が数十冊増えました。
今でも読もうと予定して購入済みの本は数百冊あります。
またため息が増えそうです。
2人の蔵書数は立花さんが15万冊、佐藤さんが3万冊といいます。
古今東西の歴史、哲学、宗教、科学についての主要な本について、どう読んだのか、どこに共感したのか、社会への影響、歴史的な意義などにつて丁々発止の対論です。
意外だったのは資本論、キリスト教に関する部分が多かったことです。
一読して感じたのはお二人とも読書を通じて確たるスタンスを築いていることです。
マスコミ、ネット情報に右往左往しない確たる視点をお持ちだと感服しました。
知は力だといいますが、つくづくそれを感じさせてくれた本でした。
(対談の中でちらっと名前だ出てくるだけのものも)
2人の巨匠がどんな本を読んでいるのか、ということが分かるのと、
これらの本をとりあえず読めば間違いない、ということが分かります。
あとは、自分の知らない分野を勉強したいときに
まず何から読めばいいかも学べます。
時間がない社会人にこそ、読んで欲しい1冊。
最近は静かなのが心地よい。自宅では意識してテレビを消す様にしている。音を伴う映像を見ると疲れを感じるのはやはり歳のせいか。
なので、本を読む時間が自然と増えてきた。小説が多いけど、ノンフィクションもたまに読む。
小説以外の本を読む時は、適当に選ぶと当たり外れが大きいので、立花隆や佐藤優の書評を参考にすることが多い。
すると、この2人が対談している新書を偶々見つけたので早速読んでみた。知性の塊りみたいな2人だがユーモアがあるし、人間味の温かさも感じて昔からファンだ。
立花隆の書斎「猫ビル」が近隣にあって、ジョギングでよく脇を通った。生前、本人を見かけたこともあるが、家族らしき人の肩に手をかけてゆっくり歩いていた。
佐藤優は著作を読むと超ストイックな印象だが、メタボっぽいし、声のトーンも高くて可愛い感じ。ただ、最近はかなり痩せてきた。遂にダイエットに成功したのかもしれない。
今回読んだ新書「ぼくらの頭脳の鍛え方」は、2人合計で400冊の本を勧めているが、歯応えの強そうな本が多く、全部読みこなすのはかなりしんどそう。
紹介された本は歴史、哲学物が多い印象だが、柔らかい本もある。しかしなんと言っても2人の対談内容がバツグンに面白く、それだけでも読む価値ありと思った。
マルクスやフロイトなど、2人の評価がけっこう違う本も多いし、著作に関するエピソード、コメントが楽しい。立花隆の学生時代の話や、佐藤優の外交官時代の話、刑務所にいた時の話など大変興味深い。
常に傍に置いて、次に読む本の手引き書みたいに使うことにしよう。
目についた時に、この本は繰り返し読み返している。
この本を読んで感じるのは、佐藤優の読者への心配りの半端なさ!
人にわかりやすく何かを伝える天才だと感動さえする。
そのわかりやすさは、佐藤優の人間性から来るのか?
あたまのいい人が書いた、有益な所がある本でも
読後、気分が悪くなることがある。読者に対する優しみと想像力が 足りないからだ。
その点、この本はVIPな二人が読者に優しみを持って作られたものだと思う。
モノ覚えが悪いせいか、「ぼくらの頭脳に鍛え方」は何度繰り返して読んでも
ワクワクドキドキしてしまう。
著者ら曰く、「千冊は挙げたい」とのこと。
立花隆氏の読書本は他にもありますが、佐藤優氏との会話の中で、紹介されている本の魅力が増していくような感じです。
紹介されている本は、歴史、地政、政治、哲学等、例によって多岐にわたり、二人の知性がどのような読書によって形成されたかがよくわかります。自分を振り返ると・・・・・、みたいな感じですね。
個人的にグッときたのは、教養としてのマルクス(資本論、共産党宣言)やゲオポリティクス(地政学)の重要性など。確かにマルクスの経済学的な視点や時代背景を考慮した上での思想を知っておくのは、教養としては必要ですし、外交政策の決定などに地政学が重要という話も納得感がありましたし、新鮮な感じがしました。
また、読んでいて面白かったのは、本に対しての評価が必ずしも一致していないこと(とはいいつつ佐藤優氏の方が、気をつかっているような印象はありますが)。予定調和的な感じでないところも、「いろんな読み方していいんだ」みたいに思えてよかった点ですね。
ほんとに面白い一冊でした。お薦めです!
政治・経済・哲学・宗教・科学・歴史・戦争・文学と幅広く400冊紹介されているが、物事にはタテだけでなく、ヨコの繋がりがあるわけだから、特定の分野だけを掘り下げただけでは、正しく本質を捉えることはできない。
読書を通じて、一生かかっても経験できないモノを、疑似体験できる。 そう考えると,本って、安い買い物かもね。