「ローマ人の物語」で、日本におけるローマ帝国の位置付けを
飛躍的にアップさせた著者による、「文藝春秋」の連載2003~
2006年の足掛け3年分を纏めたものです。
執筆時期が「ローマ人の物語」の最終盤と同時期ですので、その
辺りからも、ローマ帝国を通した視点が多くなりました。
唯、そうは言っても、ローマ帝国は米国や中国の手本となっても、
日本の手本とはならないと言います。
そして日本の手本として挙げたのが、軍事小国であり、外交大国
であったヴェネツィア共和国であったのが、とても印象的でした。
それ故、日本の外交政策には手厳しいものがあります。
その姿勢は、著者が敬愛するマキアヴェッリのように、冷徹な
リアリスト振りを発揮しています。
このような独特の視点こそが、今後の思考回路への刺激となる
ものです。
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日本人へ リーダー篇 (文春新書 752) 新書 – 2010/5/19
塩野 七生
(著)
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日本にはなぜカエサルのような果断なリーダーが出ないのか?ローマ帝国は危機に陥るたびに挽回した。では、今のこの国になにが一番必要なのか──。
なぜリスクをとるリーダーが出ないのか──昨今の政治状況をみれば誰もがこうした疑問を抱かざるをえないが、著者は本書で見事にこの難問に答えてくれる。小林秀雄氏や司馬遼太郎氏がそうであったように、著者はローマの歴史と対話しながら、この国のあり方を根本から論じていく。
危機の時代こそ歴史と向き合え! 21世紀の「考えるヒント」40本。月刊「文藝春秋」の巻頭随筆を新書化したシリーズ第一弾!!
なぜリスクをとるリーダーが出ないのか──昨今の政治状況をみれば誰もがこうした疑問を抱かざるをえないが、著者は本書で見事にこの難問に答えてくれる。小林秀雄氏や司馬遼太郎氏がそうであったように、著者はローマの歴史と対話しながら、この国のあり方を根本から論じていく。
危機の時代こそ歴史と向き合え! 21世紀の「考えるヒント」40本。月刊「文藝春秋」の巻頭随筆を新書化したシリーズ第一弾!!
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2010/5/19
- 寸法11 x 1.3 x 17.5 cm
- ISBN-104166607529
- ISBN-13978-4166607525
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2010/5/19)
- 発売日 : 2010/5/19
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4166607529
- ISBN-13 : 978-4166607525
- 寸法 : 11 x 1.3 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 328,553位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 632位文春新書
- - 1,758位政治入門
- - 2,324位外交・国際関係 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1937年7月7日、東京生れ。
学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。1968年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。
1982年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。1983年、菊池寛賞。1992年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。1993年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。1999年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。2007年、文化功労者に選ばれる。2008-2009年、『ローマ亡き後の地中海世界』(上・下)を刊行。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年10月8日に日本でレビュー済み
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シェークスピアの作品にあるような普遍性のある歴史的事実がどんどん例示されます。
それだけで圧倒されめす。
こういう方が何人か政治家になってくれていたら、世の中良くなってたでしょう。
それだけで圧倒されめす。
こういう方が何人か政治家になってくれていたら、世の中良くなってたでしょう。
2019年2月22日に日本でレビュー済み
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理路整然と考え、大胆に言い放つ、ユーモアを添えて。素晴らしい。全15巻の大作も読もうかな。
2018年2月20日に日本でレビュー済み
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小泉進次郎が著書を読んだということで自分も。ローマの歴史に興味がないのでどうかと思っていたが、かなり面白かった。日本国外からの視点、歴史に裏打ちされた意見等、本質をついてるなと。オススメです。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
著者の歴史物をはじめほとんどの著作を読んできた塩野ファンです。
ローマ時代やルネッサンス時代の人々の言葉や挿話あるいはイタリア及び西欧の人々の考え方を土台にした本書におけるリーダー論や国家論は、ピンポイント的にはなるほどとうなずけるものが多いです。
その反面、これだけでリーダーを論じられるのだったら世話は無いという感じがします。つまり、ピンポイントではなく大局を見たリーダー論にはなっていないということです。ましてや、それを国家論というより大きな論点として拡張した場合には、それなりにより大きな視野に立つべきでしょう。現在の複雑な日本及び世界の政治情勢はローマ時代やルネッサンス期イタリアなどの限られた歴史的土台で論じられるものではありません。
その意味では、ハルバースタムの「ベスト&ブライテスト」、「覇者の驕り」、「ザ・コールデスト・ウインター」、「静かなる戦争」などの著作の方がはるかに意味があります。ハルバースタムはリーダー論を掲げて「リーダーとは何か、リーダーシップとは何か」と言っているわけではありません。読者が読み進める中で自ずから深く感じ取るものです。
世の中にはいろいろなハウツーものの役に立たないリーダー本がはびこっています。本書は、そのようなハウツーものとは異なり、より含蓄のある読み物として楽しめますが、それでも日本人へ向けたリーダー論として大きく看板を掲げるのはどうかと思います。
敬愛する塩野さん、あなたを持ちあげる人々が大勢居ても大御所にはならないで下さい。「己の能力の限界を知る」ということは大切です。塩野流歴史観を現代国家論にまで拡張して講演して回ったりするのは、日本の一部の政治家に利用されるだけのことです(利用されていることに気付かないのであれば、もっと困ったことです)。
「わたしたちは、あなたを尊敬したくてウズウズしているのです。その期待を裏切らないでください。」
ローマ時代やルネッサンス時代の人々の言葉や挿話あるいはイタリア及び西欧の人々の考え方を土台にした本書におけるリーダー論や国家論は、ピンポイント的にはなるほどとうなずけるものが多いです。
その反面、これだけでリーダーを論じられるのだったら世話は無いという感じがします。つまり、ピンポイントではなく大局を見たリーダー論にはなっていないということです。ましてや、それを国家論というより大きな論点として拡張した場合には、それなりにより大きな視野に立つべきでしょう。現在の複雑な日本及び世界の政治情勢はローマ時代やルネッサンス期イタリアなどの限られた歴史的土台で論じられるものではありません。
その意味では、ハルバースタムの「ベスト&ブライテスト」、「覇者の驕り」、「ザ・コールデスト・ウインター」、「静かなる戦争」などの著作の方がはるかに意味があります。ハルバースタムはリーダー論を掲げて「リーダーとは何か、リーダーシップとは何か」と言っているわけではありません。読者が読み進める中で自ずから深く感じ取るものです。
世の中にはいろいろなハウツーものの役に立たないリーダー本がはびこっています。本書は、そのようなハウツーものとは異なり、より含蓄のある読み物として楽しめますが、それでも日本人へ向けたリーダー論として大きく看板を掲げるのはどうかと思います。
敬愛する塩野さん、あなたを持ちあげる人々が大勢居ても大御所にはならないで下さい。「己の能力の限界を知る」ということは大切です。塩野流歴史観を現代国家論にまで拡張して講演して回ったりするのは、日本の一部の政治家に利用されるだけのことです(利用されていることに気付かないのであれば、もっと困ったことです)。
「わたしたちは、あなたを尊敬したくてウズウズしているのです。その期待を裏切らないでください。」
2018年1月22日に日本でレビュー済み
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今の日本に求められているのはリスクが取れるリーダーである。こうした主張がこの本全編には流れている。
カエサルの言葉として、人間には全ての現実が見えているわけではないという
危機の時代にリーダーをかえても、危機を免れるわけではない。必要なのは、危機にしっかりと直面し、対処していけるリーダーだ
つまりリスクが取れるリーダーだろう。意思決定と反省の孤独にたえ、リスクをとり、決断し、孤独な反省に耐えられる人材こそが真なるリーダーだと学ぶ
カエサルの言葉として、人間には全ての現実が見えているわけではないという
危機の時代にリーダーをかえても、危機を免れるわけではない。必要なのは、危機にしっかりと直面し、対処していけるリーダーだ
つまりリスクが取れるリーダーだろう。意思決定と反省の孤独にたえ、リスクをとり、決断し、孤独な反省に耐えられる人材こそが真なるリーダーだと学ぶ
2010年6月10日に日本でレビュー済み
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『ローマ人の物語』の著者、塩野七生が日本人に送るメッセージ。
読んでいると、日本人のリーダーとローマの皇帝たちとの器の違いに、
気づかされます。
骨太であり、リスクを取り、人類愛に満ちており。。。
パクス・ロマーナと呼ばれる大繁栄をしたローマ帝国がなぜ滅亡したのか。
五賢帝とも呼ばれる、優秀な指導者もおり、
敗者同化路線をとって領土を拡大していったのに。
その理由は、
三世紀の危機にあるといいます。
この時代、指導者が頻繁にかわり、政策の継続性が失われました。
このことが力の無駄使いにつながり、挽回不能なほどの打撃をローマに与えたといいます。
さて、日本。
ローマ帝国の三世紀の危機と同じことが起こっているとしか、
思えません。
“危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは、夢であって現実ではない。”
読んでいると、日本人のリーダーとローマの皇帝たちとの器の違いに、
気づかされます。
骨太であり、リスクを取り、人類愛に満ちており。。。
パクス・ロマーナと呼ばれる大繁栄をしたローマ帝国がなぜ滅亡したのか。
五賢帝とも呼ばれる、優秀な指導者もおり、
敗者同化路線をとって領土を拡大していったのに。
その理由は、
三世紀の危機にあるといいます。
この時代、指導者が頻繁にかわり、政策の継続性が失われました。
このことが力の無駄使いにつながり、挽回不能なほどの打撃をローマに与えたといいます。
さて、日本。
ローマ帝国の三世紀の危機と同じことが起こっているとしか、
思えません。
“危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは、夢であって現実ではない。”