文章は荒削りなところを感じるが、読んでいてとても面白く感じた。
漫画「イチ」で出てきたヤクザマンションって本当にあったんだなあ。
名前だけは聞いたことあるのだが、あの加納貢って人と一緒に住んでいたとは!
山口組ばかりを追いかける記者が次第にファンクラブのようになってしまったり、
ヤクザの取材ばかりしているために自身の風貌もそれっぽくなってしまったり、
地縁の強い地方で、昔の不良仲間が集まってヤクザになった旧友を支援・押し上げていく様・・・
などは特に面白かった。
本書中でも指摘されているが、
反社会的勢力と認識されているヤクザの専門雑誌が堂々とコンビニで売られているのはどうなの?
と私も思う。
ヤクザとそれを取り巻く周囲の一つの現象にすぎないのかも知れないが、
こういうった事例を見るにつけ、
著者が言う「日本社会の中で一定の機能を果たしているヤクザ」という評価は簡単に否定できるものではないと思う次第である。
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潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書) 新書 – 2011/2/17
鈴木 智彦
(著)
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購入オプションとあわせ買い
脅迫は日常茶飯事、記事への抗議から襲撃され全治1ヶ月。気鋭のヤクザ専門ライターが命がけで書いた暴力団社会の最新ウラ事情
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2011/2/17
- ISBN-104166607936
- ISBN-13978-4166607938
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2011/2/17)
- 発売日 : 2011/2/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 288ページ
- ISBN-10 : 4166607936
- ISBN-13 : 978-4166607938
- Amazon 売れ筋ランキング: - 80,297位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月6日に日本でレビュー済み
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他レビューには、私的にすぎる、突っ込みが甘いなどと散々だが、記者クラブ所属だと考えてみたことがあるのか?
もっと具体性持たせたとしたら、明日から取材は拒否さろてしまうだろう。
ヒトにだけ無いものねだりするべきではない。
これで十分。あとは業界紙に頼るほかない
もっと具体性持たせたとしたら、明日から取材は拒否さろてしまうだろう。
ヒトにだけ無いものねだりするべきではない。
これで十分。あとは業界紙に頼るほかない
2019年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そもそもヤクザ云々より晩年の加納貢の生活が知りたくて購入した。この本の価値はそこだろう。新宿の顔。伝説の愚連隊。理想主義。フーテンの寅さんだ。でも誰だって爺さんになるね。。ちょっと感慨深かった。
その他ヤクザジャーナリストとヤクザの関係とか、飛田新地とヤクザの関係とか。へぇーとかフムフムとか思う意外な話も多々あった。
その他ヤクザジャーナリストとヤクザの関係とか、飛田新地とヤクザの関係とか。へぇーとかフムフムとか思う意外な話も多々あった。
2015年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
潜入というタイトルに対していくつかレビューが寄せられていますが、私は潜入というタイトルに違和感は感じなかったです。
実際に暴力団事務所に潜入しているし、暴力団事務所で原稿を書いたりしています。組員が朝ご飯を作る様子や実際に暴力を行使している様子、実際にお金を巻き上げる様子、危険地域の実態、メディアとの関わり方、歌舞伎の暴力団マンション、政治家との関わりなどなど、雑誌やテレビでは知ることの出来ない興味深い内容ばかりでした。
「鈴木さん、コミニュケーション能力高すぎ、、、」と何度も思いました。
タイトル通り鈴木さんの潜入体験を書いてあり、暴力団の基礎知識を書いてある訳ではないので、暴力団のことをある程度知っている人向けかもしれません。
と言う私は暴力団の基礎知識が全くない中読み進めましたが、非常に面白く読めました。
実際に暴力団事務所に潜入しているし、暴力団事務所で原稿を書いたりしています。組員が朝ご飯を作る様子や実際に暴力を行使している様子、実際にお金を巻き上げる様子、危険地域の実態、メディアとの関わり方、歌舞伎の暴力団マンション、政治家との関わりなどなど、雑誌やテレビでは知ることの出来ない興味深い内容ばかりでした。
「鈴木さん、コミニュケーション能力高すぎ、、、」と何度も思いました。
タイトル通り鈴木さんの潜入体験を書いてあり、暴力団の基礎知識を書いてある訳ではないので、暴力団のことをある程度知っている人向けかもしれません。
と言う私は暴力団の基礎知識が全くない中読み進めましたが、非常に面白く読めました。
2015年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キンドルで100冊以上は読んでいるけど、これほど酷い落丁本は初めてでした。
頁が飛びまくってます。この本をキンドル化した人間は校正後キンドルで読んだのでしょうか・・・?
読んでいたらこの状態で出しませんよね・・・
読み物としては面白いと思うけど、この編集では星2つでしょう…!!!
頁が飛びまくってます。この本をキンドル化した人間は校正後キンドルで読んだのでしょうか・・・?
読んでいたらこの状態で出しませんよね・・・
読み物としては面白いと思うけど、この編集では星2つでしょう…!!!
2021年3月3日に日本でレビュー済み
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ヤクザ情報専門誌のライターだけあって、元ヤクザ手記とは一味違った内容で非常に面白かったです。ド派手な抗争内容や著名人の実名ネタなどはありませんが、ヤクザの非常にリアルな内容が書かれています。殺されてしまったヤクザの3倍自殺したヤクザがいるという実態には驚きました。ヤクザに憧れてなりたいとか思ってる人は読むべきだと思います。
2016年2月6日に日本でレビュー済み
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幅広い内容で、ヤクザ業界の現状を描いている。どちらかと言えば、作られた伝説が幅をきかす、この手の著作のなかで、人間として悩み、苦しむヤクザの姿も描いていて、いわゆるヤクザルポとは一線を画している。
2015年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
単純な好奇心からヤクザの実態を知りたかった著者が、歌舞伎町のヤクザマンションと呼ばれる住居に住み、
日常的にヤクザと交流し、ときにトラブルに見舞われときにイベントの取材をしながら彼らの実態を書き明かした本。
やくざへの警察の取り締まり、人権を無視される彼らの扱い、それでいて存在しつづける理由。
そんな内容が、具体的なエピソードと共に書いてありました。
自分が取材した理由を、大衆に真実を伝えるためなどという大仰なものではなく単なる好奇心だと言い切り、
ヤクザと頻繁に接触しつつも一線を越えず冷静な筆者には好感が持てた。
ただ、彼らの仕事の中身や組織のお財布事情などについても言及していてほしかった。
日常的にヤクザと交流し、ときにトラブルに見舞われときにイベントの取材をしながら彼らの実態を書き明かした本。
やくざへの警察の取り締まり、人権を無視される彼らの扱い、それでいて存在しつづける理由。
そんな内容が、具体的なエピソードと共に書いてありました。
自分が取材した理由を、大衆に真実を伝えるためなどという大仰なものではなく単なる好奇心だと言い切り、
ヤクザと頻繁に接触しつつも一線を越えず冷静な筆者には好感が持てた。
ただ、彼らの仕事の中身や組織のお財布事情などについても言及していてほしかった。