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原発安全革命 (文春新書 806) 新書 – 2011/5/20

4.4 5つ星のうち4.4 45個の評価

ウランからトリウムへ。著者が提案する液体燃料なら、たとえ大津波がきても、あのような惨事に至らなかった。「日本再生」の切り札

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2011/5/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/5/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 247ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166608061
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166608065
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 45個の評価

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古川 和男
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年に関電力大飯原発の運転差し止めを命じた福井地裁裁判長樋口英明氏は「地震や津波で国は滅びない。しかし、戦争と原発で国は滅びる」とする。また、原発建設に携わった森重晴夫氏によれば、メルトダウンした福一原発第一炉の基部コンクリートは溶融し、炉本体はむき出しの鉄筋によって辛うじて支えられ、為に震度6強の地震が襲えば、残置され使用済み核燃料392本を冷却するプールが破壊されて燃料の冷却は不能となり、多量の使用済み核燃料が広範囲に飛散し、最悪では311で恐れられた東日本壊滅の悪夢に日本は直面すると警告している。これらより、地震大国日本では「(ウラン)原発は採算性のみを重視する自国民に向けた核兵器」であると考える。
 但し、核エネルギーを考えるに当たっては、ウラン原発とトリウム原発を分けて考えるべきだ。昨年6月に中国はゴビ砂漠に建設したトリウム発電所の実証実験運転を開始し、30年までには新設原発はトリウム発電に切り替えるという。YouTubeでは英語ではトリウム発電についての映像が多々あり、いずれも安全性の高さに同意しているが、日本では小出裕章氏や飯田氏等の長年にわたり反ウラン原発、脱原発論者ですら、一人としてトリウム発電を論じた方はいない。ウラン原発を日本が止めれば、即、自然・再生エネルギーによって、我々のエネルギー問題は解決すると説く。しかし、氏らの説く「数値」は国際機関の発表する値であって、日本の自然と風土で可能であるとの数値ではない。中国の如くに砂漠にソーラーパネルや風車を敷き詰められる、あるいはドイツやデンマークの如く浅い海があり風力発電が安く可能な国土・気候が、日本ではない。日本のメガソーラーは危険な山地斜面に多く、緑の山際に立ち並ぶ風力発電機は自然とマッチし、住民の生活に溶け込んでいるというのか?疑問とせざるを得ない。この疑問を多くの国民は感じているから、恐ろしいとは思いながら、ウラン原発を受け入れてしまっているのではないか。反ウラン原発、脱原発論者は今こそ、再生可能エネルギー原理主義を捨て、安全第一が可行うべきなのだ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもきれいな本でした。丁寧な梱包、素早い配送。本当にありがとうございました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般には知り得ないトリウム溶融塩発電を知ることができたが、内容がかなり専門的でレベルが高すぎた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トリウム発電について、前作に引き続き解説提案している。
原料の安さ、小型のプラントなど前作の提案と同じ、ただ最近の世界の限られた国で使われている実態も紹介している。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原子力発電システムとは電気機械的装置ではない、化学プラントだ。数々の原子力システムの開発に携わりながら体得したのがトリウム溶融塩炉であった。そして、固体燃料棒を用いた軽水炉に代表されるシステムは思想からいって間違いだらけであると数々の問題点を指摘しながら、なぜ、トリウム(Th)であり、溶融塩炉であるかを科学的に丁寧に説明している。さらに欠点も正確に説明し、今後の対応へのヒントを与えた説得力のある記述である。判っている限りの長所短所をすべて記載してところに真の科学者魂を見る想いで、頭が下がった。世界8か国の科学者と連携しながら、基本設計が終ったFIJIと命名したプラントでの実験を企画している最中にお亡くなりになったことが大変悲しく思います。内容は高校までの物理や化学の知識で十分理解可能であり、福島原発事故を体験した日本人全員に読んで頂きたい本です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人類を救う技術があり、感激しています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年1月29日に日本でレビュー済み
忘れ去られた技術ー1950年代、核兵器の材料プルトニウムを殆ど産み出さない、それどころか消滅させてしまう理由で破棄されてしまった原子炉ーそれがこのトリウム溶融塩炉である。

トリウムは自ら核分裂は起こさない。
そこでトリウムと使用済み核燃料プルトニウムを核反応させることで、莫大なエネルギーを取り出す。
当然プルトニウムは消滅する。
そう、核兵器の材料、使用済み核燃料、核のゴミ、厄病神プルトニウムをこの世から消す事ができる!
これほど素晴らしい技術が何故破棄されてしまったのか!?
最大の理由は米ソ冷戦構造にある。

冷戦時代、米ソは互いに牽制しあう為に核兵器の増産をした。
その為にプルトニウムを生成するウランを大量に求めた。
一方トリウムはプルトニウムを消滅させてしまうので、米ソにポンコツ物質という烙印を押される。

更に1970年代にオイルショックが訪れる。
米ソは原油価格の高騰に対抗する為にウランを原子力発電にも活用し始める。
そう、ウラン軽水炉である。
日米はウラン軽水炉の延長線上に高速増殖炉を夢見、ここでもトリウム溶融塩炉を採用しなかった。

しかし1979年米国でスリーマイル島原発事故、1986年旧ソ連でチェルノブイリ原発事故が起こる。
ウラン軽水炉の危険性がマスゴミに報道される。
そして2011年、日本でも福島第一原発事故がおきてしまう。
そして今、米ソと違い国土面積の小さい日本でウラン軽水炉が吐き出した使用済み核燃料の置き場所が深刻化する。
今現在の反原発、太陽光発電の流れはここにある。

ここで重要なのが「核廃棄物を消すには核反応のみ。化学反応では消せない」事である。
日米は高速増殖炉で消化を夢見たが、50年経った今でも実用化のメドは立っていない。
それどころか核融合炉という全く別の技術が出てきた。
そう、高速増殖炉は失敗だったのである。
そこで行き場を失った使用済み核燃料を消化してくれるトリウム溶融塩炉が、忘れられた技術が、息を吹き返したのだ。

トリウム溶融塩炉も広義では「原子力発電」である。
しかし、反原発、太陽光発電、マスゴミは「原発」と言う理由だけでこのトリウム溶融塩炉を抹殺してきた。
原子力専門家の言葉を抹殺してきたのである。
赦されざる罪である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1960年代に実験炉が完成していながら、時代の要請に合わず、商用化されなかった
トリウム発電所についての夢を語った本です。

福島原発事故を受けて、世界的な反原発の流れとなっています。
特に地震国である日本には地面が安定した場所が存在せず、現在の原発の様な繊細な
プラントで電気を起こすのは、かなり無理がありそうです。今のまま原発を運転し続け
ても第2、第3の福島原発事故が発生し、住める場所が減って行くことでしょう。
どこの土地でとれた食べ物も汚染されて行き、「直ちには影響ない」発癌物質に変わって
いきそう。安全というだけで危機管理ができない今の日本の政府や電力会社には、原発
事故への迅速な対応は無理っぽいです。

そうならないためには、今ある原発を止めていくしか無いのですが、そうなると問題は
どうやって安定的な電気を安価に得るか?となります。火力発電でも良さそうなんですが、
燃料費が高いですからね。今の原発の運転費用は安いことになっていて、それに変わる
発電所が必要です。

このトリウムを使った原子力発電所は、発電所を化学プラント(つまり液体が基本)と
して再設計したものであり、本書を読む限りは、現在の軽水炉型原子力発電所より
受けた感じ100倍以上安全そうです。

ただ、商用運転をするためには、技術的に解決しなければならない問題もありそう。
発電所自体はすぐにできそうですが、問題は燃料を再処理するための増殖炉が技術的
にまだ確立していないこと。(もしすでに解決ずみであれば、トリウムが豊富に取れる
中国やインドで発電が始まっているはず。)

ちょっと気になるのが、本発電でも核のゴミが出てしまう点です。現在の軽水炉より
圧倒的に少ないのですが、日本に恒久的に保存できる場所ってあるのでしょうか?
青森県の六カ所村と言えども、安全な場所とは言えません。しかもトリウムは日本に
は無いので、どこからか輸入する必要もあります。

こういった本の特徴として、現在の再生可能自然エネルギーを利用した発電がいかに
コスト高で、使えないかを強調する傾向があります。本書もご多分に漏れず、序章で一刀
両断に「国の補助無しでは成立しないエネルギー源」と切り捨てています。まぁ、持論に
持っていくには仕方ないかな、とは思います。良く考えると今の原発もそうなんですけどね。

ただ、現在の核のゴミを燃やして半減期を短くできる可能性がある様ですので、
いくつかある選択肢の一つだとは思いました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート