面白い一冊でした。
池上彰さんが仏教、キリスト教、イスラム教、神道の第一人者とも言うべき方々へのインタビューにより、各宗教の大まかな特色みたいなものを
描き出しています。
面白いと思ったのは、神道は判るものの他のインタビュー対象の宗教者が日本人であること。世界的な第一人者かと言われれば違うような気もしますが、日本人の宗教観が垣間見れてとても面白かったです。
そういう意味では、本書の題名である「世界が見える」というのは言いすぎな感じもしますね。
宗教学者である島田裕己氏、また養老孟司氏へのインタビューもあります。2人の少し宗教そのものに距離を保った立場からの発言もとても参考になるし、このインタビューがあるからこそ、各宗派の発言内容を読むときにも、深みを持った読み方ができたと思います。
宗教の入門書としては浅い気がしますが、この一冊に各宗教者の発言が載っていることは、とても価値あると思いますし、面白いと思いました。
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池上彰の宗教がわかれば世界が見える (文春新書 814) 新書 – 2011/7/20
池上 彰
(著)
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仏教、ユダヤ教、キリスト教からイスラム教まで。無宗教だけど信心深い日本人は宗教とどう向き合うべきか。やさしくて深い入門書
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2011/7/20
- ISBN-104166608142
- ISBN-13978-4166608140
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
人はなぜ宗教を求めるのか?日本人は「無宗教」なのか?スピリチュアルブームの正体は?仏教、キリスト教、イスラム教の3大宗教から、神道、ユダヤ教まで、7人の賢人と池上さんが読み解いた。世界を正しく理解するために必要なエッセンスがこの一冊に。
多くの命が失われた3.11東日本大震災以降、宗教が気になる方は多いでしょう。さらにビンラディン殺害や中東革命など、海外ニュースの背後には宗教が潜んでいる。そこで池上さんが、三大宗教の専門家はじめ7人の賢者に、素朴すぎる質問をしてくれました。「南無阿弥陀仏」の意味は? 「最後の審判」は来ますか? 「コーラン」って何? 島田裕巳さん「葬式はいらない」の? 養老先生「いい死に方」って何ですか? 池上さんのやさしい解説で、究極の「人生のレッスン」が学べます。
多くの命が失われた3.11東日本大震災以降、宗教が気になる方は多いでしょう。さらにビンラディン殺害や中東革命など、海外ニュースの背後には宗教が潜んでいる。そこで池上さんが、三大宗教の専門家はじめ7人の賢者に、素朴すぎる質問をしてくれました。「南無阿弥陀仏」の意味は? 「最後の審判」は来ますか? 「コーラン」って何? 島田裕巳さん「葬式はいらない」の? 養老先生「いい死に方」って何ですか? 池上さんのやさしい解説で、究極の「人生のレッスン」が学べます。
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2011/7/20)
- 発売日 : 2011/7/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 269ページ
- ISBN-10 : 4166608142
- ISBN-13 : 978-4166608140
- Amazon 売れ筋ランキング: - 103,945位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池上彰の知らないと恥をかく世界の大問題37 イラスト図解版 (ISBN-13: 978-4047318229 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2016年12月22日に日本でレビュー済み
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2019年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これほどの量の本を出していると、ショーペンハウアーにはチクリと言われそうではあるが、
それでも必要十分な質を担保するあたりはさすが。
宗教について興味があれば、まずは読んでみると良い入門書にはなるであろう。
それでも必要十分な質を担保するあたりはさすが。
宗教について興味があれば、まずは読んでみると良い入門書にはなるであろう。
2019年9月7日に日本でレビュー済み
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おもしろいし、今までない視点ですので、見る価値があります。価値観まで変えられるかどうかは不明ですけど、豆知識として色々と仕入れられます。ぜひぜひ
2012年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池上さん十八番のわかりやすい解説で、多くの人にとってとっつきにくい宗教について
非常に一般思考と結びつけて書いてくれているという印象です。
私もそうですが、日本人にとって宗教ってなんとなくですが
怖い、とっつきにくい、それを周りにあまり堂々と出来ない感がありますよね。
電車で隣の人が宗教の本読んでたら、失礼ですが「この人大丈夫かな・・・」
と思っちゃいますよね(笑)
でも、本当は興味アリの人、意外とたくさんいるんじゃないかと思います。
世界に視点を移すと、たくさんの人が日常生活に支障を来す(語弊がありますが)程信仰を
行っている事実がある。そういう人たちは、明らかに私の様な日本人の宗教感、もっといえば
人生に対して違う考え方を持っているわけです。
それって、自分の人生で壁を乗り越えたりするのに参考になる考え方を含んでいるのではないか
という観点で私は興味アリでした。ただ、何となく敬遠していましたが。
そういう人は、読んでみて損はないと思います。
入門書というよりも、考え方の源泉を対話方式できちんと説明してくれているので、
自分の肌感に合う宗教、合わない宗教が割と明確になるのではないかと思います。
源泉の考え方がわかっていれば、信仰心の篤い人たちの行動に同意はできなくても(肌感があわなくても)
納得は出来る(考えてることは一応何となくわかる)ようになるんじゃないでしょうか。
でもおそらく、この本で言いたいことは、各々の宗教がどうのこうのという話よりも、
この一文なんだと思います。
「よく死ぬとは、よく生きるということ」
よく生きる方法は、宗教のチカラを借りてもよいし、各々が自分で見つけ出してもよい。
ただ、よく生きましょうと、そういうことだろうな、と思いました。
非常に一般思考と結びつけて書いてくれているという印象です。
私もそうですが、日本人にとって宗教ってなんとなくですが
怖い、とっつきにくい、それを周りにあまり堂々と出来ない感がありますよね。
電車で隣の人が宗教の本読んでたら、失礼ですが「この人大丈夫かな・・・」
と思っちゃいますよね(笑)
でも、本当は興味アリの人、意外とたくさんいるんじゃないかと思います。
世界に視点を移すと、たくさんの人が日常生活に支障を来す(語弊がありますが)程信仰を
行っている事実がある。そういう人たちは、明らかに私の様な日本人の宗教感、もっといえば
人生に対して違う考え方を持っているわけです。
それって、自分の人生で壁を乗り越えたりするのに参考になる考え方を含んでいるのではないか
という観点で私は興味アリでした。ただ、何となく敬遠していましたが。
そういう人は、読んでみて損はないと思います。
入門書というよりも、考え方の源泉を対話方式できちんと説明してくれているので、
自分の肌感に合う宗教、合わない宗教が割と明確になるのではないかと思います。
源泉の考え方がわかっていれば、信仰心の篤い人たちの行動に同意はできなくても(肌感があわなくても)
納得は出来る(考えてることは一応何となくわかる)ようになるんじゃないでしょうか。
でもおそらく、この本で言いたいことは、各々の宗教がどうのこうのという話よりも、
この一文なんだと思います。
「よく死ぬとは、よく生きるということ」
よく生きる方法は、宗教のチカラを借りてもよいし、各々が自分で見つけ出してもよい。
ただ、よく生きましょうと、そういうことだろうな、と思いました。
2017年1月31日に日本でレビュー済み
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ド素人なので、取っ掛かりにはよかったと思います。さらっと軽く楽しめました
2017年2月2日に日本でレビュー済み
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学校では学ばない深い所まで知れた。
文化的な違いもわかり面白く読めた。
文化的な違いもわかり面白く読めた。
2017年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回の電子版は乱調箇所が多く読み辛かった。
内容は、参考になるところが多かった。
内容は、参考になるところが多かった。