吉田松陰から始まった「世に棲む日日」。
最終巻の本書は、高杉晋作の生き様と詩才で彩られています。
動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し・・・。
と、行動派のイメージのある高杉晋作の感性の部分に触れられます。
「萩にゃいきたし 小倉も未練 ここが試練の下関」
と遊びながら即興で作ってしまう。
そして辞世の歌
「おもしろき こともなき世を おもしろく」
高杉晋作の革命へのパワーも、遊びへのパワーも
すべては豊かな感性から発せられる
力強い詩なのかもしれません。
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世に棲む日日 4 (文春文庫 し 1-7) 文庫 – 1975/2/25
司馬 遼太郎
(著)
吉田松陰と高杉晋作の物語です。 「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」などよりは読まれていないのかも知れませんが、感動的な名作です。文庫本全四巻ですが、もっと長ければ、「竜馬がゆく」と肩を並べて読まれたのかも知れません。 高杉晋作と坂本龍馬の対比でいけば、竜馬は下級武士(郷士)でしたので、身分制度を重んじる土佐藩にあっては、脱藩の道しかなかったわけですが、晋作は長州藩名家の出で、藩主にも直接会える身分でした。このため、このふたりが取ったアプローチはかなり異なりましたが、自らを捨て石として、日本を変えようという気構えは、全く同じだったと思います。
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1975/2/25
- ISBN-104167105071
- ISBN-13978-4167105075
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1975/2/25)
- 発売日 : 1975/2/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4167105071
- ISBN-13 : 978-4167105075
- Amazon 売れ筋ランキング: - 777,059位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年5月24日に日本でレビュー済み
幕末の思想的原点ともいうべき吉田松蔭のことが知りたくてこの本を読んだ。
松蔭はアツイ!!
幕府の鎖国政策により海外密航は死罪という時代に、海外を自分の目で見るために死を賭して黒船に乗り込もうとした松蔭。
黒船の船長はこの青年の好奇心と勇気に感動した・・・
前半は松蔭、後半は高杉晋作が主人公だが、個人的には松蔭が好きだ。
松蔭が獄中、同じ牢の囚人を悉く改心させ、雰囲気を一変させたという逸話にも驚いた。
松蔭はアツイ!!
幕府の鎖国政策により海外密航は死罪という時代に、海外を自分の目で見るために死を賭して黒船に乗り込もうとした松蔭。
黒船の船長はこの青年の好奇心と勇気に感動した・・・
前半は松蔭、後半は高杉晋作が主人公だが、個人的には松蔭が好きだ。
松蔭が獄中、同じ牢の囚人を悉く改心させ、雰囲気を一変させたという逸話にも驚いた。
2003年4月7日に日本でレビュー済み
高杉晋作という歴史的人物と彼を取り巻く時代背景についてとてもよくわかり面白く読んだ。
尊敬できる偉人ではない。しかし、歴史を動かしたこの蕩児は私にはとても魅力的である。「浮世の直三銭」という詩句は自分の天命を知っていたのだろうかと思わされた。
尊敬できる偉人ではない。しかし、歴史を動かしたこの蕩児は私にはとても魅力的である。「浮世の直三銭」という詩句は自分の天命を知っていたのだろうかと思わされた。