地域の風土が、そこで生まれ育った人にどのような影響を与えたかを知ることができる一冊。
なぜあの藩が、なぜあの人が、を理解するよすがとなった。
歴史上の出来事には、常に人という種子を培った土壌というものがあることに気づかされる。
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歴史を紀行する (文春文庫 し 1-22) 文庫 – 1976/10/25
司馬 遼太郎
(著)
土佐、会津、鹿児島、萩など、かつて自らの小説の舞台になった各地を、歴史小説の大家が探訪して歴史と風土と人について、様々に思いをめぐらせた最良の紀行文学
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1976/10/25
- ISBN-104167105225
- ISBN-13978-4167105228
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1976/10/25)
- 発売日 : 1976/10/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 261ページ
- ISBN-10 : 4167105225
- ISBN-13 : 978-4167105228
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,340,804位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2023年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史を知ると世界が広がる。
これを読むといろんなところに行きたくなりますよ…
とふとした時に紹介してもらった本。思い出深い本になりました。
これを読むといろんなところに行きたくなりますよ…
とふとした時に紹介してもらった本。思い出深い本になりました。
2016年2月25日に日本でレビュー済み
21世紀の今日では、日本広しと言えども47都道府県にそれぞれ固有な文化の差異や著しい県民性の違いを認めることは難しいかもしれない。
著者は著作の中で頻繁に「長州人」「薩摩人」「土佐人」「水戸人」といったように、同じ日本人にもかかわらず、所属する藩が異なれば異人種の
如く呼ぶことが多い。実際に幕末時点では、各藩(各県)が独特な風土と歴史を有し、その環境の中で育まれていった人々は必然的にその特徴を
身に着けていた時代だったと思う。しかしながら、明治維新以降、さらには戦後にいたっては、各県固有の風土や特色は時代と共に薄れ、いまや
「日本人」のひと言で括られてしまっているのだろう。
昭和43年に、著者は高知を皮切りに会津、佐賀、鹿児島、金沢、京都、大阪など12の府県を、その土地が持つ風土と生い立ちを検証しながらの
旅に出る。この本を紐解くと、やはりその土地土地が持っている風土や歴史がその地に生まれ育った人間に、少なからず影響を与えているのかも
しれないと思わせる。
そんな微かな残り香は、21世紀の今日もそこかしこに漂っているような気がしなくもないのは気のせいだろうか。
著者は著作の中で頻繁に「長州人」「薩摩人」「土佐人」「水戸人」といったように、同じ日本人にもかかわらず、所属する藩が異なれば異人種の
如く呼ぶことが多い。実際に幕末時点では、各藩(各県)が独特な風土と歴史を有し、その環境の中で育まれていった人々は必然的にその特徴を
身に着けていた時代だったと思う。しかしながら、明治維新以降、さらには戦後にいたっては、各県固有の風土や特色は時代と共に薄れ、いまや
「日本人」のひと言で括られてしまっているのだろう。
昭和43年に、著者は高知を皮切りに会津、佐賀、鹿児島、金沢、京都、大阪など12の府県を、その土地が持つ風土と生い立ちを検証しながらの
旅に出る。この本を紐解くと、やはりその土地土地が持っている風土や歴史がその地に生まれ育った人間に、少なからず影響を与えているのかも
しれないと思わせる。
そんな微かな残り香は、21世紀の今日もそこかしこに漂っているような気がしなくもないのは気のせいだろうか。
2017年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
70年代の出版ですので商品の劣化もやむをえないと承知しています。人気の司馬作品が安価で手に入りましたので満足しています
2009年8月12日に日本でレビュー済み
1969年に出た単行本の文庫化。
のちの「街道をゆく」シリーズの原型となった本である。
高知、会津若松、滋賀、佐賀、鹿児島、京都、萩、三河、盛岡、岡山、金沢、大阪の12ヶ所を訪ね、歴史についての感興を書き綴ったもの。
たとえば盛岡では、僻地ゆえの理想主義、明治維新後に新政府からにらまれて八戸が青森に組み込まれてしまったこと、原敬についてなどが語られる。このあたり、本当に「街道をゆく」と重なってくる部分が多い。
各章は短いながらも充実した内容であり、なかなか面白かった。
のちの「街道をゆく」シリーズの原型となった本である。
高知、会津若松、滋賀、佐賀、鹿児島、京都、萩、三河、盛岡、岡山、金沢、大阪の12ヶ所を訪ね、歴史についての感興を書き綴ったもの。
たとえば盛岡では、僻地ゆえの理想主義、明治維新後に新政府からにらまれて八戸が青森に組み込まれてしまったこと、原敬についてなどが語られる。このあたり、本当に「街道をゆく」と重なってくる部分が多い。
各章は短いながらも充実した内容であり、なかなか面白かった。
2020年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
既に紙の本で読んでいますが、今後、自分の体が不自由になったときのことを考えて、kindle版を購入しました。司馬さんの歴史観とともにこの世とお別れします。