プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥825¥825 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥44¥44 税込
配送料 ¥256 6月13日-14日にお届け
発送元: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。 販売者: もったいない本舗 ※通常24時間以内に出荷可能です。 ※商品状態保証。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
新装版 竜馬がゆく (7) (文春文庫) (文春文庫 し 1-73) 文庫 – 1998/10/9
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ426ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1998/10/9
- ISBN-10416710573X
- ISBN-13978-4167105730
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋; 新装版 (1998/10/9)
- 発売日 : 1998/10/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 426ページ
- ISBN-10 : 416710573X
- ISBN-13 : 978-4167105730
- Amazon 売れ筋ランキング: - 35,421位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
だが何と言っても本巻の白眉は、女帝と言っても良さそうな大浦のお慶と言う女商人の活躍。中国史に登場しそうな感じの「悪女ヒロイン」は日本史ではほとんどないと思うが、男好きで「女」を武器に大物の男を籠絡する彼女のエピソードは面白い。側近の陸奥陽之助はお慶の男妾になり、借金の担保にまでされてしまうが、竜馬はお慶と寝ることはなかったようで、やはり一枚上手と言うことか。
本当に面白い物語です。
薩長同盟、大政奉還など、歴史の勉強ではその言葉を暗記するだけに終わってきた事が、一つ一つ頭の中で繋がっていくのが分かり読んでいて非常に気持ちが良いです。多くの人の思想やまた人の死や犠牲があり、まさに時代が必要としていた維新なのだと感じました。また竜馬のいう時勢という言葉が印象的です。
今の情報社会中にいると逆に電話もネットもないこの時代に改革のために各地を奔走する竜馬や中岡の動きに感銘を受けます。日本を変えなければいけないという危機感も、未来への不安ではなく希望になっていて、現在の日本の状況と照らし合わせると対称的にも感じます。
それにしても、竜馬の船中八策は素晴らしい。気がついたら残り一巻、続きを読みたいけれども読んでしまう事も凄く惜しい気持ちにも感じます。(でも、すぐに読んでしまうでしょうけど。)物語を巧みに展開させる司馬遼太郎さんのハンドリング、素晴らしいです。
この策は、土佐藩に迎合されるも、自藩を新政権にすることを夢見る薩摩藩・長州藩はどのうように捉えるのか、そして幕末維新はどういう方向に向かっていくのか、最終巻が楽しみである。
「いよいよ、討幕へと事態は進む。それぞれの想い、それぞれの正義、それぞれの思惑が交錯する中で、竜馬は遺恨の虚しさを知り、これ以上の流血を阻止するための行動に出る」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「世界史でも類を見ない無血革命は、日本人の気質を雄弁に語っています。『船中八策』は徳川300年の治世に代わる、新しい道筋を照らしました」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):さて、倒幕、いや討幕か。長州は今までさんざんやられてきたから、そりゃそうなるわな」
ウノーさん(以下ウ): 薩摩も、ここまで官僚が腐っていては、どうにもならんと幕府を見切りますね。
サ:うーん、幕府側もそんなに悪くないんだけどな。勝海舟はもちろんだけど、優秀な人材も多いし、皆が平和と安定を目指していた訳だし。
ウ:でも、もう「道理」ではないです。死と再生のプロセスは逆方向には流れません。人知の及びつかない次元で変革が起きれば、個々も組織もその流れのままに流されていきます。
サ:それでも、司馬竜馬はその流れの中で「もがく」と。これ以上、日本人の血が流れないために。その想いの深さが「道理」では考えられない大政奉還へとつながるわけだ。でも、分析してみると、それほど突飛な選択じゃないんだよ、大政奉還は。300年続いた徳川政府は、「鎖国」という条件下でのみ機能してきた組織で、その条件が変わったときにイノベーションが必要となったわけ。とことん海外から遠ざかってきた人材よりは、グローバルな人材だった九州勢のほうが、新しい条件に適合するに、ふさわしかっただけ。
ウ:それだったら、ここまで多くの血は流れませんよ。
サ:それは、武士という民族の志向性だ、と言いたいところだが、300年も戦(いくさ)がなければ、それは形骸化してたんだよな。それを考えるとやはり特異な革命だったと認めざるを得ないか。
ウ:竜馬は事業家としての才能全開で、こちらも嬉しくなります。弥太郎は随分な書かれようで、可哀そうなくらいですが。なんで「海のように心が広い」竜馬が、嫌ったんですかね。
サ:近親憎悪じゃない?。たぶん、二人は似ているってことを司馬先生は書きたかったんじゃないかな。事業といえば、海援隊が日本初の株式会社っていう表現も、この小説からじゃないか。新婚旅行も日本人初だし、竜馬さんは凄いねぇ。
ウ:だからこそ、人気があるんですよ。
サ:実は、中岡慎太郎こそ、薩長同盟の立役者であり維新の英傑だという人もいるが。
ウ:英傑は一人じゃなくてもいいでしょ。中岡さんは間違いなく維新の動力だったと思いますよ。ただ、武力をもって制するという考えだったことは間違いないですよね。竜馬は「小さな日本の中で敵だの味方だの言ってる場合じゃないだろう」と真底思っていた、国際感覚があった。これは、決定的な違いです。
サ:国権主義、民権主義の違いもな。司馬先生は竜馬のことを「維新史の奇跡」と評しているな。
ウ:そりゃ、そうですよ。誰がどう考えても、人と人が殺しあう世界なんておかしいのに、それをおかしいと思えなくなる要素が、人間にはあるのですから。人と人は全て違う、身体も、考え方も、大切に思うことも全て違うんだけど、それを踏まえた上で、集団としてより良く生きることを前提にしないとならない、それに竜馬は気づいていたんです。
サ:それが本当なら、こんなに多様性に満ちた世界にはならんと思うがね。
【了】