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新装版 坂の上の雲 (4) (文春文庫) (文春文庫 し 1-79) 文庫 – 1999/1/10
司馬 遼太郎
(著)
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明治三十七年二月、日露は戦端を開いた。豊富な兵力を持つ大国に挑んだ、戦費もろくに調達できぬ小国。少将秋山好古の属する第二軍は遼東半島に上陸した直後から、苦戦の連続であった。また連合艦隊の参謀・少佐真之も堅い砲台群でよろわれた旅順港に潜む敵艦隊に苦慮を重ねる。緒戦から予断を許さない状況が現出した。
- ISBN-104167105799
- ISBN-13978-4167105792
- 出版社文藝春秋
- 発売日1999/1/10
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 1.6 x 15 cm
- 本の長さ416ページ
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1999/1/10)
- 発売日 : 1999/1/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 4167105799
- ISBN-13 : 978-4167105792
- 寸法 : 10.5 x 1.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 54,599位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月6日に日本でレビュー済み
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古いものを友人にあげましたので、新たに買いました。日本人は絶対に読むべき
2023年11月6日に日本でレビュー済み
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軍資金調達に海外を奔走する高橋是清。米へ仲裁してもらう渡米する金子賢太郎。露を内側から瓦解させるため革命を煽る明石元ニ郎。銃剣以外の裏の攻防。近代戦争の様相を呈してきた。
戦場も旅順、バルチック艦隊出動といよいよ騒がしくなる。過去日本軍の奇襲が多いため、極限状態になった露軍が妄想で混乱してゆくシーンが印象的。そこに同盟国の英の嫌がらせも加わる。デンマークで日本の駆逐艦が現れるとか素人的にもあり得なさそうだが、、前遠く離れている分想像は無限に広がる
のだろう。旅順の白襷隊もある種狂気の産物。戦争で人間が壊れてゆく様が描いている4巻。
戦場も旅順、バルチック艦隊出動といよいよ騒がしくなる。過去日本軍の奇襲が多いため、極限状態になった露軍が妄想で混乱してゆくシーンが印象的。そこに同盟国の英の嫌がらせも加わる。デンマークで日本の駆逐艦が現れるとか素人的にもあり得なさそうだが、、前遠く離れている分想像は無限に広がる
のだろう。旅順の白襷隊もある種狂気の産物。戦争で人間が壊れてゆく様が描いている4巻。
2023年11月26日に日本でレビュー済み
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いよいよ、戦況は激しくなった。海軍は旅順港を封鎖し、その後、 黄海海戦、蔚山沖の海戦へと下瀬火薬を上手く使って、ロシア艦隊を撃破。しかし依然として東郷連合艦隊は旅順を封鎖中。バルチック艦隊がバルト海を出発。陸軍は遼陽まで進撃、沙河でロシア軍と対陣し冬籠り。旅順要塞を攻めあぐね激闘中。乃木司令部は真之提案の203高地攻略も無視。司馬遼太郎は激しく乃木と伊地知の無能さの指摘している。「翔ぶが如く」においても西南戦争中の乃木の戦いぶりを批判している。どうなのであろうか?歴史的に議論がある所だと思われる。
2024年5月22日に日本でレビュー済み
陸軍の話がおもしろい。陸軍には国民のあり方や組織論、民族性が密接にかかわっている気がする。司馬さんもそう思っていそう。補給に目がいき届かないのは日本の伝統なのか。それはなぜなのだろう。司馬さんが好むリーダー像が日露戦争を通じて見えてくる。「天才」か「知識を凌駕する経験の持ち主」だ。
2020年5月23日に日本でレビュー済み
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帝国主義の時代、日本が日本であり続けるため大変な苦労があったことが分かりました。
2021年2月28日に日本でレビュー済み
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頑な、規則を守りすぎる、これらが如何に危ういかを知る刊でした。乃木軍は頑迷な参謀の作戦にひたすらに負けて死人の山を築きます。その参謀の作戦を乃木大将は実行し続けます。歩兵は司令官乃木、それと参謀の無効さを知らず死んでいきます。将校クラスは間違っていると思いつつ、作戦をやめさせる発言をしません。辛くも外交手腕によって勝ちとされた日露戦争ですが、竹槍突撃の伝統が既に日露戦争で生まれていたとは、、、。 登場人物は賢い人が大多数ですが、それらの人達の奥ゆかしい優しさが邪魔してバカな司令官を辞めさせる事が出来ない、今なお続く日本の伝統の様に思える作品でした。
2020年11月17日に日本でレビュー済み
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日露戦争真っ盛りの日本軍、ロシア軍の双方の無能な指揮官の様子を通して失敗する組織が、描かれていました。教訓を学べました。
2019年11月12日に日本でレビュー済み
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その当時の日本の状況がよくわかり、日本とロシアの攻防にどきどきします。