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新装版 翔ぶが如く (1) (文春文庫) (文春文庫 し 1-94) 文庫 – 2002/2/8
司馬 遼太郎
(著)
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巨匠・司馬遼太郎がえがく「明治という国家」
明治維新とともに出発した新しい政府は、内外に深刻な問題を抱え絶えず分裂の危機を孕んでいた。
明治六年、長い間くすぶり続けていた不満が爆発した。西郷隆盛が主唱した「征韓論」は、国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく。征韓論から、西南戦争の結末まで新生日本を根底からゆさぶった、激動の時代を描く長篇小説全十冊。新生日本の激動期を描く大長篇、文字を拡大した新装版!
維新の立役者である二人の指導者、西郷隆盛と大久保利通の友情と対立、そしてその衝突の行方はーー。
<かれらは自分のつくった明治国家をも気に入らず、明治十年までいっさい中央の指令をこばんで独立薩摩圏っとしてありつづけた。「君たちはえたいが知れない」>(「はじめに」より)
明治維新とともに出発した新しい政府は、内外に深刻な問題を抱え絶えず分裂の危機を孕んでいた。
明治六年、長い間くすぶり続けていた不満が爆発した。西郷隆盛が主唱した「征韓論」は、国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく。征韓論から、西南戦争の結末まで新生日本を根底からゆさぶった、激動の時代を描く長篇小説全十冊。新生日本の激動期を描く大長篇、文字を拡大した新装版!
維新の立役者である二人の指導者、西郷隆盛と大久保利通の友情と対立、そしてその衝突の行方はーー。
<かれらは自分のつくった明治国家をも気に入らず、明治十年までいっさい中央の指令をこばんで独立薩摩圏っとしてありつづけた。「君たちはえたいが知れない」>(「はじめに」より)
- 本の長さ346ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2002/2/8
- ISBN-104167105942
- ISBN-13978-4167105945
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2002/2/8)
- 発売日 : 2002/2/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 346ページ
- ISBN-10 : 4167105942
- ISBN-13 : 978-4167105945
- Amazon 売れ筋ランキング: - 105,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部卒。「ペルシャの幻術師」で講談倶楽部賞、『梟の城』で直木賞を受賞。『竜馬がゆく』『国盗り物語』『坂 の上の雲』『空海の風景』『翔ぶが如く』など構想の雄大さ、自在で明晰な視座による作品を多数発表。この他『街道をゆく』『風塵抄』『この国のかたち』な どの紀行、エッセイも多数。’96年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 司馬遼太郎と寺社を歩く (ISBN-13: 978-4334747213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10巻まとめて購入しました。若かりし頃途中でギブアップしましたが初老の身となり時間もできて再度挑戦。氏の小説は小説と言うより教養書として読んでいます。ところどころ使い慣れない語彙をググりながら教養セミナーとして勉強させて頂いています。
2022年3月24日に日本でレビュー済み
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主人公が誰なのか、ノリがわからないまま読んでいたが、川路よりも西郷が中心になっていくと読みやすくなった。西郷の描写が司馬遼太郎の本領発揮。とても読みやすく楽しくなった。
2021年2月10日に日本でレビュー済み
薩摩藩においては
人間の価値=(いさぎよさ、勇敢、弱者に対する憐み)
と言われている。その薩摩藩士で群を抜いて活躍し、明治維新を実現した
西郷隆盛。彼が晩年固執した「征韓論」とは一体なんだったのか。
司馬遼太郎は最初にこう述べている。
・・日本人が変わるのはいつも海外からの影響である。外交がつねに
ただの外交におわることなく、かならず悪霊のような魔術性をもち、
国内問題にむかって強力な呪術力を発揮するという点で、日本はきわめて
特異であり、世界の政治地理的分野のなかで特別な国である。・・
『 翔ぶが如く』は、なかなかわかりにくい西郷という人物、西南戦争へと
発展する当時の政治状況、日本人という民族はどんな民族なのかを
丁寧に教えてくれると期待している。
Amazonで購入
薩摩藩においては
人間の価値=(いさぎよさ、勇敢、弱者に対する憐み)
と言われている。その薩摩藩士で群を抜いて活躍し、明治維新を実現した
西郷隆盛。彼が晩年固執した「征韓論」とは一体なんだったのか。
司馬遼太郎は最初にこう述べている。
・・日本人が変わるのはいつも海外からの影響である。外交がつねに
ただの外交におわることなく、かならず悪霊のような魔術性をもち、
国内問題にむかって強力な呪術力を発揮するという点で、日本はきわめて
特異であり、世界の政治地理的分野のなかで特別な国である。・・
『 翔ぶが如く』は、なかなかわかりにくい西郷という人物、西南戦争へと
発展する当時の政治状況、日本人という民族はどんな民族なのかを
丁寧に教えてくれると期待している。
2020年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいてスッキリしない。
実在の人物を元に作者がキャラクターを作り上げてフィクションの"小説"として描くならまだよいのですが、史実に忠実に、客観的に描きつつ、人物評価は作者の基準に基づく評論のようになっていて、その基準も一般受けする基準で、しかもあたかもそれが絶対評価のようになっていて、読んでいてしっくり来ないんだよなぁ。主人公は短所も長所も含め"人物"として描かれ、脇役は欠点が故に至らない人物のように描かれ。"人物"として描かれる場合は失敗を重ねても偉大な人物で、そうでない人は実績があっても"彼の実績といばこれぐらいで"(あとは大したことない)みたいな。まあ、世の中の人に対する評価も結局は印象によって決められてしまうから、ある意味世間を表してはいるんだけど。
実在の人物を元に作者がキャラクターを作り上げてフィクションの"小説"として描くならまだよいのですが、史実に忠実に、客観的に描きつつ、人物評価は作者の基準に基づく評論のようになっていて、その基準も一般受けする基準で、しかもあたかもそれが絶対評価のようになっていて、読んでいてしっくり来ないんだよなぁ。主人公は短所も長所も含め"人物"として描かれ、脇役は欠点が故に至らない人物のように描かれ。"人物"として描かれる場合は失敗を重ねても偉大な人物で、そうでない人は実績があっても"彼の実績といばこれぐらいで"(あとは大したことない)みたいな。まあ、世の中の人に対する評価も結局は印象によって決められてしまうから、ある意味世間を表してはいるんだけど。
2021年3月16日に日本でレビュー済み
司馬作品は、人物の性格描写が大変興味深い。人間の勉強になる。
この巻では、大久保と西郷とのキャラクター対比が興味深い。実務的で官僚的、怜悧な大久保。一方、すべてを包み込むような包容力、人なつっこさ、温かみを感じさせる西郷。
維新を越えて新しい国づくりをするにあたって、維新の志士とは異なる能力が求められる時に、維新の立役者である西郷はどのように行動するのか。また、西郷の思想のバックボーンとなっている島津斉彬の描写も見逃せない。西郷の一見すると非合理的に見える行動の元になっているものが垣間見える。
この巻では、大久保と西郷とのキャラクター対比が興味深い。実務的で官僚的、怜悧な大久保。一方、すべてを包み込むような包容力、人なつっこさ、温かみを感じさせる西郷。
維新を越えて新しい国づくりをするにあたって、維新の志士とは異なる能力が求められる時に、維新の立役者である西郷はどのように行動するのか。また、西郷の思想のバックボーンとなっている島津斉彬の描写も見逃せない。西郷の一見すると非合理的に見える行動の元になっているものが垣間見える。
2020年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良かった点
1)詳細である事
2)人物の行動や言動に想像を入れる事によって、親しみやすく分かりやすい人物になっている。
3)帝国陸軍と薩軍の行動が似ている事がわかる事、希望的観測、無計画、自己の力への過信、補給を一切無視した計画と行動、刀による突撃、死を美化する事、情報収集をろくにしない、外交的根回しをしない、追い詰められると地元民に恐怖政治を強いて協力を強制する事、現実を一切無視する事、場の空気に支配されたら、現実的な意見は無力化し、それを言おう者がいれば封じられる事。
4)反対に政府軍は同じ日本人なのに、現実的な発想と行動が出来ていた事、理由は日本最強と思われる薩軍に対する恐怖から現実的に考えないと勝てないと思った点と思われる、情報収集,
膨大な武器、食料、兵員の補給、連絡、最新科学技術、外交的根回し、最悪の事態に備えた柔軟な計画と準備、圧倒的な兵力差が無いと攻勢に出ず、一切、博打的行動に出ず、慎重に慎重を期し、有利な状態じゃないと動かなかった、百姓兵で出来た政府軍が勇猛な薩摩武士相手に勝つ為に徹底的準備、一切油断しない、というか薩摩兵が恐くて油断できない為に、欧米のような合理的な戦いが出来ていた、珍しい例。
5)5巻、9巻、10巻が特に面白かった、5巻は大久保の名宰相ぶりを中国や欧米相手に見れるし、9巻、10巻は薩軍と帝国陸軍の比較が出来て面白かった。
悪い点
1)典拠元を殆ど書かない。
2)嘘か本当か分からない事を書く。
3)平気で嘘を書く。
4)表現が大袈裟すぎる。
5)感情移入が激しすぎる。
6)専門家などに比べると知識が甘い。
7)余談が多すぎる、どうでも良い話が多い。
8)繰り返し同じ文章を何度も書きすぎ。
9)公平に物事を書く気がない。
10)誇大妄想、過大評価が多すぎる。
まとめ
良いところも非常にあり、勉強にもなったし、面白かった、が、坂の上の雲などで世界最強のロシア海軍や騎馬隊とか、人類史上に類を見ないとか、世界最強の薩兵とか、いちいち鼻につく表現が多い、ロシアので言えば、それを倒した日本は凄いと遠まわしに言いたげで鼻に触る、本当に凄いなら良いが、イギリスから最新鋭の武器を格安でもらい、武器の面ではロシアよりも優り、イギリス、アメリカから、情報収集、資材、財力、外交で莫大な援助をしてもらって勝てたのであり、天才日本人参謀などの天才的戦略のおかげで勝てたというのはおかしい、虚栄ほど、見苦しいものはない、競うなら本当に日本が凄い所で競って欲しい、ルソーの件でも言えば、なぜ始祖のロックの名前が出ない?国学や、山崎闇斎、朱子学や陽明学が出てくるのになぜ、浅見絅斎が出てこない?靖献遺言は幕末の志士のバイブル的本だったはずだが、だからこそ、楠木正成の銅像が立ち、水戸黄門こと水戸光圀と明の朱子学の権威だった朱舜水が詩を書いたんでしょう、尊王思想も朱子学が基礎でしょうに、だからこそ、幕末の志士達は、儒学的価値観から見て、天皇陛下から権力を奪った幕府は間違っている、天皇と将軍という中国的価値観から言ったら変則的体制としか言えない日本は間違っていると言う考えに至ったんでしょう、王政復古し、天皇を、日本を、儒教的価値観からみて正しい状態に戻すとして、尊王攘夷、明治維新を起したんでしょう、だから、明治政府は太政官政府という、まるで900年も昔の体制を戻そうとしたんでしょう、日本の黄金時代だとして、だから官名も古いのをつかったんでしょう、公家もまた平安時代みたいに政治に参加して、ある意味で日本版ルネサンスとも言える、だけど、実際は11世紀だか9世紀化だかの体制を19世期に再び戻そうとしても無理でしょう、それで現実に対応するために西洋化した、でも、そうしたら、武士たちは、それでは最初の話しと違うではないかと、不満と反発を持ったわけでしょう。
なぜそこまで突っ込まない?
まあ、それは置いといて、不満はあるし、日本人作家の限界というのも見えた感じがしたが、なぜ日本の大衆に受けたのかが理解できた、たしかに感情移入しすぎなどの問題はあるけど、面白く話を書くなど、色々、調査するなど、立派だと思える点もあった、ただ嘘を本当のように言ったり、誇大妄想過激表現を多用するなど、こういう本を当時の一般日本大衆が受け入れたのは、やはり、一般日本人の教養レベルとはそういうレベルだったという事になるのだろうか。
アメリカの1930年代の小説や、イギリスの小説を見ると知的レベルが違いすぎるんじゃないのかと不安になるが、あちらはエリートと上層階級のみが超優秀なだけで、その他大勢の一般民衆はそれほどでもない。
まあ、坂本竜馬とか坂の上の雲とかは読む気がしないけど、翔ぶが如くは読む価値があると思う、読む際は、作者の過激感情移入、誇大妄想、過激表現、公平に書く意思なし、平気で嘘をつく、過激評価癖を考慮して、差し引いて読めば、とても勉強になり、楽しい素晴らしい本だと思う。
1)詳細である事
2)人物の行動や言動に想像を入れる事によって、親しみやすく分かりやすい人物になっている。
3)帝国陸軍と薩軍の行動が似ている事がわかる事、希望的観測、無計画、自己の力への過信、補給を一切無視した計画と行動、刀による突撃、死を美化する事、情報収集をろくにしない、外交的根回しをしない、追い詰められると地元民に恐怖政治を強いて協力を強制する事、現実を一切無視する事、場の空気に支配されたら、現実的な意見は無力化し、それを言おう者がいれば封じられる事。
4)反対に政府軍は同じ日本人なのに、現実的な発想と行動が出来ていた事、理由は日本最強と思われる薩軍に対する恐怖から現実的に考えないと勝てないと思った点と思われる、情報収集,
膨大な武器、食料、兵員の補給、連絡、最新科学技術、外交的根回し、最悪の事態に備えた柔軟な計画と準備、圧倒的な兵力差が無いと攻勢に出ず、一切、博打的行動に出ず、慎重に慎重を期し、有利な状態じゃないと動かなかった、百姓兵で出来た政府軍が勇猛な薩摩武士相手に勝つ為に徹底的準備、一切油断しない、というか薩摩兵が恐くて油断できない為に、欧米のような合理的な戦いが出来ていた、珍しい例。
5)5巻、9巻、10巻が特に面白かった、5巻は大久保の名宰相ぶりを中国や欧米相手に見れるし、9巻、10巻は薩軍と帝国陸軍の比較が出来て面白かった。
悪い点
1)典拠元を殆ど書かない。
2)嘘か本当か分からない事を書く。
3)平気で嘘を書く。
4)表現が大袈裟すぎる。
5)感情移入が激しすぎる。
6)専門家などに比べると知識が甘い。
7)余談が多すぎる、どうでも良い話が多い。
8)繰り返し同じ文章を何度も書きすぎ。
9)公平に物事を書く気がない。
10)誇大妄想、過大評価が多すぎる。
まとめ
良いところも非常にあり、勉強にもなったし、面白かった、が、坂の上の雲などで世界最強のロシア海軍や騎馬隊とか、人類史上に類を見ないとか、世界最強の薩兵とか、いちいち鼻につく表現が多い、ロシアので言えば、それを倒した日本は凄いと遠まわしに言いたげで鼻に触る、本当に凄いなら良いが、イギリスから最新鋭の武器を格安でもらい、武器の面ではロシアよりも優り、イギリス、アメリカから、情報収集、資材、財力、外交で莫大な援助をしてもらって勝てたのであり、天才日本人参謀などの天才的戦略のおかげで勝てたというのはおかしい、虚栄ほど、見苦しいものはない、競うなら本当に日本が凄い所で競って欲しい、ルソーの件でも言えば、なぜ始祖のロックの名前が出ない?国学や、山崎闇斎、朱子学や陽明学が出てくるのになぜ、浅見絅斎が出てこない?靖献遺言は幕末の志士のバイブル的本だったはずだが、だからこそ、楠木正成の銅像が立ち、水戸黄門こと水戸光圀と明の朱子学の権威だった朱舜水が詩を書いたんでしょう、尊王思想も朱子学が基礎でしょうに、だからこそ、幕末の志士達は、儒学的価値観から見て、天皇陛下から権力を奪った幕府は間違っている、天皇と将軍という中国的価値観から言ったら変則的体制としか言えない日本は間違っていると言う考えに至ったんでしょう、王政復古し、天皇を、日本を、儒教的価値観からみて正しい状態に戻すとして、尊王攘夷、明治維新を起したんでしょう、だから、明治政府は太政官政府という、まるで900年も昔の体制を戻そうとしたんでしょう、日本の黄金時代だとして、だから官名も古いのをつかったんでしょう、公家もまた平安時代みたいに政治に参加して、ある意味で日本版ルネサンスとも言える、だけど、実際は11世紀だか9世紀化だかの体制を19世期に再び戻そうとしても無理でしょう、それで現実に対応するために西洋化した、でも、そうしたら、武士たちは、それでは最初の話しと違うではないかと、不満と反発を持ったわけでしょう。
なぜそこまで突っ込まない?
まあ、それは置いといて、不満はあるし、日本人作家の限界というのも見えた感じがしたが、なぜ日本の大衆に受けたのかが理解できた、たしかに感情移入しすぎなどの問題はあるけど、面白く話を書くなど、色々、調査するなど、立派だと思える点もあった、ただ嘘を本当のように言ったり、誇大妄想過激表現を多用するなど、こういう本を当時の一般日本大衆が受け入れたのは、やはり、一般日本人の教養レベルとはそういうレベルだったという事になるのだろうか。
アメリカの1930年代の小説や、イギリスの小説を見ると知的レベルが違いすぎるんじゃないのかと不安になるが、あちらはエリートと上層階級のみが超優秀なだけで、その他大勢の一般民衆はそれほどでもない。
まあ、坂本竜馬とか坂の上の雲とかは読む気がしないけど、翔ぶが如くは読む価値があると思う、読む際は、作者の過激感情移入、誇大妄想、過激表現、公平に書く意思なし、平気で嘘をつく、過激評価癖を考慮して、差し引いて読めば、とても勉強になり、楽しい素晴らしい本だと思う。
2018年3月30日に日本でレビュー済み
明治時代にはあまり興味を持たず今まで来たけど、「西郷どん」を見てちょっと興味を持った。
なのに「西郷どん」を読まず、なぜこちらを読んだかというと
たまたま家にあったから。
でもそれが大正解。
これは小説というより、司馬さんがこの時代の人達を分析したものという感じだけど
ドラマを見ながら読むとその出来事の裏側が見られるようで面白い。
「西郷どん」ではああいう描かれ方をしているけど
違う「西郷どん」やまわりのひとたちをの様子を知る事ができる。
読みにくいというレビューが結構多いようだけど
個人的にはとても読みやすく感じた。ちなみに「坂の上の雲」はすぐに脱落したんだけど。
なのに「西郷どん」を読まず、なぜこちらを読んだかというと
たまたま家にあったから。
でもそれが大正解。
これは小説というより、司馬さんがこの時代の人達を分析したものという感じだけど
ドラマを見ながら読むとその出来事の裏側が見られるようで面白い。
「西郷どん」ではああいう描かれ方をしているけど
違う「西郷どん」やまわりのひとたちをの様子を知る事ができる。
読みにくいというレビューが結構多いようだけど
個人的にはとても読みやすく感じた。ちなみに「坂の上の雲」はすぐに脱落したんだけど。
2018年5月28日に日本でレビュー済み
ここ一年、林真理子の「西郷どん」が、テレビなどで、騒がれていたので、再度、書庫から、引っ張り出して、10巻を読んでみた。
やはり、学生時代の印象と多いに違うと感じましたね。
また、テレビの西郷さんはどうなんでしょうかか、これまた違いますね。
司馬さんは、征韓論後、西郷は野山で狩にいそしみ、頭をうっておかしくなったごとく、悪い面がでてきたと、この本で反発していますね。
また、桐野との相性も次第によくなくなっていく様を克明に描いています。
大久保利通についても、冷酷な、ある種、天皇をうまく担ぎ上げる悪習を、次の世に生まれさせてしまった男としてまねいています。
大隈重信については評価が高いのが、見落としてきました。単なる金に汚い男という学生時代の評価より、早くに商本主義に目覚めた男であり、その後のわが国の、小で大を倒すという、間違えた考え方であることを実践した男の評価、よく解りました。
逆に、桐野の「お前は命が惜しいのか!」で全ての議論を封殺するスタイルはこのときを境にうまれたとしていますね。
薩摩隼人の強靭な精神力と鍛え上げた力を、見せ付けた、最後の戦国のサムライとして、脳裏に焼き付けていた、学生時代、また、桐野利秋のあからさまな男っぷりばかり目がいっていた、学生時代と多いに違う、読みなおす価値がありますよ。
ただ、薩摩閥や長州閥のやからが、天下を取ったごとく、猟官運動に走る様に嫌気がさしたが、自分も自分の趣味での人事であったことを考えると、単なるすねモノか、農本主義者として評価していなかった。
やはり、学生時代の印象と多いに違うと感じましたね。
また、テレビの西郷さんはどうなんでしょうかか、これまた違いますね。
司馬さんは、征韓論後、西郷は野山で狩にいそしみ、頭をうっておかしくなったごとく、悪い面がでてきたと、この本で反発していますね。
また、桐野との相性も次第によくなくなっていく様を克明に描いています。
大久保利通についても、冷酷な、ある種、天皇をうまく担ぎ上げる悪習を、次の世に生まれさせてしまった男としてまねいています。
大隈重信については評価が高いのが、見落としてきました。単なる金に汚い男という学生時代の評価より、早くに商本主義に目覚めた男であり、その後のわが国の、小で大を倒すという、間違えた考え方であることを実践した男の評価、よく解りました。
逆に、桐野の「お前は命が惜しいのか!」で全ての議論を封殺するスタイルはこのときを境にうまれたとしていますね。
薩摩隼人の強靭な精神力と鍛え上げた力を、見せ付けた、最後の戦国のサムライとして、脳裏に焼き付けていた、学生時代、また、桐野利秋のあからさまな男っぷりばかり目がいっていた、学生時代と多いに違う、読みなおす価値がありますよ。
ただ、薩摩閥や長州閥のやからが、天下を取ったごとく、猟官運動に走る様に嫌気がさしたが、自分も自分の趣味での人事であったことを考えると、単なるすねモノか、農本主義者として評価していなかった。