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新装版 日本の黒い霧 (下) (文春文庫) (文春文庫 ま 1-98) 文庫 – 2004/12/7

4.1 5つ星のうち4.1 233個の評価


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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2004/12/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/12/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 408ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167106981
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167106980
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 233個の評価

著者について

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松本 清張
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(1909-1992)小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月9日に日本でレビュー済み
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NHKを見てその影響を受けて読んだけど、松本清張は小説家ではなくジャーナリストだと思った
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年4月10日に日本でレビュー済み
自分はこれら一連の事件名さえうっすらしか知らなかった。

それら一つ一つを松本清張が読み解いていく。

さすが当代きっての推理小説家だけあり、鋭く切り込んでいく。

結果的に裏でGHQの暗躍、GHQの内部抗争があったようだ。

当時のアメリカ政府とGHQの関係は、例えれば、日本政府に対する関東軍

のような関係であった、と言うニュアンスの記述が印象的だった。

日本は戦争で負け、さらに戦後GHQに牙を抜かれ、骨抜きにされ、その影響は計り知れない。

自己の矮小な幸福のみを案じ、安楽安易を貪る、今の日本人。

戦争を是とする思いはさらさら無いが、当時の気概、気骨はどこへ行ったのか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月15日に日本でレビュー済み
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特に問題ありません
2023年6月20日に日本でレビュー済み
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ついつい読み続けますよ
2023年5月3日に日本でレビュー済み
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的確な推理で参考になった。
2015年7月21日に日本でレビュー済み
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解説でも触れているように、松本清張は本作を本業である推理小説仕立てのフィクションではなく、あえてノンフィクションの形式で本質に迫っている。上下巻を通奏低音のように貫いているのは、アメリカの、いやアメリカではなく自分の党派に、あるいは自分自身の利益のために祖国・日本を好き勝手に改変しようとする傲慢でご都合主義なGHQと、それに便乗して理を貪る日本人への静かな、しかし激しい怒りに他ならない。GHQは自身を善玉、日本の古い体制を悪玉と単純化する一方で、自分に都合の悪いことは、アメリカ国内では絶対にできないような横暴なやり方で封印した。そのため、これらの事件を証明する証拠の多くはすでに隠滅され、司法を通じた究明はまず不可能だが、松本清張は小説の形でかなりの程度まで本質に迫っている。執筆当時は、まだGHQによって利益を得た輩がエスタブリッシュメントに多く残っていた時代だから、彼への圧力は大変なものがあったはずだが、それに屈せず最後まで筆を進めたその功績は見事である。

もちろん、伊藤律に関する考察や、朝鮮戦争に関する論述は、時代を経て公開された証拠が松本説を突き崩しており、その意味では大岡昇平による批判が正しかった面もある。しかし、それもこれも、GHQとそれに連なる勢力が、証拠を封印し続けたことが原因であり、こうした内容の誤謬があるからといって、作品自体の価値を貶める事はない。

戦前・戦中に関する歴史は国内外の学者やジャーナリスト、あるいは政治家によってずいぶん解明が進み、大いに議論を呼んでいる。しかし、ことGHQの絡む戦後史に関しては、未だに封印されたままで、ある意味タブーと化していると言ってもいい。戦後のGHQの政策が日本に何をもたらしたのかを公にしなければ、真の意味での日本の独立はないのではないか。本書を読んで、その思いを強くした。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年3月18日に日本でレビュー済み
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戦争を知らない者として、色々と考えさせられた。やはり、負けても勝っても戦争は傷を残し、人間を歪めてしまうのだと、つくづく思った。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年8月19日に日本でレビュー済み
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面白い
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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