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四十一番の少年 (文春文庫 い 3-2) 文庫 – 1974/11/25
井上 ひさし
(著)
母と別れ東北の孤児院ナザレトホームで送らねばならなかった少年の日々…。四十一番の洗濯札に秘められた夏の日の悲しい出来事の表題作など一連の自伝的作品集
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1974/11/25
- ISBN-104167111020
- ISBN-13978-4167111021
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1974/11/25)
- 発売日 : 1974/11/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 190ページ
- ISBN-10 : 4167111020
- ISBN-13 : 978-4167111021
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和9年(1934)、山形県生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒。浅草フランス座文芸部兼進行係などを経て、戯曲「日本人のへそ」、NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」などを手がける。47年「手鎖心中」で直木賞受賞、54年「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞、翌年読売文学賞戯曲賞を受賞。56年「吉里吉里人」で日本SF大賞、翌年読売文学賞小説賞を受賞。平成11年、菊池寛賞受賞。平成16年、文化功労者。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ボローニャ紀行 (文春文庫) (ISBN-13:978-4167111281 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月10日に日本でレビュー済み
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時代は変わっても、養護施設で育つ環境を知っておくことは良いと思います。
2015年3月5日に日本でレビュー済み
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井上ひさしさんの自叙伝的作品で、井上さんの大変な生い立ちがわかりました。井上作品の暗いユーモアの原点がわかるような作品です。
2018年8月17日に日本でレビュー済み
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セブンというアメリカ映画の余韻によく似たものが残ります。中学生の頃、井上ひさし氏の本をよく読んでいたのを思い出し、ふと手にしました。予想外の展開に、思わず読んだことを後悔するような気分になりました。人の気持を文字だけでこれほどまでに揺り動かせるとは・・・さすが井上ひさし氏、脱帽です。
2015年3月14日に日本でレビュー済み
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井上ひさしの少年時代の経験を基づくオムニバス。
出てくる少年達が愛おしい。
出てくる少年達が愛おしい。
2015年6月24日に日本でレビュー済み
読了して知ったけれども、井上ひさしは孤児院にいた経歴があるという。
実体験に材をとったからこそ書けた、井上さんの凄みが身にしみました。
全部で三部構成だけれど、1作目が本書の表題にあたるお話。
これが一番心に残ったかなぁ、妙にリアルで物語は恐る恐る嫌な方向に進んでいくのだけれど…。井上ひさしの作品って楽しいものが多いけれど、本書は全話が暗い、そしてバッド?エンド。誰も報われない。
たまにはこういう小説を読むのもありかな、と思いました。
著者:井上ひさし
発行: 2010.12.10 新装版第1刷
読了:2015年/008冊(01月/08冊)★3.0
実体験に材をとったからこそ書けた、井上さんの凄みが身にしみました。
全部で三部構成だけれど、1作目が本書の表題にあたるお話。
これが一番心に残ったかなぁ、妙にリアルで物語は恐る恐る嫌な方向に進んでいくのだけれど…。井上ひさしの作品って楽しいものが多いけれど、本書は全話が暗い、そしてバッド?エンド。誰も報われない。
たまにはこういう小説を読むのもありかな、と思いました。
著者:井上ひさし
発行: 2010.12.10 新装版第1刷
読了:2015年/008冊(01月/08冊)★3.0
2015年4月27日に日本でレビュー済み
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井上ひさしの短編集。kindle版を購入。あくる朝の蝉という話が、切なく感動的でよい。どれも良い作品ばかりで、作者名が井上ひさしでなくても読みたい作品ばかりだ
2004年4月18日に日本でレビュー済み
井上ひさしは、言葉や表現の選択に非常に慎重な姿勢で臨んでいる。そのため、氏は様々な分野で活躍しているが、そのどれもがとても洗練された文章で、かつ五感の全てに訴えるような書き方になっているので非常に読みやすい。井上ひさしの作品というと、どうしても戯曲や放送作品・対談などを思い浮かべてしまうのだが、小説にもすばらしいものが沢山ある。特に、この本に収められた短編「あくる朝の蝉」は以前中学校の教科書にも採用されていた名文で、一見すると単純な作品だが読み深めていくととても興味深い。
この本の解説にも書いてあることだが、ここに収められた3つの作品は自身の体験を元にして書かれているといわれている。そして、他のユーモアたっぷりの作品からは考えられないほど重い主題をはらんだ作品である。「あくる朝の蝉」のなかで、僕と弟が孤児院流の生活を通そうとして祖母に窘められるという部分があるが、一見するとコミカルで面白いこの場面も、「孤児院」から抜け出せないという現実を見せ付けられていることに他ならない。結局、その後2人は孤児院へ戻っていくのである。
ここに収められた小説の中では、ユーモアの中に底知れない闇が潜んでいる。結末を予想させるような伏線も張られている。そうして様々な形で見え隠れする「闇」こそが、この本の最大の魅力となっているのである。
この本の解説にも書いてあることだが、ここに収められた3つの作品は自身の体験を元にして書かれているといわれている。そして、他のユーモアたっぷりの作品からは考えられないほど重い主題をはらんだ作品である。「あくる朝の蝉」のなかで、僕と弟が孤児院流の生活を通そうとして祖母に窘められるという部分があるが、一見するとコミカルで面白いこの場面も、「孤児院」から抜け出せないという現実を見せ付けられていることに他ならない。結局、その後2人は孤児院へ戻っていくのである。
ここに収められた小説の中では、ユーモアの中に底知れない闇が潜んでいる。結末を予想させるような伏線も張られている。そうして様々な形で見え隠れする「闇」こそが、この本の最大の魅力となっているのである。
2014年5月28日に日本でレビュー済み
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如何に今の生活が恵まれているかと気付く一冊です。
みんなにも読んでもらいたいのだけれども、本当に読んでもらいたい人は、このような本を読まない環境なんだからなんだろうなーとおもう。
みんなにも読んでもらいたいのだけれども、本当に読んでもらいたい人は、このような本を読まない環境なんだからなんだろうなーとおもう。