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アンネの童話 (文春文庫 フ 1-3) 文庫 – 1994/4/9
「アンネの日記」からも読みとれる鋭い感性と豊かな想像力。思春期を隠れ家で過さねばならなかった多感な少女に唯一残された自由は書くことだった。そうして出来た童話とエッセイ。
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1994/4/9
- ISBN-104167114046
- ISBN-13978-4167114046
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1994/4/9)
- 発売日 : 1994/4/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 204ページ
- ISBN-10 : 4167114046
- ISBN-13 : 978-4167114046
- Amazon 売れ筋ランキング: - 821,322位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 947位ドイツ文学研究
- - 2,900位その他の外国文学研究関連書籍
- - 3,762位童話・こどもの文学
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トップレビュー
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2007年4月22日に日本でレビュー済み
アンネの日記で有名なアンネフランクが書いた物語とエッセイふうの文章.この年齢でこんなふうに他人を観察していたのかと思う.私が同年代の時に読んだのでは意味は分からなかったかもしれない.文章自体は分かりやすいので,真っ直ぐにやってくるようで,どんな気持ちで書いたのかと考えると,大人として涙が出る.訳がいやいやえんの中川李枝子さんで,とても優しい文章でした.子供達に読んで欲しい.でもどう伝わるのかな.
2021年5月4日に日本でレビュー済み
アンネ・フランクと言えば、日記のイメージがありますが、童話もまた真珠のような輝きを放っています。こんな優しい話を書ける人は、凄く心の綺麗な人だと思います。
過酷な息詰まる隠れ家生活を送ったアンネには、書くことしか楽しみがなかったのでしょう。書かないと自分を保っていられなかったのかもしれません。書かないと死ぬ――この感覚は死ぬほど分かります。書くことはストレス発散や気分転換になりますから。
それにしても、私の心のなんと殺伐たることよ……‼ もっと綺麗なものに触れて、綺麗な文章を書きたい、綺麗な絵を描きたいと思いました。暗い事ばかり考えてくよくよしていても辛いだけです。自然に触れたり散歩をしたりして、気分転換をしなければ、確実に精神が壊れるな、と思いました。
この本に収録されているどの童話も素晴らしく、優しく、印象的でしたが、一番印象に残ったのは『キャディー』です。
交通事故のリハビリの為にサナトリウムから一人で外出していた少女キャディーが、少年ハンスに出会い、神について話し合うシーンがあります。私はハンスのこの言葉に釘付けになりました。
「神ってなにかと聞くんなら、ぼくはこう言う。まわりの花や木、虫、人間たちをごらん、神がなにかわかるだろうとね。このすばらしいものが命を持って生きて死ぬ、そして生まれる、ぼくたちはこれを自然と呼ぶ――つまり神なのだ。神がすべてをつくった。神についてこれ以外は考えられない。神とはこの偉大なる奇跡のための名前で、ほかの名前をつけてもよかったんだ。そう思わないか、キャディー?」(pp.112-113)
この部分を読んだとき、「アンネは悟った」と感じました。アンネは過酷な生活の中でひたすら書き続け、思索を重ね、「生きとし生けるものも含め、この世界そのものが奇跡であり、神である」と悟ったのです。私の心に、アンネへの心からの尊敬の念が湧き起こりました。人もまた神なのだから、傷つけてはいけないな、戦争や差別は無意味だし絶対いけないことだな、と思いました。
ありがとう、アンネ。あなたは永遠に不滅です。
エッセイは未読なので、またぼちぼち読みます。では。
過酷な息詰まる隠れ家生活を送ったアンネには、書くことしか楽しみがなかったのでしょう。書かないと自分を保っていられなかったのかもしれません。書かないと死ぬ――この感覚は死ぬほど分かります。書くことはストレス発散や気分転換になりますから。
それにしても、私の心のなんと殺伐たることよ……‼ もっと綺麗なものに触れて、綺麗な文章を書きたい、綺麗な絵を描きたいと思いました。暗い事ばかり考えてくよくよしていても辛いだけです。自然に触れたり散歩をしたりして、気分転換をしなければ、確実に精神が壊れるな、と思いました。
この本に収録されているどの童話も素晴らしく、優しく、印象的でしたが、一番印象に残ったのは『キャディー』です。
交通事故のリハビリの為にサナトリウムから一人で外出していた少女キャディーが、少年ハンスに出会い、神について話し合うシーンがあります。私はハンスのこの言葉に釘付けになりました。
「神ってなにかと聞くんなら、ぼくはこう言う。まわりの花や木、虫、人間たちをごらん、神がなにかわかるだろうとね。このすばらしいものが命を持って生きて死ぬ、そして生まれる、ぼくたちはこれを自然と呼ぶ――つまり神なのだ。神がすべてをつくった。神についてこれ以外は考えられない。神とはこの偉大なる奇跡のための名前で、ほかの名前をつけてもよかったんだ。そう思わないか、キャディー?」(pp.112-113)
この部分を読んだとき、「アンネは悟った」と感じました。アンネは過酷な生活の中でひたすら書き続け、思索を重ね、「生きとし生けるものも含め、この世界そのものが奇跡であり、神である」と悟ったのです。私の心に、アンネへの心からの尊敬の念が湧き起こりました。人もまた神なのだから、傷つけてはいけないな、戦争や差別は無意味だし絶対いけないことだな、と思いました。
ありがとう、アンネ。あなたは永遠に不滅です。
エッセイは未読なので、またぼちぼち読みます。では。