何年も前に購入し、何回も読みましたが引越しでなくしてしまい、本屋を探しても見つからなかったのですが、再販?しているのをみつけ早速購入しました。
この本はひろく読まれて欲しいと思います。、
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
新装版 サンダカン八番娼館 (文春文庫) (文春文庫 や 4-8) 文庫 – 2008/1/10
山崎 朋子
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥880","priceAmount":880.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"880","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ugrTCaSrCn3vZ0Eph3upwKeIqe6O8WZoWxukA4754ViMwmFbbD0VCqP6LEspZRi1GFghvxWUsJJHfk3pMQH8SaMpMEfjuvc5x7VK8A8Gk7uAztYOLDSBaC2skFIvf3C5","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
かつて"からゆきさん"と呼ばれた女性たちがいたーー。歴史に埋もれた女性たちの声を刻みこむ「底辺女性史」の名著、新装決定版!
「からゆきさんと呼ばれる海外売春婦についての研究とも紀行ともつかないこの書物は、わたしが、この老からゆきさんと三週間あまりひとつ家に生活した記録であり、ふたりの偶然のめぐり逢いが決定的な契機となっている」(プロローグより)
“からゆきさん"―ー戦前の日本で十歳に満たない少女たちが海外に身を売られ、南方の娼館で働かされていた。そうした女性たちの過酷な生活と無惨な境涯を、天草で出会ったおサキさんから詳細に聞き取り綴った、底辺女性史の名著新装版。東南アジアに散った女性たちの足跡をたどるルポルタージュ『サンダカンの墓』も収録
大宅壮一ノンフィクション賞受賞作
「からゆきさんと呼ばれる海外売春婦についての研究とも紀行ともつかないこの書物は、わたしが、この老からゆきさんと三週間あまりひとつ家に生活した記録であり、ふたりの偶然のめぐり逢いが決定的な契機となっている」(プロローグより)
“からゆきさん"―ー戦前の日本で十歳に満たない少女たちが海外に身を売られ、南方の娼館で働かされていた。そうした女性たちの過酷な生活と無惨な境涯を、天草で出会ったおサキさんから詳細に聞き取り綴った、底辺女性史の名著新装版。東南アジアに散った女性たちの足跡をたどるルポルタージュ『サンダカンの墓』も収録
大宅壮一ノンフィクション賞受賞作
- ISBN-104167147084
- ISBN-13978-4167147082
- 出版社文藝春秋
- 発売日2008/1/10
- 言語日本語
- 本の長さ438ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 新装版 サンダカン八番娼館 (文春文庫) (文春文庫 や 4-8)
¥880¥880
最短で6月13日 木曜日のお届け予定です
残り14点(入荷予定あり)
¥682¥682
最短で6月13日 木曜日のお届け予定です
残り17点(入荷予定あり)
¥880¥880
最短で6月13日 木曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2008/1/10)
- 発売日 : 2008/1/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 438ページ
- ISBN-10 : 4167147084
- ISBN-13 : 978-4167147082
- Amazon 売れ筋ランキング: - 101,351位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,434位文春文庫
- - 23,310位ノンフィクション (本)
- - 29,027位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
177グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
からゆきさんの存在は知っていたが、著者の大胆な取材方法と旺盛な活動力には驚かされ、
おサキさんとの心の交流には胸が熱くなる。
特におサキさんの一人称で綴られる「おサキさんの話−ある海外売春婦の生涯−」
は涙なくしては読めない。最悪の境遇にありながら真心を失わない女性の体験談が心を打つ。
全編を通して、純然たる女性史研究書というよりも、著者側の心情まで克明に書かれた
希有な体験談となっている。
著者がどのように取材対象に迫っていき、神の導きなのか、
出会うべき人達に不思議と出会っていく様子も興味深い。
他のレビューでも指摘されているように、取材上の問題点は散見される。
例えば、最初の旅で偶然に出会ったおサキさん宅を急に再訪し、
理由も言わず長期間同居させてもらうとか、
取材に応じてくれた人のアルバムから写真を盗むなど。
たぶんその時その時でやむを得なかったのだろう。
本書の最後に「からゆきさんもまた日本のアジア侵略の一因であったのだ−−
ということを強く強く実感しました」
「からゆきさんは日本のアジア侵略の先遣隊でもあったのだ−−
ということが、皮膚感覚をもってわかって来たのです」と
あたかも加害者であるかのように書いている。
大日本帝国陸軍は男性の集合体であり、戦争は男性の犯罪である。
(全男性という意味ではなく、男性の多くも戦争反対だったと思う。)
本書に限らず「日本のアジア侵略」と表現すると女性も含まれてしまうのが言葉のマジックだ。
からゆきさんは純然たる被害者であり、侵略の一員では断じてないと強調しておきたい。
人柄の良いおサキさんのお陰で本書は成った。
おサキさんに家を建ててあげるのは無理かも知れないが、
せめて百足の巣になっている湿った畳くらいは新品に替えてあげただろうかと、
出版後のことまで考えてしまった。
文章力もある異色のルポなので、多くの人に読んでもらいたい。
おサキさんとの心の交流には胸が熱くなる。
特におサキさんの一人称で綴られる「おサキさんの話−ある海外売春婦の生涯−」
は涙なくしては読めない。最悪の境遇にありながら真心を失わない女性の体験談が心を打つ。
全編を通して、純然たる女性史研究書というよりも、著者側の心情まで克明に書かれた
希有な体験談となっている。
著者がどのように取材対象に迫っていき、神の導きなのか、
出会うべき人達に不思議と出会っていく様子も興味深い。
他のレビューでも指摘されているように、取材上の問題点は散見される。
例えば、最初の旅で偶然に出会ったおサキさん宅を急に再訪し、
理由も言わず長期間同居させてもらうとか、
取材に応じてくれた人のアルバムから写真を盗むなど。
たぶんその時その時でやむを得なかったのだろう。
本書の最後に「からゆきさんもまた日本のアジア侵略の一因であったのだ−−
ということを強く強く実感しました」
「からゆきさんは日本のアジア侵略の先遣隊でもあったのだ−−
ということが、皮膚感覚をもってわかって来たのです」と
あたかも加害者であるかのように書いている。
大日本帝国陸軍は男性の集合体であり、戦争は男性の犯罪である。
(全男性という意味ではなく、男性の多くも戦争反対だったと思う。)
本書に限らず「日本のアジア侵略」と表現すると女性も含まれてしまうのが言葉のマジックだ。
からゆきさんは純然たる被害者であり、侵略の一員では断じてないと強調しておきたい。
人柄の良いおサキさんのお陰で本書は成った。
おサキさんに家を建ててあげるのは無理かも知れないが、
せめて百足の巣になっている湿った畳くらいは新品に替えてあげただろうかと、
出版後のことまで考えてしまった。
文章力もある異色のルポなので、多くの人に読んでもらいたい。
2024年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まぁー、前書きから著者の強烈な思想がわかるような感じで、ここに書かれている批判レビューの気持ちもわかる。
しかしだ。内容については傑作だと思う。この本は東南アジア日本人売春婦の文献をまとめた研究本ではなく、著者が実際にからゆきにさん達にあって取材をして書いた本である。1960年代、まだからゆきさんも健在だった頃だからこそ、こういう本がかけたわけだが、2020年過ぎの今からすると、戦前だけではなく、この60年代も大昔といっていい。
からゆきさんを題材にした本だとはわかっていたが、いったいどんな内容をまとめた本なんだろうという、下種な興味もあった。実際にからゆきさん達が日々どんな風にお客を相手にしたのかも書かれているが、それよりも、何故日本から沢山のからゆきさんが東南アジアに広がったのか、何故日本からは特定の地方からの出身者が多いのか、そういったことを丁寧に書かれている。
もう今となってはからゆきさんもこの世にはおらず、ここに書かれているような情報を世が知る術もないことを考えるとすごい本だなと思う。そして、本書で語られているようなからゆきさんの残酷な生い立ちや騙されて売られてしまったことをしると、同じ日本人にもこういったことをするんだから、残念ながら外国人にも同じようなことをしたんだろうなとは思わずにいられなかった。
それに加えて、この文庫本は元々二冊だったものを一冊にしているので読みごたえはかなり。東南アジアで働いている日本人として、サンダカンは訪れてみたいなと思わずにはいられない。
しかしだ。内容については傑作だと思う。この本は東南アジア日本人売春婦の文献をまとめた研究本ではなく、著者が実際にからゆきにさん達にあって取材をして書いた本である。1960年代、まだからゆきさんも健在だった頃だからこそ、こういう本がかけたわけだが、2020年過ぎの今からすると、戦前だけではなく、この60年代も大昔といっていい。
からゆきさんを題材にした本だとはわかっていたが、いったいどんな内容をまとめた本なんだろうという、下種な興味もあった。実際にからゆきさん達が日々どんな風にお客を相手にしたのかも書かれているが、それよりも、何故日本から沢山のからゆきさんが東南アジアに広がったのか、何故日本からは特定の地方からの出身者が多いのか、そういったことを丁寧に書かれている。
もう今となってはからゆきさんもこの世にはおらず、ここに書かれているような情報を世が知る術もないことを考えるとすごい本だなと思う。そして、本書で語られているようなからゆきさんの残酷な生い立ちや騙されて売られてしまったことをしると、同じ日本人にもこういったことをするんだから、残念ながら外国人にも同じようなことをしたんだろうなとは思わずにいられなかった。
それに加えて、この文庫本は元々二冊だったものを一冊にしているので読みごたえはかなり。東南アジアで働いている日本人として、サンダカンは訪れてみたいなと思わずにはいられない。
2021年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、日本から海外へ連れて行かれ半ば強制的に海外の売春婦にさせられた「からゆきさん」であった"おサキさん"の所に、作者が何も言わずおサキさんの自宅に飛び入りで住み込み、寝食を共にし(おサキさんは床の抜けた家で生活をして食うにも困っていたにも関わらず)おサキさんの心の中にスッポリと見事に入り込んだ意欲作だ。
正直、それを読み手は咎めはしない。
おサキさん自身も作者を娘のように慕ったようだったので、おサキさんとの別れのシーンは号泣必須だ。
しかし問題は、その後である。この単行本化された「サンダカン八番娼館」は二冊の本が一つになってる。
後の「サンダカンの墓」が後編になっているのだが、それを読んで酷く複雑な気持ちになった。
作者が大日本帝国陸軍の悪行と、からゆきさんもそれと同じようなものだと一緒くたにする辺りが心穏やかでいられない。
また、日本の企業がインドネシアの人達を仕事で使ってる事を腹立たしく思うのは作者が勝手に感じてるのであって、日本もインドネシアも潤う事は間違いないのではないか。それは置いておいても、からゆきさんの事だけに専念して書いてくれたらと思わずにはいられなかった。からゆきさんのことのみを書き遺して欲しかったと感じた。
正直、それを読み手は咎めはしない。
おサキさん自身も作者を娘のように慕ったようだったので、おサキさんとの別れのシーンは号泣必須だ。
しかし問題は、その後である。この単行本化された「サンダカン八番娼館」は二冊の本が一つになってる。
後の「サンダカンの墓」が後編になっているのだが、それを読んで酷く複雑な気持ちになった。
作者が大日本帝国陸軍の悪行と、からゆきさんもそれと同じようなものだと一緒くたにする辺りが心穏やかでいられない。
また、日本の企業がインドネシアの人達を仕事で使ってる事を腹立たしく思うのは作者が勝手に感じてるのであって、日本もインドネシアも潤う事は間違いないのではないか。それは置いておいても、からゆきさんの事だけに専念して書いてくれたらと思わずにはいられなかった。からゆきさんのことのみを書き遺して欲しかったと感じた。
2022年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を初めに観たせいか、
栗原小巻さんと田中絹代さんの声で
この本の内容は再生されました。
だから余計おもしろかったのかな。
ひやひやする場面たくさんありましたけど、、
すごく運が良いひとだなー山崎さんという人は。まるでギャンブラーのようなあのハラハラヒリヒリする心情が読んでる側にも伝わってきてドキドキしました。
栗原小巻さんと田中絹代さんの声で
この本の内容は再生されました。
だから余計おもしろかったのかな。
ひやひやする場面たくさんありましたけど、、
すごく運が良いひとだなー山崎さんという人は。まるでギャンブラーのようなあのハラハラヒリヒリする心情が読んでる側にも伝わってきてドキドキしました。
2016年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先に映画DVDを見てから原作を買ったのでおサキさん=田中絹代さんの演じたイメージが離れなかったが、
それは別に問題ないと思うし、DVDもぜひご覧になって欲しいと思う。
(濡れ場のシーンもあるので家族そろって。というわけにはいかないが…。)
この本の内容についてはたくさんの方が良い感想を述べられているので別のことを書かせていただく。
その前に女性が売春をすること肯定しているわけでは決してないことをお断りした上で、以下誤解を恐れずに書かせていただきます。
おサキさんは外国で女中奉公のようなことをするつもりが女衒に騙されて売春婦とされたこと
(と言っても彼女以外の家族は初めから皆判っていた)については当然恨んでいたわけだが
いざその道に入ってしまえば、お金を稼ぐ手段だと割り切っておサキさんは客に対しては文句を言っていない。
ましてやサンダカンに居た英国人やマレーシア人に無理やり手籠めにされたなどとは言っていない。
お金を払ってくれる客として、こちらもサービスしなければ。という気持ちまであった。
当時の日本の経済状態では行政による貧困対策などもなく、
島原、天草のように当時の農業技術では土壌の関係で作物が多く実らず、
その上小作では生活は更に苦しく、口減らしにもなるので手っ取り早いのが海外での売春ということだったのだろう。
また九州ということで大陸や東南アジアへの航路が他の地方より比較的早くから開けており
外地での売春市場やそれらへのコネも他の地方より早くから持っていたのだろうと思う。
時は大日本帝国が東南アジアへ進出するのに躍起になっていた時代で
東南アジアでは時に日本兵を慰安する売春宿に対し、ある程度日本帝国の保護もあったのではないかと思いたい。
サキさんたち海外売春婦はきっと心の中では貧困を救ってくれない日本政府や、親族、家族に言いたいこともあっただろうが
この状況の中で自分が生き残り、家族を援助するには何をすべきかということを自分で考え、自分の責任で行動していた。
その理由が「言ってもどうしようもない」という諦めからだったとしても
少なくとも人のせいにしていないし、ましてや日本軍に無理やり連れて行かれたなどとは
言っていないし考えたこともなかっただろうと思う。
彼女らは不本意ながらも売春婦となってそれで金を稼いでいた。
そして実際に国内で仕事をする以上の稼ぎを得ることができた。
その生活の中では悲しいこともあったし、その後も苦労をした。
サキさんたちが語っているのはそのことだけだ。
一方、日本以外の国の人たちも貧しさのため海外で売春せざるを得なかった人は大勢いた。
彼女らも自分や家族のために敢えてそういう道を選んだはずだ。
もちろん売春をすることやさせることは無い方が良いに決まっている。
日本にしろ他国にしろ、そういう人たちを生み出してしまったのはどうしようもない貧困であり、
責めを負うべきはその貧困を解決する方策を見いだせなかった
(解決しようともしなかった)彼女らの国や地方自治体や地域社会である。
サキさんたちはその責を負うべき人たちにも文句を言っていない
一方で海外へ目を向けてみるとサキさんの時代より少し後のことだが
サキさんたちと同じような理由から海外での売春という道を選んだ人たちが
約束が違ったり、騙されたりしたことを女衒や自分の国に文句を言うのではなく
誰かに教えられて金になると判ったとたん、かつての顧客や顧客の国に対して
国をあげて因縁をつけるというのは如何なものだろうか。
日本(軍)が女性を従軍慰安婦として強制連行したかどうかについては
私が集めた証拠だけでは不十分だろうからその正否は論じないが
女性を強制連行したという事実があったとしても
それはその国の女衒や暴力団の類であり、その問題は自国民同士で解決すべきことだと思っている。
慰安婦と呼ばれる人たちが保障云々を言うのはまだ個人だから仕方ないとしても
彼女ら貧しい人に救済の手を伸ばすことをしなかった国そのものが、
ここぞとばかり、彼らが救済せず、苦労した彼女ら個人に乗っかって
賠償金等を取ろうという行為に対し恥ずかしさややましさを感じないのだろうか。
そしてそういう行為をする国を発展途上国というのではないか。
我々の国はサキさんのように苦労を厭わず、潔い先人たちのおかげで
今日の繁栄の中にいた。しかし最近はサキさんたちの時代のような
どうしようもない貧困がまた生まれ始めているような気がする。
サキさんのような人たちを2度と生み出さないために
私たちは真剣に努力しなければならない。
それは別に問題ないと思うし、DVDもぜひご覧になって欲しいと思う。
(濡れ場のシーンもあるので家族そろって。というわけにはいかないが…。)
この本の内容についてはたくさんの方が良い感想を述べられているので別のことを書かせていただく。
その前に女性が売春をすること肯定しているわけでは決してないことをお断りした上で、以下誤解を恐れずに書かせていただきます。
おサキさんは外国で女中奉公のようなことをするつもりが女衒に騙されて売春婦とされたこと
(と言っても彼女以外の家族は初めから皆判っていた)については当然恨んでいたわけだが
いざその道に入ってしまえば、お金を稼ぐ手段だと割り切っておサキさんは客に対しては文句を言っていない。
ましてやサンダカンに居た英国人やマレーシア人に無理やり手籠めにされたなどとは言っていない。
お金を払ってくれる客として、こちらもサービスしなければ。という気持ちまであった。
当時の日本の経済状態では行政による貧困対策などもなく、
島原、天草のように当時の農業技術では土壌の関係で作物が多く実らず、
その上小作では生活は更に苦しく、口減らしにもなるので手っ取り早いのが海外での売春ということだったのだろう。
また九州ということで大陸や東南アジアへの航路が他の地方より比較的早くから開けており
外地での売春市場やそれらへのコネも他の地方より早くから持っていたのだろうと思う。
時は大日本帝国が東南アジアへ進出するのに躍起になっていた時代で
東南アジアでは時に日本兵を慰安する売春宿に対し、ある程度日本帝国の保護もあったのではないかと思いたい。
サキさんたち海外売春婦はきっと心の中では貧困を救ってくれない日本政府や、親族、家族に言いたいこともあっただろうが
この状況の中で自分が生き残り、家族を援助するには何をすべきかということを自分で考え、自分の責任で行動していた。
その理由が「言ってもどうしようもない」という諦めからだったとしても
少なくとも人のせいにしていないし、ましてや日本軍に無理やり連れて行かれたなどとは
言っていないし考えたこともなかっただろうと思う。
彼女らは不本意ながらも売春婦となってそれで金を稼いでいた。
そして実際に国内で仕事をする以上の稼ぎを得ることができた。
その生活の中では悲しいこともあったし、その後も苦労をした。
サキさんたちが語っているのはそのことだけだ。
一方、日本以外の国の人たちも貧しさのため海外で売春せざるを得なかった人は大勢いた。
彼女らも自分や家族のために敢えてそういう道を選んだはずだ。
もちろん売春をすることやさせることは無い方が良いに決まっている。
日本にしろ他国にしろ、そういう人たちを生み出してしまったのはどうしようもない貧困であり、
責めを負うべきはその貧困を解決する方策を見いだせなかった
(解決しようともしなかった)彼女らの国や地方自治体や地域社会である。
サキさんたちはその責を負うべき人たちにも文句を言っていない
一方で海外へ目を向けてみるとサキさんの時代より少し後のことだが
サキさんたちと同じような理由から海外での売春という道を選んだ人たちが
約束が違ったり、騙されたりしたことを女衒や自分の国に文句を言うのではなく
誰かに教えられて金になると判ったとたん、かつての顧客や顧客の国に対して
国をあげて因縁をつけるというのは如何なものだろうか。
日本(軍)が女性を従軍慰安婦として強制連行したかどうかについては
私が集めた証拠だけでは不十分だろうからその正否は論じないが
女性を強制連行したという事実があったとしても
それはその国の女衒や暴力団の類であり、その問題は自国民同士で解決すべきことだと思っている。
慰安婦と呼ばれる人たちが保障云々を言うのはまだ個人だから仕方ないとしても
彼女ら貧しい人に救済の手を伸ばすことをしなかった国そのものが、
ここぞとばかり、彼らが救済せず、苦労した彼女ら個人に乗っかって
賠償金等を取ろうという行為に対し恥ずかしさややましさを感じないのだろうか。
そしてそういう行為をする国を発展途上国というのではないか。
我々の国はサキさんのように苦労を厭わず、潔い先人たちのおかげで
今日の繁栄の中にいた。しかし最近はサキさんたちの時代のような
どうしようもない貧困がまた生まれ始めているような気がする。
サキさんのような人たちを2度と生み出さないために
私たちは真剣に努力しなければならない。
2022年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本で貧しさの余りに子供が売られていた事実に驚愕した
でも初めて知った事だったのできちんと知りたいと思った
でも初めて知った事だったのできちんと知りたいと思った