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平岩弓枝

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女の家庭 (文春文庫) 文庫 – 1981/2/25

平岩弓枝 (著)

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新装版女の家庭 (文春文庫) (文春文庫ひ 1-124)
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気働きのない姑にオールドミスの小姑と同居するエリート社員の妻が家庭内のトラブルに疲れた頃、夫の浮気を知る。しかし平凡な家庭を守るために耐えた。翔べない女の幸せを問う長篇。

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本の長さ

327ページ
言語

日本語
出版社

文藝春秋
発売日

1981/2/25
ISBN-10

4167168162
ISBN-13

978-4167168162
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1981/2/25)
発売日 ‏ : ‎ 1981/2/25
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 327ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4167168162
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167168162

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平岩弓枝

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東京生まれ。日本女子大学国文科卒業。

戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』で第41回直木賞を受賞。’91年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。小説、脚本、舞台演出と多方面に活躍(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『はやぶさ新八御用旅（四）　(ISBN-13: 978-4062765145 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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好きな小説

2017年11月9日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

昔、文庫本で読みました。今回Kindle storeで購入出来て久しぶりに。主人公と主人公をとりまく人々との関わりに女性として共感します。何度も読み返せます。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

2003年5月28日に日本でレビュー済み

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

白月

妻の立場

2003年4月19日に日本でレビュー済み

核家族だった円満な夫婦が、姑と同居することで嵐の中に飛び込む妻の目線で物語りは進行する。
家庭的な木村栄子と、どちらかというと粗雑な姑、小姑との角質がどんどんと膨れ上がり、子供の同級生の父親も巻き込んでの家庭問題などを浮き彫りにしていく。
「夫婦は他人」という基本的なつぶやきも何度か登場し、我慢する･あきらめる、そんな女性心理を上手に表している小説。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

MOVIERYO

永子と佐竹の一線を超えない関係

2014年7月22日に日本でレビュー済み

木村永子は、理想的なすばらしい女性である。
家事も料理も上手で、テキパキこなすし、着物の着付けもアイロンも玄人顔負けの腕前で、
手先が器用で、手芸の腕もかなりのものである。
また、心も容姿もとても美しいが、自分の美しさに無頓着で、鼻にかけることはしない。
夫(邦夫)は弱電会社の優秀な社員で、7年間パリの支店に勤務していた、いわばエリートである。
永子と邦夫の夫婦仲は頗るよく、
パリで生まれた現在7歳の一人娘も、母親の永子の躾がきちんとしていたためか、心優しい思いやりのあるかわいらしい娘である。
恐らく、永子は、平岩弓枝さんの理想とする女性像なのであろうと思う。

パリでは、家族3人仲良く円満に暮らしてきたが、日本に帰国してから永子たち家族の生活は一変する。
夫・邦夫の母(姑)や夫の妹(小姑)と、一つの家で同居することになったのである。
姑も小姑も、愛する夫の家族であるから、自分も家族のように仲良く暮らしていかなくてはならないと、
永子は健気に努力するが、姑も小姑も、永子に冷たく、悪質な嫌がらせをしたりする。
姑の勝江も、夫の妹たち(比呂子、保子)も、永子と対象的で、女性として、或いは人間として、最悪な人たちである。
どうして、このような母親から優秀な邦夫が生まれ、また邦夫の妹たちは何故こんなにも酷いのか・・・。

永子は、パリから日本へ帰国する航空便の機内で出会った佐竹(航空会社のパーサー)と、
帰国後に故郷の京都へ向う新幹線のなかで再会し、
佐竹(妻とは別居中で男手一つで7歳の娘を育てている)の娘みちると、永子の娘の綾子が同じ女子大付属の私立の小学校で
同級生となったことで、子どもたちやときには夫:邦夫も交えて、家族ぐるみで親しくなる。
佐竹は、娘の親友の母である永子に、どんどんひかれていく。
永子も、夫や娘を愛しつつ、心の奥深くでは佐竹に恋愛感情に近いものを抱いていたのかもしれない。
しかし、佐竹も、永子もお互いに、節度のある態度で、決して一線を超えようとはしなかった。
夫の家族との不和から永子が夫と離婚せざるを得なくなり、佐竹と再婚するという展開にはしてほしくはなかった。
そういう展開ではなかったので、安心したし、とても読後感のよい清々しい気持ちになる作品であった。

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