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彦九郎山河 (文春文庫 よ 1-33) 文庫 – 1998/9/10

3.9 5つ星のうち3.9 15個の評価

京都三條大橋の銅像で知られる高山彦九郎は、単なる狂信的尊皇論者ではなかった。先見の明ゆえに時代に翻弄される孤高の人の実像

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1998/9/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/9/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 425ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167169339
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167169336
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 15個の評価

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吉村 昭
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年10月9日に日本でレビュー済み
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今日、三条大橋のたもとの彦九郎の銅像を見に行きました。感慨ひとしおでした。
2023年7月30日に日本でレビュー済み
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自由詩というものに惹かれはしませんが、お酒で身体も精神も壊れた主人公には何の同情も生まれず、逆にそんな人間に対しても支えようとする支援者が次々に現れるのは一種人間の人間たる由縁かとも感じます。読み方によって色々な感じ方が出来る吉村文学では珍しい部類に入る作品だと感じました。
2014年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
奇人っている彼に興味があって読み始めました。
彼自身もなんと人間味のある人か・・・。
彼の子孫たち間違った噂で小さくなって生活しています。
私は、彼のすごさを子孫たちに伝えたいです。
江戸時代の飢饉の酷さも初めて知りました。
いろいろな方に読んで欲しい素晴らしい本でした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年3月23日に日本でレビュー済み
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「かれが狂信的な尊王論者とされたのは、終戦時までの軍国主義時代の風潮によって歪められ、実像とは程遠いものにされたからである」「終戦と同時に狂信という文字を冠され、忌まわしい人物として侮蔑の対象にすらなった。時代の風潮に激しく利用され、激しく貶められたのである」。本書は『高山彦九郎日記』を基に旅先での見聞や交友を精密に復元することで、「秀れた学者であった」高山彦九郎の本当の姿を伝えようとするものである。

北方の国防のための蝦夷入りを断念した彦九郎は、王政復古を志して京で尊号問題に深入りしてゆく。朝廷の後ろ楯として薩摩の協力を得るべく密使として鹿児島に下るが再び挫折する。すでに幕府の監視下に置かれていた彦九郎は九州から出ることもできず、当てもなく流浪しつづける。そして久留米で尊号問題の望みが絶たれたことを知ると「狂気」のためと言い遺して切腹して果てる。

彦九郎の足跡を淡々と追いかけており、全体に盛り上がりに欠ける。しかしそれこそ彦九郎がファナティックな人物でないことを証明しようとする著者の意図なのであろう。東北での目を背けたくなるような飢餓の実態、『長英逃亡』と異なり主人公を助けるどころか保身を図る薄情な旧友たち。江戸時代の暗い面を垣間見ることができる一冊である。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月5日に日本でレビュー済み
 儒学を学び、全国を行脚して「尊王思想」を語り続けた高山彦九郎の生涯を描いた長編歴史小説で、元になったのは歴史家が史料を発掘して1978年に完成させた「高山彦九郎日記(全5巻)」とのこと。どこを歩き、誰と会い、何を食べ、何を見たか、という彦九郎の足取りを日記から拾い上げるだけでなく、そこに現地取材を踏まえた吉村さんらしい明快な描写を加え、読ませどころの多い作品に仕上げておられるように思う。

 18世紀半ば、松平定信による「寛政の改革」が進むなか、江戸から津軽、反転して京都、さらに九州へと動く彦九郎の足取りから連想させられたのは、司馬さんの『竜馬がゆく』。京都と江戸で遊学した彦九郎の友人は非常に多く、もっぱらそうした友人宅に泊まって旅を続ける行動力と闊達さは、『竜馬』に似ている。彦九郎は当時の政治情勢のさなか、ついには久留米にて自刃するものの、全編を通じて窺えるのは「明るさ」で、その辺りも『竜馬がゆく』に通じるものがありそうだ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月9日に日本でレビュー済み
 徳川幕府の体制が十分に強固だった18世紀末。朝廷を中心とした政治体制への回帰を夢見て、実際に行動を起こした高山彦九郎。

 固い信念を持って意義ある仕事をしたが、世間では必ずしも正しく理解されていない、といった類の人物を吉村昭は好んで描く。

 吉村昭は、彦九郎が太平洋戦争前は尊王論者として広く知られたにもかかわらず、終戦後は一転して狂信的尊王論者として軽蔑の対象にすらなったと指摘したうえで、「かれの戦前、戦後の虚像を排し、その実像をあきらかにしようと考え・・小説を書いた」と語っている。(「『彦九郎山河』を書いて」(エッセイ集『白い道』所収))

 本書で描かれる彦九郎は、日本中を北から南まで旅して歩く。水戸、米沢、津軽、そして大飢饉直後の南部藩領を回り道をしてまで歩きまわる。さらには京の都から九州へ。

 読み終えて、高山彦九郎という人物とともに江戸時代の日本各地を旅した、そんな心持ちもするような一冊だった。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月21日に日本でレビュー済み
 エキセントリックな、一面的な見方や評価をされがちな高山彦九郎。丹念な史料検討と筆致からその実像を明らかにした一冊。
 徳川体制の抱える内外の矛盾が徐々にあらわれ、様々な思想が噴き出しつつあった寛政年間、たぐいまれな使命感から日本中を旅してまわった高山彦九郎の旅を明らかにする。一般的な偏見は取り除かれたろうが、それでもやはりあらゆる意味で「普通の」人ではないことが明らかにされる。
 彼の超人的な行動で尊王思想が展開を見せ、のちの明治維新につながる土壌を築く。やや地味な描写が続き、読み進めるのに抵抗のある人も多いかもしれない。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高山彦九郎記念館を訪問して紹介いただきました。彦九郎を理解する為には必読の一冊です。
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5つ星のうち5.0 高山彦九郎を理解する為にオススメ
2021年8月22日に日本でレビュー済み
高山彦九郎記念館を訪問して紹介いただきました。彦九郎を理解する為には必読の一冊です。
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