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三陸海岸大津波 (文春文庫) 文庫 – 2004/3/12
吉村 昭
(著)
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あの日を忘れない。
歴史の学ぶ。いまこそ読みたい警告の書。
「今も三陸海岸を旅すると、所々に見える防潮堤とともに、多くの死者の声がきこえるような気がする――吉村昭(2004年記)」
アマゾン2011年上半期Booksランキング ノンフィクション部門の第1位。
歴史の学ぶ。いまこそ読みたい警告の書。
「今も三陸海岸を旅すると、所々に見える防潮堤とともに、多くの死者の声がきこえるような気がする――吉村昭(2004年記)」
アマゾン2011年上半期Booksランキング ノンフィクション部門の第1位。
- ISBN-104167169401
- ISBN-13978-4167169404
- 出版社文藝春秋
- 発売日2004/3/12
- 言語日本語
- 本の長さ191ページ
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対象商品: 三陸海岸大津波 (文春文庫)
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
明治29年、昭和8年、そして昭和35年。青森・岩手・宮城の三県にわたる三陸沿岸は三たび大津波に襲われ、人々に悲劇をもたらした。
大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのか――前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに、巨大津波の恐ろしさを再現した震撼の書。
この歴史から学ぶものは多い。解説・高山文彦
大津波はどのようにやってきたか、生死を分けたのは何だったのか――前兆、被害、救援の様子を体験者の貴重な証言をもとに、巨大津波の恐ろしさを再現した震撼の書。
この歴史から学ぶものは多い。解説・高山文彦
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2004/3/12)
- 発売日 : 2004/3/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 191ページ
- ISBN-10 : 4167169401
- ISBN-13 : 978-4167169404
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,657位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16位海洋学 (本)
- - 697位文春文庫
- - 13,209位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このような優れた文献が存在するにも関わらず、なぜ対応出来なかったのだろうか。
2024年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たまに新品に近い商品が来ることがあるが、この本はそれでした。得した気分になりました。なぜなら価格が半値に近かったからです。
2019年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんて言われている街に誰がどうして住みたがるのだろう・・・
それは他の自然災害が酷い場所でも同じ問いがいつも渦巻いていた。
この本を通して自分なりに解釈できたような気がする。
津波の兆候や人々の目に焼き付いた瞬間などは恐ろしいとともに興味深かった。
津波にさらわれ助かった人助からなかった人の違いは一体なんなのだろうか。
運としか言いようがないのか、いつかわかる時は来るのだろうか。
それは他の自然災害が酷い場所でも同じ問いがいつも渦巻いていた。
この本を通して自分なりに解釈できたような気がする。
津波の兆候や人々の目に焼き付いた瞬間などは恐ろしいとともに興味深かった。
津波にさらわれ助かった人助からなかった人の違いは一体なんなのだろうか。
運としか言いようがないのか、いつかわかる時は来るのだろうか。
2024年2月19日に日本でレビュー済み
明治29年の大津波
昭和8年の大津波
チリ大地震大津波
の3つを扱っており、吉村昭先生の抑揚を抑えた文体が、更なる臨場感と恐怖を読者に与えております。
東日本大震災においては、震災後の大津波の壊滅的な被害を予言していたかのような作品。
改めて、この作品を、今だからこそ、読む価値があると感じます。
そして、改めて、震災と大津波に遭われ、犠牲になられた皆々様のご冥福をお祈り申し上げます。
昭和8年の大津波
チリ大地震大津波
の3つを扱っており、吉村昭先生の抑揚を抑えた文体が、更なる臨場感と恐怖を読者に与えております。
東日本大震災においては、震災後の大津波の壊滅的な被害を予言していたかのような作品。
改めて、この作品を、今だからこそ、読む価値があると感じます。
そして、改めて、震災と大津波に遭われ、犠牲になられた皆々様のご冥福をお祈り申し上げます。
2024年3月10日に日本でレビュー済み
吉村先生の作品はいつも一気読みするが、本作は東日本大震災の記憶と重なり、読むのが辛かった。いつもながら吉村先生の徹底した取材に基づく作品は圧巻。逝去されたのが残念。
2022年4月1日に日本でレビュー済み
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おそらく出版当時に読んでもピンとこなかったかもしれません。昭和8年の津波も3月3日と2011年と同じ時期で凍死した方も多かったとのこと。残念なのは地名が現在は変わっていること(平成の大合併で?)、漢字とカタカナ交じりの昔の文体が使われているところを読む根気がなく飛ばし読みしてしまったことです。
2018年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明治29年の大津波の時の死者・行方不明者は、2万1959人。
東日本大震災と同等であるが、人口密度が今より低いことなどを考えると、当時の津波のほうが凄まじかったのではないだろうか。
“一家全滅した家は、数知れなかった。顔見知りの者同士があった折、
「あなたの家族はどうでした」
と、挨拶代わりに問う。その折に、十人家族のうち二人か三人が死亡したときくと、
「それは、よかった。おめでたいことだ」
と、祝いの言葉を返すのが常であった。”
この津波は、夜の8時半ころに発生している。現代日本の明るい夜をイメージしてはいけない。薄暗い街灯がぽつりぽつりとある程度がせいぜいの、そんな夜の出来事である。
“六十歳の木村トラという女性は、突然流れ込んできた海水に驚いて十歳と五歳の孫を首にかじりつかせ鴨居にとびついた。水は見る間に上昇して頤(あご)にまで達した。
これまでと観念した時、家が浮き上がって流れ出した。沖にさらわれれば一命はなかったのだが、幸いにも家が石づくりの井戸の台にひっかかって止まった。そして、水は猛烈な勢いで干いていったので、トラは、孫を抱えると家を飛び出し、屈強な男子でも上ることのできない背後の絶壁をよしのぼって死をまぬがれた。”
5歳児と10歳児と言えば、それぞれ20キロと30キロはあるだろう。還暦を迎えた女性が、そんな二人を抱えて絶壁をよじ登る光景を想像して、目頭が熱くなる。
“或る老女は、津波襲来後、屋根の上に這い上がったが、屋根が大きく傾斜しつかまっていられなくなったため、浮かんでいる大きな材木にとりついた。しかし、その材木も激浪にもまれて絶え間なく回転するので、やむなく流れてきた大きな手水鉢のような容器の中に移った。
老女は、鉢とともに波の中を流されていったが、そのうちに大波がきてくつがえりそうになり、流れてきた大きな材木にとりすがった。幸いこの材木の中央部には穴があいていたので、その穴の中に両腕を突っこんで波にもまれていた。
しばらくして、足にふれた物があったので足先でさぐるとそれは地面であった。老女は、大いに喜んで土の上に坐り夜をすごした。
やがて夜が明け、あたりを見廻すと、意外にもそれは裏山の頂上であった。”
昔話めいた結末であるが、津波の高さを物語るエピソードである。奇跡のような生還話は他にもある。
“この太田名部の住民の死体を村民たちが津波襲来の翌日探していると、赤ん坊の泣声がきこえる。村民があたりを探すと、意外にも17メートルほどの大樹の枝に子供がひっかかって泣いていたという。それは、生後一年にもみたぬ嬰児で、その家族のただ一人の生き残りであった。”
遺体捜索の生々しい様子も語られている。
“死体の多くは、芥や土砂の中に埋もれていた。生き残った住民や他の地方から応援に乗り込んできた作業員たちの手で収容されていたが、掘り起こしても死体の発見されない場合が多い。
そのうちに経験もつみ重ねられて、死体の埋もれている個所を的確に探し出せるようになった。死体からは、脂肪分がにじみ出ているので、それに着目した作業員たちは地上に一面に水を流す。そして、ぎらぎらと油の湧く個所があるとその部分を掘り起し、埋没した死体を発見できるようになったのだ。”
昭和8年の津波では、政府・政治家の対応が現在とは雲泥の差である。現在の政府・政治家・国会が愚者の集まりかと思うほど、当時の対応は早い。
“中央各省でも被災県と緊密な連携をとり、救援活動を開始した。たまたま国会の開催中であったので、衆議院では議員一名につき十円の寄附金を集めて北海道、青森・岩手・宮城三県にそれぞれ贈り、各政党では代議士を現地視察のため派遣した。
衆議院・貴族院では、被災地救済の諸提案がすべて満場一致で可決、各種税金の・減・免・猶予等をはじめ、食料、衣類、寝具、住宅材料等の無料配布や、道路、港湾の復旧促進が決定された。”
最優先がなんであるのかを分かっている人たちの対応だ。いや、今の議員連中も、優先順位はしっかり把握しているはず。ただ単に、順位の付け方が一般の感覚と違っているだけだ。
記憶は風化する。だから記録に残す。それでも、記録の存在そのものが忘れ去られていく。
買って(借りるのではなく)読むべき本を一冊あげるとしたら、本書である。
東日本大震災と同等であるが、人口密度が今より低いことなどを考えると、当時の津波のほうが凄まじかったのではないだろうか。
“一家全滅した家は、数知れなかった。顔見知りの者同士があった折、
「あなたの家族はどうでした」
と、挨拶代わりに問う。その折に、十人家族のうち二人か三人が死亡したときくと、
「それは、よかった。おめでたいことだ」
と、祝いの言葉を返すのが常であった。”
この津波は、夜の8時半ころに発生している。現代日本の明るい夜をイメージしてはいけない。薄暗い街灯がぽつりぽつりとある程度がせいぜいの、そんな夜の出来事である。
“六十歳の木村トラという女性は、突然流れ込んできた海水に驚いて十歳と五歳の孫を首にかじりつかせ鴨居にとびついた。水は見る間に上昇して頤(あご)にまで達した。
これまでと観念した時、家が浮き上がって流れ出した。沖にさらわれれば一命はなかったのだが、幸いにも家が石づくりの井戸の台にひっかかって止まった。そして、水は猛烈な勢いで干いていったので、トラは、孫を抱えると家を飛び出し、屈強な男子でも上ることのできない背後の絶壁をよしのぼって死をまぬがれた。”
5歳児と10歳児と言えば、それぞれ20キロと30キロはあるだろう。還暦を迎えた女性が、そんな二人を抱えて絶壁をよじ登る光景を想像して、目頭が熱くなる。
“或る老女は、津波襲来後、屋根の上に這い上がったが、屋根が大きく傾斜しつかまっていられなくなったため、浮かんでいる大きな材木にとりついた。しかし、その材木も激浪にもまれて絶え間なく回転するので、やむなく流れてきた大きな手水鉢のような容器の中に移った。
老女は、鉢とともに波の中を流されていったが、そのうちに大波がきてくつがえりそうになり、流れてきた大きな材木にとりすがった。幸いこの材木の中央部には穴があいていたので、その穴の中に両腕を突っこんで波にもまれていた。
しばらくして、足にふれた物があったので足先でさぐるとそれは地面であった。老女は、大いに喜んで土の上に坐り夜をすごした。
やがて夜が明け、あたりを見廻すと、意外にもそれは裏山の頂上であった。”
昔話めいた結末であるが、津波の高さを物語るエピソードである。奇跡のような生還話は他にもある。
“この太田名部の住民の死体を村民たちが津波襲来の翌日探していると、赤ん坊の泣声がきこえる。村民があたりを探すと、意外にも17メートルほどの大樹の枝に子供がひっかかって泣いていたという。それは、生後一年にもみたぬ嬰児で、その家族のただ一人の生き残りであった。”
遺体捜索の生々しい様子も語られている。
“死体の多くは、芥や土砂の中に埋もれていた。生き残った住民や他の地方から応援に乗り込んできた作業員たちの手で収容されていたが、掘り起こしても死体の発見されない場合が多い。
そのうちに経験もつみ重ねられて、死体の埋もれている個所を的確に探し出せるようになった。死体からは、脂肪分がにじみ出ているので、それに着目した作業員たちは地上に一面に水を流す。そして、ぎらぎらと油の湧く個所があるとその部分を掘り起し、埋没した死体を発見できるようになったのだ。”
昭和8年の津波では、政府・政治家の対応が現在とは雲泥の差である。現在の政府・政治家・国会が愚者の集まりかと思うほど、当時の対応は早い。
“中央各省でも被災県と緊密な連携をとり、救援活動を開始した。たまたま国会の開催中であったので、衆議院では議員一名につき十円の寄附金を集めて北海道、青森・岩手・宮城三県にそれぞれ贈り、各政党では代議士を現地視察のため派遣した。
衆議院・貴族院では、被災地救済の諸提案がすべて満場一致で可決、各種税金の・減・免・猶予等をはじめ、食料、衣類、寝具、住宅材料等の無料配布や、道路、港湾の復旧促進が決定された。”
最優先がなんであるのかを分かっている人たちの対応だ。いや、今の議員連中も、優先順位はしっかり把握しているはず。ただ単に、順位の付け方が一般の感覚と違っているだけだ。
記憶は風化する。だから記録に残す。それでも、記録の存在そのものが忘れ去られていく。
買って(借りるのではなく)読むべき本を一冊あげるとしたら、本書である。