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闇の通い路 (文春文庫 な 2-38) 文庫 – 1998/6/1

1.5 5つ星のうち1.5 4個の評価

築地の破れめから往きあう隣家の人妻との密通が幕府をゆるがす事件に。平安末期から鎌倉期の人間模様をいきいきと描く魅力の八篇
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1998/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 301ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167200384
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167200381
  • カスタマーレビュー:
    1.5 5つ星のうち1.5 4個の評価

著者について

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永井 路子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年6月14日に日本でレビュー済み
鎌倉幕府草創期に関する本を読み耽っていますが、永井氏の説は研究者から一目置かれているようで、
永井ファンとしては嬉しい限りです。
さて本書ですが、資料を読み込む中で、永井氏の記憶に根強く残った出来事を、小説にしたものです。
「お告げ」は、平安時代末期に末法思想が広まる中、男運の悪い娘がお告げをしてくれた行者に、
田畑を寄進する話。
「その眼」は、世間から「名国司」と敬われている男に仕える侍女が、その家の姫と共に誘拐され、
姫の身代わりとなった話。
「わが殿」は、北条時政の後妻・牧の方の父あるいは兄の牧宗近が、源頼朝の愛妾・亀の前に
後妻打ちをした話。
「重忠初陣」は、衣笠城合戦での畠山重忠の話。
「闇の通い路」は、小鹿島公業が美作朝親の妻と密通し、騒動になった話。
「猪に乗った男」は、曾我兄弟仇討事件の裏を読んだ話。
「雨の香り」は、義理の父娘が互いに惹かれあい、想いを絶つために婿を取ったものの、
婿がいないときに離縁を覚悟で義父と密通をした話。
「宝治の乱残葉」は、伊具四郎が諏訪則保に射殺された話を基に
従者たちが売買の対象とされていた話を絡めたもの。
どの話も面白く、特に曾我兄弟の仇討事件には隠された真相があるとの見解は興味深いのですが
どれも短か過ぎるのが残念でした。
そのため評価を1つ低くしましたが、永井ファンとしては多くの方に読んでほしい1冊です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年10月27日に日本でレビュー済み
とてもおもしろい短編集であると思う。舞台は鎌倉時代、源頼朝の周辺の話が多い。そんな歴史の中の時代であっても、人々はそれぞれに、自分の人生を生きている。この本では特に、女性の恋が生き生きと描かれている。無器用な生き方、無器用な恋が、読者の共感を誘うのではないかと思う。
 作者は、歴史的な史料を読んだあと、時間がたっても妙に忘れられない数行を手がかりにして、この本に収められている小説を書いたらしい。出来事の裏を読み、人々の心の底を見つめようとした結果、こうした作品ができたのだろう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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