対談集です
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貧乏だけど贅沢 (文春文庫 さ 2-18) 文庫 – 2012/1/4
沢木 耕太郎
(著)
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購入オプションとあわせ買い
目次「 「森の少女とカジノの男 井上陽水」 「贅沢な旅 阿川弘之」 「十年の後に 比経啓介」 「死に場所を見つける 高倉健」 「出発の年齢」 「終わりなき旅の途上で 今福龍太」 「だから旅はやめられない 群 ようこ」 「ラテンの悦楽 八木啓代」 「博打的人生 田村光昭」いきなり空港へ言ってから、そこで初めて目的地を選び、切符を買うと語る井上陽水。群ようこのアメリカ初体験は下着モニターだった。高倉健が理想とする死に場所とは……。人は何故旅をするのか。何故旅に惹かれるのか。常に考え続ける著者が、旅における「贅沢な時間」をめぐって十人と語り尽くした対談集成。香港、ホノルル、ラスベガス、ハバナ、マカオ、マラケシュ……。全地球を駆ける十人との優雅なるダイアローグ。
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2012/1/4
- 寸法10.7 x 1.7 x 15.2 cm
- ISBN-104167209187
- ISBN-13978-4167209186
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2012/1/4)
- 発売日 : 2012/1/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 432ページ
- ISBN-10 : 4167209187
- ISBN-13 : 978-4167209186
- 寸法 : 10.7 x 1.7 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 64,123位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 180位ロシア・東欧文学研究
- - 967位文春文庫
- - 984位日本文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947(昭和22)年、東京生れ。横浜国大卒業。
ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年には『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。常にノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995(平成7)年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表。
2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2002年から2004年にかけて、それまでのノンフィクション分野の仕事の集大成『沢木耕太郎ノンフィクション』が刊行され、2005年にはフィクション/ノンフィクションの垣根を超えたとも言うべき登山の極限状態を描いた『凍』を発表、大きな話題を呼んだ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり前の対談です。最初に井上陽水さんで「掴みOK!」って感じでした。その他、群ようこさんや高倉健さんも楽しかった。この三人だけを読んだとしても充分楽しめる本です。
沢木さん自身、賭け事が好きなんでしょうね(「深夜特急」の香港にも出てきましたからね)。このあたりは何のことやらまったくわかりませんでした。
沢木さん自身、賭け事が好きなんでしょうね(「深夜特急」の香港にも出てきましたからね)。このあたりは何のことやらまったくわかりませんでした。
2013年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の交友関係の広さに驚かされるとともに羨ましい限りです。現代の博徒‐田村光昭‐との対談はなかなか面白かった。
2020年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
沢木耕太郎氏が旅をテーマに様々な分野の10人にインタビューしたものだが、改めて対談の楽しさを十二分に味合わせてくれた。これはやはり沢木氏のインタビュアーとしての力だろう。中でも一番面白かったのは井上陽水さんとの無限に広がっていきそうな話(実際この対談はほんのイントロで本番はもっと長いらしい。何とか読めないものだろうか)。ふらっと旅にでる陽水さんがドイツの黒い森の奥にほのかな光と少女を見るというロマンティックな話はなるほどシュールな彼の歌詞の原点はここだと納得。一方、沢木氏は「深夜特急」のマカオのカジノにハマったバカラを追求中とのこと。対談中もいろいろな方との話の中で盛り上がるのは博打の話。皆其々のスタイルでされていて、私のような素人の想像できない深い世界に生きておられるのが少しわかったような気がした。また、麻雀のメンバーに突然女優の中原ひとみさんや作家の吉行淳之介氏などが登場、交友関係もわかって場面を想像するだけでも楽しかった。そして、沢木氏おすすめのハワイ。何となく避けていたが “そんなにいいのか・・・だったら私も一度行ってみるかな”と思った次第。
2015年2月9日に日本でレビュー済み
ラリー・ホームズとモハメッド・アリのヘビー級タイトルマッチを見るためにアメリカへ行こうかどうかと迷った著者が、ようやくラスベガス行きを決めてロサンゼルス在住の友人に手配を依頼した時には既に試合のチケットは完売になっていた。落胆した著者に友人はしかし「もしかしたら、何とかなるかもしれないので、少し待ってくれますか」と伝えた。翌日「席が確保できました」という電話が掛かってくる。親しい知人のために用意していた席がひとつありその知人に事情を話すと自分が見るよりは、とその人が譲ってくれたのだという。
その知人というのが、まだ会うこともなかった高倉健だった。
文藝春秋1月号の「深い海の底に-高倉さんの死」は高倉との交友をそこから語り始める。アリの敗北を見届けた沢木耕太郎は高倉健ひとりのためだけに観戦記を書き上げて送る。直接礼を言いたいと思ったがチャンスがないまま三年が過ぎた後で、その機会が巡ってくることになった。FM局で対談番組を担当することになり、その第1回のゲストとして高倉健に出演を依頼することになる。
その時の対談は、この「貧乏だけど贅沢」に収録されている。
その知人というのが、まだ会うこともなかった高倉健だった。
文藝春秋1月号の「深い海の底に-高倉さんの死」は高倉との交友をそこから語り始める。アリの敗北を見届けた沢木耕太郎は高倉健ひとりのためだけに観戦記を書き上げて送る。直接礼を言いたいと思ったがチャンスがないまま三年が過ぎた後で、その機会が巡ってくることになった。FM局で対談番組を担当することになり、その第1回のゲストとして高倉健に出演を依頼することになる。
その時の対談は、この「貧乏だけど贅沢」に収録されている。
2016年10月21日に日本でレビュー済み
貧乏だけど贅沢な事について対談するというより、貧乏だけど贅沢な旅をしてきた著者の対談集である。1984年から1999年までの対談が集められており、相手の職業は様々でまとまりがないようで、深夜特急の著者ということもあってか、内容が「あなたにとって旅とは海外とは」ということになること多く統一感がある。全体として沢木氏の人生哲学のようなものがじわっと感じられるのは面白い。氏は大学卒業後も勤め人の道は選ばず、海外へ放浪の旅に出たりもしているが、決して世捨て人にはならず、作家として生計を立て名声も得ている。また、博奕に関心を示し、本書でも博奕談義に華が咲いているが、それで身を持ち崩すことはない。危ないところを歩いているようで決して踏み外さず、社会人としてちゃんと生きつつ社会の縁を歩ける力強さが氏にはあるように思う。ただ、対談相手の個性をうまく引き出した対談集というより、沢木氏の個性の方を強く感じてしまうのは致し方ない。一見ばらばらな対談相手にもかかわらず本としてまとまっているのはそれ故だろう。
2012年1月23日に日本でレビュー済み
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人はなぜ旅をするのか、なぜ旅に惹かれるのか、旅をテーマに10人と語り尽くした
対談集。「死に場所を見つける」は俳優の高倉健との対談である。高倉健は海外が好き
でハワイ、ポルトガル、西海岸の話から映画俳優になったのはとにかくお金が必要だっ
たこと、不器用で、何度もやめようと思ったこと、「南極物語」の撮影では死ぬかも
知れないという強烈な体験、そして帰るべき土地としては日本の住んでるところから
遠くにある気がする、死に場所として外国でもいいと思ってると語っている。筆者の
相手の魅力を引き出す絶妙な語り口が対談から感じられ饒舌な高倉健の一面を引出して
ます。
対談集。「死に場所を見つける」は俳優の高倉健との対談である。高倉健は海外が好き
でハワイ、ポルトガル、西海岸の話から映画俳優になったのはとにかくお金が必要だっ
たこと、不器用で、何度もやめようと思ったこと、「南極物語」の撮影では死ぬかも
知れないという強烈な体験、そして帰るべき土地としては日本の住んでるところから
遠くにある気がする、死に場所として外国でもいいと思ってると語っている。筆者の
相手の魅力を引き出す絶妙な語り口が対談から感じられ饒舌な高倉健の一面を引出して
ます。
2020年8月14日に日本でレビュー済み
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期待外れでした。井上陽水、高倉健、酷かったですねぇ。昔の沢木さんの力がなく、井上陽水にはただただ翻弄されなんの面白さもなく、高倉健には何も引き出せず硬直化した無口ですからの高倉健だけの一人芝居で。
レビュー見て面白いかもと思って買った私の問題でしたね。ネットではなく、現物を立ち読みしてからだったら買わなかった。
レビュー見て面白いかもと思って買った私の問題でしたね。ネットではなく、現物を立ち読みしてからだったら買わなかった。