小説を読むときは先入観を持たないようにレビューもあまり見ません。
ディーバーといえばどんでん返し…ということも考えずに読みます。
今作もリーダビリティーらしいディーヴァーの作品。
懲りすぎの面もあるかもしれないけど、それはそれ。
リンカーンシリーズやダンスシリーズもいいけど、
キンケイドも主役となる作品が生まれるのを期待。
文書鑑定士って地味なイメージかもしれないけど、面白い
ただ、私の周りのアメリカ人はよく仮定法を使うんだけど…
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悪魔の涙 (文春文庫 テ 11-1) 文庫 – 2000/9/1
二千万ドルを要求する無差別殺人テロの犯人と対決する筆跡鑑定人キンケイド。息もつかせぬ展開とどんでん返しの連続に陶酔の逸品
- 本の長さ571ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2000/9/1
- ISBN-104167218712
- ISBN-13978-4167218713
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2000/9/1)
- 発売日 : 2000/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 571ページ
- ISBN-10 : 4167218712
- ISBN-13 : 978-4167218713
- Amazon 売れ筋ランキング: - 557,539位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもお馴染みのドンデン返し、ひっくり返し!!面白いのは保証済み!!敵はいつも傍に隠れているので、注意して読んでいましたが、今回はまた趣向を変えて来られて、見事外してしまいました。それも掟破りで、結末を途中で見てしまったのに、銃撃犯の最終行動しか解かりませんでした。エンドではいつものハッピーが漂ってきます。しかし、ラストが余りにも都合が良すぎるのは、どぉ~~かなぁ~~??
2018年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディーヴァー十八番のどんでんがえしが仕組まれていますが、やや唐突で必然性が感じられませんでした。
翻訳が悪いのか、原作が悪いのか、リズムが悪く、人物描写も薄っぺらい感じで感情移入できません。
他の作品にもあてはまりますが、土屋晃氏の訳は読みづらく、どうも好きになれません。
ディーヴァー作品を沢山読んで来ましたが、この作品は正直、期待外れでした。
翻訳が悪いのか、原作が悪いのか、リズムが悪く、人物描写も薄っぺらい感じで感情移入できません。
他の作品にもあてはまりますが、土屋晃氏の訳は読みづらく、どうも好きになれません。
ディーヴァー作品を沢山読んで来ましたが、この作品は正直、期待外れでした。
2006年3月17日に日本でレビュー済み
アメリカではミステリーのことをよく‘スリラー’と呼ぶ。日本ではそう言うと‘ホラー’のイメージになるが、向こうでは文字通り、手に汗握るスリルとサスペンスにあふれたエンターテインメントというニュアンスである。
「このミステリーがすごい!」の’00年海外編で第19位にランクインした本書は、そういう意味では‘スリラー’の傑作である。
世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で銃の乱射事件が発生。同時に市長宛に2千万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに支払わないと、午後4時、8時、午前0時に無差別の殺人を繰り返すというのだ。
捜査に当たるFBIは、今は第一線から退いている「文書検査士」、パーカー・キンケイドに出動を要請する。しかし物語の冒頭で脅迫犯が轢き逃げに遭って死亡してしまう。野放しになった殺人実行犯は、身代金に関わらず脅迫犯の当初の指示に従って、無差別殺人を着実に実行していくのか・・・。
たった一通の手書きの脅迫状からキンケイドが科学捜査を駆使して差出人を割り出してゆくプロファイリングの過程は、さすがジェフリー・ディーヴァーの作品だけあって目を瞠るほど精緻で興味を引く。しかも1度ならず、3度も無差別殺人のタイムリミットはそこまで迫っているのだ。
そして・・・、いったんは解決したかに見えた事件には、第4部で、さらにもう一押し、ディーヴァーお得意の驚愕の真相が用意されていた。
科学捜査の叡智、各章の冒頭に掲げられた砂時計の進行と共に迫るゼロアワーの緊張感、そしてラストの大どんでん返し。文句なしに面白かった。
「このミステリーがすごい!」の’00年海外編で第19位にランクインした本書は、そういう意味では‘スリラー’の傑作である。
世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で銃の乱射事件が発生。同時に市長宛に2千万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに支払わないと、午後4時、8時、午前0時に無差別の殺人を繰り返すというのだ。
捜査に当たるFBIは、今は第一線から退いている「文書検査士」、パーカー・キンケイドに出動を要請する。しかし物語の冒頭で脅迫犯が轢き逃げに遭って死亡してしまう。野放しになった殺人実行犯は、身代金に関わらず脅迫犯の当初の指示に従って、無差別殺人を着実に実行していくのか・・・。
たった一通の手書きの脅迫状からキンケイドが科学捜査を駆使して差出人を割り出してゆくプロファイリングの過程は、さすがジェフリー・ディーヴァーの作品だけあって目を瞠るほど精緻で興味を引く。しかも1度ならず、3度も無差別殺人のタイムリミットはそこまで迫っているのだ。
そして・・・、いったんは解決したかに見えた事件には、第4部で、さらにもう一押し、ディーヴァーお得意の驚愕の真相が用意されていた。
科学捜査の叡智、各章の冒頭に掲げられた砂時計の進行と共に迫るゼロアワーの緊張感、そしてラストの大どんでん返し。文句なしに面白かった。
2010年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズ以外のものを初めて読んだ。感想は・・・プロットに凝りすぎて不自然な
展開が多く、いたるところでつっかえてしまう。翻訳も今ひとつで洗練されたものとはいえない。
友人の米国人何人かに聞いたが、表題になっている「悪魔の涙」のような筆記体を書く米国人は一人もいないという。
小説なので創作は自由だが、全体的に荒唐無稽の感じ。ストーリー展開に無理がありすぎると感じた。
各所に時間の経過が出てくるが、書かれている内容とのズレがあるように見受けられる。
ストーリーとは直接無関係な同じ「パズル」?が何度も出てきて興をそがれるのもマイナス。
文庫本としては厚くて読むのにそれなりの時間がかかったが、ちょっと損した気分。
「ボーン・コレクター」のすぐあとに書いたもののようだが、リアリティ、迫力とも数段劣ると言わざるをえない。
著者にはもっと良質なミステリーがあるのでそちらを読まれることをお勧めしたい。
展開が多く、いたるところでつっかえてしまう。翻訳も今ひとつで洗練されたものとはいえない。
友人の米国人何人かに聞いたが、表題になっている「悪魔の涙」のような筆記体を書く米国人は一人もいないという。
小説なので創作は自由だが、全体的に荒唐無稽の感じ。ストーリー展開に無理がありすぎると感じた。
各所に時間の経過が出てくるが、書かれている内容とのズレがあるように見受けられる。
ストーリーとは直接無関係な同じ「パズル」?が何度も出てきて興をそがれるのもマイナス。
文庫本としては厚くて読むのにそれなりの時間がかかったが、ちょっと損した気分。
「ボーン・コレクター」のすぐあとに書いたもののようだが、リアリティ、迫力とも数段劣ると言わざるをえない。
著者にはもっと良質なミステリーがあるのでそちらを読まれることをお勧めしたい。
2003年7月30日に日本でレビュー済み
久しぶりに、徹夜して読んでしまう本に出会いました。
映画「ボーン・コレクター」の作者が書いた、スリル・ハラハラ・どんでん返ーし!の1冊。細かい内容は他の人に譲り、まずお勧めしたいのは、展開が非常に映画的なこと。際立つキャラクターの個性、場面の転換、一筋縄では行かないクライマックス・・・。レビューへの少しの信頼感があれば、有意義なひと時が過ごせることは確実。星5つの内容ですが、他の作品にも手を出すのでひとまず4つ星ということで。
映画「ボーン・コレクター」の作者が書いた、スリル・ハラハラ・どんでん返ーし!の1冊。細かい内容は他の人に譲り、まずお勧めしたいのは、展開が非常に映画的なこと。際立つキャラクターの個性、場面の転換、一筋縄では行かないクライマックス・・・。レビューへの少しの信頼感があれば、有意義なひと時が過ごせることは確実。星5つの内容ですが、他の作品にも手を出すのでひとまず4つ星ということで。
2002年1月13日に日本でレビュー済み
主人公は文書検査士という地味っぽい職業ながら、事件の解決に欠かせない人物となる。結構な量の割に夢中で読んでしまった。事件開始から終了まで1日もなく、時刻が目次になっていて非常に読みやすかった。テンポよく無駄なくかかれているので引き込まれすぎると後半どんでん返しのどんでん返しであ~~っと騙されてしまう。でも1日で恋愛が芽生えるのはちょっとアメリカ的
かな。リンカーン・ライムものも好きだけどこのパターンも気に入りました。
かな。リンカーン・ライムものも好きだけどこのパターンも気に入りました。
2011年9月17日に日本でレビュー済み
文書検査士パーカー・キンケイドの活躍を描いた本作品は、1999年発表、2000年邦訳。
舞台はワシントン。
大晦日の午前9時に地下鉄駅のエスカレーターに乗った乗客が、次々と凶弾に倒れた。
やがて、市長あてに脅迫状が届き、その内容は、2000万ドルを払わないと、午後4時、午後8時、午前0時に再び乱射事件が起こるというものであった。
FBIは元捜査官のパーカー・キンケイドに捜査を依頼するが…。
この作品の特徴は、たった一つの手がかりである「脅迫状」から犯人像を分析していく、という推理法の面白さと、犯行予告時刻までに事件を解決しないと新たな殺人が起きるという、タイムリミット・サスペンスとしての展開にあると思います。
ただ、この知力を尽くした捜査陣と、狡猾な犯人という構図、本作品の前に読んだ「コフィン・ダンサー」とよく似ていて、捜査側の推理のシーンと、犯人側からのシーンが並行して描かれるという物語展開も酷似し、どちらの知力が勝っているのか、という興味で面白く読むことはできましたが、「コフィン・ダンサー」ほどのめり込まなかった、というのが正直なところです。
また、物語の終盤に訪れる、著者の売りであると思われる「どんでん返しの連続」という展開も、著者の作品を「ボーン・コレクター」→「静寂の叫び」→「コフィン・ダンサー」→本作品と読んでくると、「意外性の作り方」のパターンが何となく読めてしまい、本作品では、特別意外な展開には感じられませんでした。
さらに、唯一の証拠である「脅迫状」からの犯人像割り出しについても、物語の前半は、筆跡鑑定の要素がぎっしり詰まっていましたが、後半にはその要素が薄まっていき、題名にもなっている「悪魔の涙」の使われ方も、「それだけ?」という肩すかし感がありました。
ストーリー展開の面白さは抜群だと思うのですが、ほかの諸作品を今後読むかどうか、大いに迷うところです…。
舞台はワシントン。
大晦日の午前9時に地下鉄駅のエスカレーターに乗った乗客が、次々と凶弾に倒れた。
やがて、市長あてに脅迫状が届き、その内容は、2000万ドルを払わないと、午後4時、午後8時、午前0時に再び乱射事件が起こるというものであった。
FBIは元捜査官のパーカー・キンケイドに捜査を依頼するが…。
この作品の特徴は、たった一つの手がかりである「脅迫状」から犯人像を分析していく、という推理法の面白さと、犯行予告時刻までに事件を解決しないと新たな殺人が起きるという、タイムリミット・サスペンスとしての展開にあると思います。
ただ、この知力を尽くした捜査陣と、狡猾な犯人という構図、本作品の前に読んだ「コフィン・ダンサー」とよく似ていて、捜査側の推理のシーンと、犯人側からのシーンが並行して描かれるという物語展開も酷似し、どちらの知力が勝っているのか、という興味で面白く読むことはできましたが、「コフィン・ダンサー」ほどのめり込まなかった、というのが正直なところです。
また、物語の終盤に訪れる、著者の売りであると思われる「どんでん返しの連続」という展開も、著者の作品を「ボーン・コレクター」→「静寂の叫び」→「コフィン・ダンサー」→本作品と読んでくると、「意外性の作り方」のパターンが何となく読めてしまい、本作品では、特別意外な展開には感じられませんでした。
さらに、唯一の証拠である「脅迫状」からの犯人像割り出しについても、物語の前半は、筆跡鑑定の要素がぎっしり詰まっていましたが、後半にはその要素が薄まっていき、題名にもなっている「悪魔の涙」の使われ方も、「それだけ?」という肩すかし感がありました。
ストーリー展開の面白さは抜群だと思うのですが、ほかの諸作品を今後読むかどうか、大いに迷うところです…。