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上海ベイビー (文春文庫 ウ 12-1) 文庫 – 2001/3/9

3.9 5つ星のうち3.9 35個の評価

麻薬と酒とセックス。魔都・上海の先端風俗の中で「私」を求める主人公のせつない日々を描き、中国政府から発禁処分を受けた話題作
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2001/3/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/3/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 392ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167218747
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167218744
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 35個の評価

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衛 慧
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私が40代に友人から「これ読んだら」って!読み終わるまで数時間、一気に読み訳がわからない涙が…
その初版も含めて3冊があちこちに…女性だからわかる愛する人との別れ、刹那に震える心と身体!
苦しいくらいに愛されたいと思った一冊です。
今回は人生最後?の4冊目を購入です。何故?発禁になったのかわからない67歳のおばあちゃんです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごく前のベストセラーですが、自作のブッダと結婚を先に読み、表現の美しさに感動して手元に置きたい一冊にしました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月12日に日本でレビュー済み
出版当時、仕事で上海に住んでいました。

本書はセックスと麻薬を扱ったスキャンダラスな内容で中国では発禁処分を受けてしまった。
若者の間では一大センセーションを巻き起こした問題作です。

内容はともかく、私もよく行っていたバー、たとえば新華路の「GOYA」、衡山路のタカシさん(実名で登場)のお店、「ル・ガルソン・シノワ」 (昔は隠れ家的でよかったが、「るるぶ」に乗るほど有名になってしまってちょっと残念)などなど、懐かしい場所が多数出てくる。

中国人の友人(女の子)は「話題にはなったけど、実は大して面白くなかった」といっていた。
が、2000年ごろに上海にいた人なら必読の書でしょう。きっと、行ったことのある場所が出てきます。

ところで「ル・ガルソン・シノワ」で裸の女の子が踊ってると書かれていましたが、そんなお店ではないはず?
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国で発禁処分。過激な性描写。っていうのが話題になっているようですが、このストーリーの内容には全然関係ないです。一人の生きることに貪欲な20代の女性の物語と言う感じでしょうか?主人公の自己肯定的な部分は好みが別れるところですが、私は好きです。天天という性的に不能の恋人を持ちつつも、ドイツ人マークとの関係を持ってしまうことからくる、登場人物の様々な感情。人を愛するって、性ってなんだろね・・・?と考えてしまう。あまりに無防備に突き進む主人公の最後の結末はせつなくて、擦り傷を追ったようにこころがヒリヒリしてしまう。
それにしても、これを読むと筆者の読書背景がよく分かりますね。山田詠美というより、デュラスの影響を多分受けているような感じ。
気に入った場面は主人公が創作の行きずまりから、パーティーを開くところ。パーティーのルール(詩とバラと自分を誰に贈るかっていうやつ)は文学的だな・・・と思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私と同じ70年代前半に生まれた女性が書いた小説。
感受性が高く、肉欲的な美しさを持つと人は例外なく苦しむ。
急速に近代化を進める上海はさらに主人公を追い込む。
苦しみながらも、追い込まれながらも、主人公は自分にウソをつくことなく、青春を謳歌する。
一生懸命生きる主人公に共感できる、とても素敵な小説。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月15日に日本でレビュー済み
主人公は上海在住の女流作家。
甚だ自意識過剰であり、過度な自己肯定の像が活字の脈を優に越えて、
文学的聖性の泉に、淀んだ塊を投じる姿勢が、
最初疎ましくさえも感じてしまう。
だが、驚くほどのスピード感溢れる構成によって、
たとい、凡庸な香りの否めぬドラッグと酒とセックスが中心である話であったとしても、
呆れるほど新鮮な味わいを以て心を捉え始めてくるから不思議で堪らない。
併し、著者がきわめて重要な装飾部分としたかった筈の
そのエロチシズムには神を冒涜するような性的倒錯や
無尽蔵な暴力性は姿を見せず、
寧ろ、同世代の馴れ合いに留まるべく至極怠惰的な性にしか至ってはいない。
あまつさえ読者も、狭小に年齢層を選ぶような
中身の薄い過激さを全面に押し出しただけの作品というきらいがあることは否めない。

ただ、何故か純粋に、この主人公は魅力的なのである……。

著者の母国・中国で発禁になったこの作品。
個人という枠のなかでの表現や良心、そして思想の自由に制約がある
権力の下でしか叶わぬ平等の息苦しさ、
共産主義国の背理と呼べる、
焼け付くような鉛の海のなかで喘ぐ主人公の声がふと耳に聞こえたとき
物語は、自己喪失という名の夢うつつな影に誘き寄せられてゆくのだ。
そしてその渦へと紛れ込んだ刹那、
一切の物語は、懐かしくさえある独歩の寓話へと豹変する。

不可思議な原石を持ったこの「上海ベイビー」
一読して行間に継ぐ行間を加工してみる価値はあると思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2001年12月12日に日本でレビュー済み
作者や登場人物と同世代の24~30歳位の人に読んでもらいたい。
一通りの経験はすませ、社会的な転換期でもあるこの年代。
読み手側にもよるが、性や仕事への価値観など、
現状と感覚的に重なるところが多い筈です。
特に、恋人ではない異性との関係にある人や、
不倫を経験した人にお勧めです。
表現は詩的で美しく厭らしさや汚らしさがほとんどない。
中国で発禁になった小説のイメージで読むよりも、
軽い気持ちで読むことをお勧めします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年2月14日に日本でレビュー済み
日本人が今の持っていない文章力があります。比喩や引用など、中国人の文章力は世界でも群を抜いていると思います。
それを駆使して、この本が表現しているのは、ヨーロッパ文学にも通じる自己愛による自我の強調です。
アメリカ文学や、それに強い影響を受けた龍や春樹など現日本文学は淡々とした状況説明が主流ですが、
本書はヨーロッパ文学的にアジアの大都市を描いた力作で斬新でした。