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滄海(うみ)よ眠れ―ミッドウェー海戦の生と死〈1〉 (文春文庫) 文庫 – 1987/6/1

4.7 5つ星のうち4.7 23個の評価

日本海軍が初めて大敗したミッドウェー海戦。死者たちは、それまでの生をどのように生き、どのように死んでいったか。歳月も消せなかったさまざまな愛の姿を描く

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1987/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1987/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 430ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167239094
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167239091
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 23個の評価

著者について

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澤地 久枝
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ノンフィクション作家。1930年東京に生まれ、4歳で渡満。敗戦の翌年引揚げる。1949年中央公論社経理部員となり、早稲田大学第二文学部に学ぶ。卒 業後『婦人公論』編集部へ転属。63年、編集次長で病気退職、のち五味川純平氏『戦争と人間』の資料助手。72年『妻たちの二・二六事件』刊行、73年、 フリーのライターに。『火はわが胸中にあり―忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件』(第五回日本ノンフィクション賞)(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 きもの箪笥 (ISBN-13: 978-4473036506 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1巻から3巻まで一気に読みました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伝聞でしか語れなくなった「歴史」がある。
時間の壁に阻まれ辿り着けそうにない「真実」がある。
未来ある若者たちを襲った<異形の死>。その記録はどこに?

日米双方のミッドウェー戦没者遺族の消息を探し出し直接会って故人にまつわる話を聞くという、作家=澤地久枝が示した途方もない<こだわり>。
誰かが為さねばならない「使命」なのか。誰かがいつかは挑んだであろう「偉業」なのか。
ギリギリの所で聴き取りが間に合った僥倖こそを、率直に噛みしめたい。

米軍の容赦ない艦砲射撃に曝され、逃げ惑い、最後に友軍から見捨てられる悲惨な沖縄地上戦を生き延びた老人たちが、聞くに忍びない想像を絶する体験談を語る。
頁を繰る指が震え、辛すぎて文字を追えない。涙がこぼれ落ちるのを、止められない…。

味方戦闘機の援護なく零戦や対空砲の餌食となり全滅した米海軍雷撃機中隊員の遺族。真珠湾そしてミッドウェーと息子二人を相次いで喪った母親。戦死した父親の面影を追う<忘れ形見>である娘。作家は、遺族が抱えざるを得なかった苦しみや悲しみを、敵味方関係なくあるがままに受け止めようとする。その公平さ、行動力の凄さに頭が下がる。

「戦没者」という一括りで語られることを死者が拒絶するかのように、生身の温もりを持った人間が紡いだ物語が、等身大の戦争体験が、読む者の胸をえぐり心を鷲掴みにし、切なさに呆然となる。十五歳の少年水兵の戦死で終わるこの<鎮魂の書>と出逢えたことを感謝したい。

ベストセラーとは無縁でも、一生のうち一度は読むべき書物があるとしたら、まさしく『滄海よ眠れ』がそれである。残念なことに再版されずにいるので、図書館で借りるか、古本屋で手に入れなければ読むことができない。そんな現状が無性に腹立たしい。歴史の重層がもっと多くの人に知られ、次の世代へと語り継がれてゆくことを切実に願う。
41人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月18日に日本でレビュー済み
澤地氏の最終回答は、後に出た「記録 ミッドウェイ海戦」になります。
読むと、5分説にはずいぶん無理が有るなあ、と(そもそも戦闘詳報には無い話)
一緒に読まれると、澤地氏の疑問がよく判ると思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近大の歴史を知る上でといも参考になった。昔観た印象に残っている映画を再び見ることができた。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全3冊を纏めて扱う.ここでは私だけの感想を述べる.余りにも酷い話が連続するので,読み通すのが苦痛だったが,著者の異常な気力と筆力に押されて何とか読めた.読んで良かったと思う.最も勉強になったのは,萬葉集巻五の山上憶良の貧窮問答歌がそのままあてはまる殆ど古代的なまでの日本の貧しさで,この極端な貧困の上に '世界一' の帝国海軍があったのだ,と言う事実である.それだと言うのになんというでたらめな指揮形態をとったのか.敵は Nimitz 大将の作戦通り犠牲を辞さずまっすぐに空母全滅を目指し,その通りになったのだ.きょうは東京大空襲の日である.この海戦の犠牲者の何十倍もの民間人たちが,作戦通りに殺された.この人達に鎮魂歌を書くことはもはや不可能である.忘れないことだけが残された道だろうか.
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争は男たちのもので、女たちはその無事を祈るしかなかった。一巻の友永大尉と二人の女性、二巻のM大尉夫妻、三巻の三上大尉夫妻、他にも日本側の下士官夫妻からアメリカ側の夫妻まで、夫婦とは、戦時下の愛とは何かをせつないほど知ることができる。また、海戦自体の史料としても膨大な資料、精力的な取材により日本にはタブーと思われるような事実も書かれていて興味深い。戦争に興味のない女性にも読んでもらいたい。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月22日に日本でレビュー済み
ミッドウェイ海戦での米軍の死者は362名。そのうち208名が飛行機の搭乗員。
しかし、そのすべてが戦闘中に死んだわけではない。日本軍の零戦や艦艇の
対空砲火で撃墜されながらパラシュートで脱出した者も、乗機を操って海面
に不時着して脱出した者もいる。これらの搭乗員たちは海上を漂流しつつ
救いの手を待っていた。彼らを救助したのは日本の駆逐艦である。だが捕虜
となった彼らはこの戦争が終わっても1人も生きて祖国に帰らなかった。彼ら
はどうなったのか。
彼らの存在を明らかにしたのは日本の「第一航空艦隊戦闘情報」だった。
すべて焼却されたはずだったこの「詳報」が、ただ一部残っていて、それが戦後
進駐して来た米側の手に渡った。そこには捕虜となった三人の名前が書いてあった。
救助したのは駆逐艦「巻雲」と「嵐」。著者は米国立公文書館で両艦の乗組員の
尋問記録を発見した。千五百ページにおよぶこの記録と生存者の新たな証言の
中から捕虜たちに加えられた残虐な真実を明らかにしていく。
著者によって白日の下にさらされたこの「真実」はきわめて衝撃的である。
しかし、これが戦争だ、という事実から目をそらすことは出来ない。

特に四巻は、全六巻の中でも異色の、鋭い読みと迫力に貫かれた巻でもある。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミッドウェー海戦のことはほとんど知らなかった。というより、国民に知らせないように、軍は秘密にしていた。ミッドウェー海戦から生き残った、わずかな人達は外部に話さないように、1か所に集められていたと聞いた。隠された歴史を、丹念な聞き取り調査で明らかにしていった、澤地さんの努力と根気に敬服」した。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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