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恐怖の2時間18分 (文春文庫) 文庫 – 1986/5/11

4.0 5つ星のうち4.0 25個の評価

何重もの安全対策を講じているはずの原子力発電所でなぜ事故が? 一九七九年のスリーマイル島原発事故の状況を再現し、巨大システムの安全性を考え直すドキュメント。(黒田勲)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1986/5/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1986/5/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 416724005X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167240059
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 25個の評価

著者について

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柳田 邦男
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1936年栃木県生まれ。NHK記者を経て作家活動に入る。72年『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、79年『ガン回廊の朝』で第1回 講談社ノンフィクション賞、95年『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』などで菊池寛賞、97年『脳治療革命の朝』で文藝春秋読者賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 新・がん50人の勇気 (ISBN-13: 978-4163709802 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
25グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
史実の調査もしっかりしているし
リアリティーが伝わってくる
最高のドラマがあります
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年7月26日に日本でレビュー済み
2部構成でアメリカのスリーマイル島での原発事故を題材に第一部では発電所内での事故発生から取り返しが綱なくなるまでのプロセスを克明に記し、2部ではその後の所長や知事、大統領の判断と混乱の様子を記したものです。
この本を読んでいて、あの事故はおきるべくしておきた事がわかりますが、それから15年以上もたっているのに日本でもその反省が生かされていないなってことがわかります。コストダウンだけを考えすぎると、いつかしっぺ返しにあうって事ですね
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
航空機事故に関わるノンフィクションライターとしてスタートした柳田さんが原発事故を扱った本書を書いた。そして
一読者である私は、事故の犠牲者には大変申し訳ないことであるが、対岸の火事を見るごとく、ノンフィクション作品を読み、事故原因が究明されることで、今後、同じような事故が起きることが無いよう願うのである。

柳田さんの階段ものに対し、私が懐く感想は、2011年の前と後とで大部変わったように思う。というのは、柳田さんがこうしたノンフィクションを公にすることで、なんらかの事故抑制、または、被害を少なくする効果があったのであろうか?

もし、仮に、効果が無かったということであるならば、私たち読者は、暇潰し(これが悪いと言いたいわけではないが、、、)のために読んだごとになる。柳田さんの著書を10冊以上愛読してきた者の総括を書かせて貰った。

著者「文庫本へのあとがき」に「日航ジャンボ機墜落事故を主軸に」云々の箇所は、1985年8月12日のJAL123便事故の真の事故原因を隠蔽するものであり、残念だ。この事故の真相は、自衛隊の無人標的機、又は、これに曳航されたふき流しがジャンボ機の垂直尾翼に激突したことにあるとの主張が根強い。
柳田さんがボーイング社の説明を鵜呑みにしたところに、彼の弱さがある。結局のところ、柳田さんの言説は後追いであり、2011年3月11日の福島第一原発事故を防ぐには、あまり役に立たなかったのではないかという気がしてくる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年12月24日に日本でレビュー済み
スリーマイル島で起きた原子力発電所事故を辿って、真の原因に迫ろうとしたノンフィクション。
技術の発達は、豊かな文明をもたらす一方で人間の小さなミスからとんでもない大事故発展する可能性を内蔵している。
人間のミスとはどのような状況で発生し、人間はどのような対応を行うのか、典型を示したのがこの事故である。
今も、同じような巨大システムの事故は絶えない。
それは、まだ人類が巨大システムと人間の持っている特性に満足な解を与えられていないからに他ならない。
今現在においても徹底的に検証し、システム設計の基本としなければならない事例がこの事故である。
危機管理を考える上では避けて通れない作品だろう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年7月29日に日本でレビュー済み
原発事故を巡るドキュメント。時代が変わっても人間の持つ本質はほとんど変わらないのが解かります。このように突発事故が起こると、専門的仕事に従事している人々でさえ、パニック状態に陥り初歩的ミスに気がつかず不の連鎖で大事故に至ってしまうと結う教訓がありながら、現代においても福島のように悲劇が繰り返されるとは、いかにメンタル面が大切なのか痛感させられます。自然災害の対応においても然りです。今ほど危機管理能力育成が急務なのを痛感しました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年8月5日に日本でレビュー済み
著者は主に事故の分析を行ない、再発防止策を提示するノンフィクション作家。本書は1979年の米・スリーマイル島原発事故を題材にしている。著者の特徴は、その事故がどういう過程で起きたかを克明に分析することにある。題名の「2時間18分」にある通り、事故の起こり始めから、一応の収束をみるまで誰が何故そのような行動をしたかを時系列に詳細に記述している。ノンフィクションでありながら、読者はあたかも良質のエンターテインメントを読むかのように手に汗を握る。そして、結論は危険拡大防止策として用意されているあるシステムの一部を改良すれば「人の手で」事故の拡大を抑止できたという事である。マン・マシン・インターフェース等と簡単に言うが、どんなシステムを作っても最後は人間の知見と判断が勝負になる。危機意識を持って、人間にとって使いやすく安全なシステムを作っていくことが今後も課題となろう。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い出版物で仕方ないのでしょうが、全頁の上部10mmくらいが日焼けしていました。 納品時のレビューでその旨を伝えると、いいのに返金されました。良心的な対応にアマゾンマーケットに安心感を抱きました。
2015年1月17日に日本でレビュー済み
米国スリーマイル島の原子力発電所で発生した炉心溶解事故を、その発生前の事情・背景から事故発生・混乱する現場やマスコミを追ったドキュメントです。
単なる技術的解説書ではなく、近所の若いカップルの逃避行を追ってみたりして事故が周辺住民に及ぼした影響にも触れています。

原子炉の構造の初歩から詳しい解説がありますので、予備知識無しでも困る事は無いと思います。
本文中に出てくる放射線量の測定値は時代を反映して”レム”で書かれています。
現在はシーベルト単位で表しますから、1mSv=100mremで換算しながら読む必要があります。

ただし本書を受け売りしても、「その筋の人」にはかないませんのでご注意を(^^;
以前、パソコン通信で本書をネタに書き込みしたら、友人に瞬殺されました。
ギブアップして逆にネタ元聞いたら、事故報告書持ってるって・・・そりゃ詳しい訳ですよ。

話が変わって、あの3.11福島第一、爆発したと言う第一報を余震に怯えながら聞いた時に真っ先に思い出したのが本書でした。
「あ~、水素か。ジルコニウムが露出して炉心がやられたな」とすぐに思いましたが、マスコミも東電もなかなか事実を認めませんでしたね。
本書を一度でも読んだ事が有れば、あんな詭弁はあり得ないと思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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