大いなる日、ハッティのお手柄、新米審判、閃くスパイクが最高!
ほかの8話も、風変わりだけど楽しめます。
図書館からも消えつつありますので、野球好きの人は買っておいては。
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12人の指名打者 (文春文庫 309-1) 文庫 – 1983/5/1
アメリカの野球は旅回りのサーカスに似ている。力持ち、手品師、猛獣使いのような監督、そしてスターとピエロの住む世界だ。それが野球小説となると、小人や馬まで登場して笑わせる。アメリカだけが生んだ野球小説という愛すべきジャンルの、奇想天外な爆笑篇、笑ながらホロリとさせる人情篇、傑作ばかりを選りすぐった12本。
- 本の長さ313ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1983/5/1
- ISBN-104167309017
- ISBN-13978-4167309015
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1983/5/1)
- 発売日 : 1983/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 313ページ
- ISBN-10 : 4167309017
- ISBN-13 : 978-4167309015
- Amazon 売れ筋ランキング: - 459,685位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月1日に日本でレビュー済み
不思議な事に、12の短編集があるのに外れはなかった。短編集は2~3割程度は外れだと覚悟して読むものだけど。
野球をテーマにしているというだけで、小人や馬が活躍する夢物語、オールド・ルーキーや永久追放者を扱った切ない話、審判やファンを描いた話など、切り口は無限にあるように感じる。そうなんすよ、野球というのはプレイヤーだけじゃなくてその周辺のヒトも一緒に作り上げられてきた文化なんすよ。それを改めて思い出させてくれる、良質の短編集でした。
ただまぁ、時代があまりに古すぎて、伝説じゃなくてプレイヤーとしてサイ・ヤングが出てきたり(沢村栄治が出る小説みたいな感じ?)、ニューヨーク・ジャイアンツvsブルックリン・ドジャースとか(近畿グレートリングvs毎日オリオンズみたいな?)、ロジャー・マリスとミッキー・マントルと一緒にプレイしたとか(ONと一緒みたいな)、さすがに古すぎる。いや「古き良き」を味わうにはいいんだけど、そればっかり12本も続くとさすがにね。この時代に育ったヒトには多分最高の短編集だと思うですよ。
野球をテーマにしているというだけで、小人や馬が活躍する夢物語、オールド・ルーキーや永久追放者を扱った切ない話、審判やファンを描いた話など、切り口は無限にあるように感じる。そうなんすよ、野球というのはプレイヤーだけじゃなくてその周辺のヒトも一緒に作り上げられてきた文化なんすよ。それを改めて思い出させてくれる、良質の短編集でした。
ただまぁ、時代があまりに古すぎて、伝説じゃなくてプレイヤーとしてサイ・ヤングが出てきたり(沢村栄治が出る小説みたいな感じ?)、ニューヨーク・ジャイアンツvsブルックリン・ドジャースとか(近畿グレートリングvs毎日オリオンズみたいな?)、ロジャー・マリスとミッキー・マントルと一緒にプレイしたとか(ONと一緒みたいな)、さすがに古すぎる。いや「古き良き」を味わうにはいいんだけど、そればっかり12本も続くとさすがにね。この時代に育ったヒトには多分最高の短編集だと思うですよ。
2018年2月23日に日本でレビュー済み
他の方のレビューに「時代の古さをもう少しなんとかできないのかな?」というニュアンスの記述がある。
出てくる人名やチーム名はもはや歴史の彼方にあって、知識として知っていても頭に現実の姿が浮かぶもの
ではないというのはよく解る。(1980年代以前に書かれている話を集めているってこともあるしね)
確かにそうなんだけれど、今の、年俸と契約条件が選手の一番の優先事項になりオーナーと交渉代理人の争い
が一番の話題っていうメジャー・リーグで、最近のチーム名や選手名を入れて、この12編のようにユーモア、
夢、人情味に溢れたストーリーを書くことができるだろうか?(結局、「マネー・ボール」になっちゃう…)
野球は自分がプレイし球場で直に見るのが一番なんだけれど、もっと多くのアームチェアTV観戦者、野球小説
読者もいて、この本は、そんなベースボール小説好きへの楽しいプレゼントだと思う。
基本的に、この種の小説は訳者の腕の善し悪しで全て決まってしまうと言っていいと思うが、ここでは稲葉明雄
永井淳、村上博基の3氏が翻訳を担当、どの方も(特に、私は永井氏のW.P.キンセラの一連の訳が好き)野球の
知識とアメリカの人、風土、思考などの理解が深く、違和感なく本の世界に入って行ける。
もう古い本ですが、古書店でもし見つかれば、手に取るのをお薦めします。
出てくる人名やチーム名はもはや歴史の彼方にあって、知識として知っていても頭に現実の姿が浮かぶもの
ではないというのはよく解る。(1980年代以前に書かれている話を集めているってこともあるしね)
確かにそうなんだけれど、今の、年俸と契約条件が選手の一番の優先事項になりオーナーと交渉代理人の争い
が一番の話題っていうメジャー・リーグで、最近のチーム名や選手名を入れて、この12編のようにユーモア、
夢、人情味に溢れたストーリーを書くことができるだろうか?(結局、「マネー・ボール」になっちゃう…)
野球は自分がプレイし球場で直に見るのが一番なんだけれど、もっと多くのアームチェアTV観戦者、野球小説
読者もいて、この本は、そんなベースボール小説好きへの楽しいプレゼントだと思う。
基本的に、この種の小説は訳者の腕の善し悪しで全て決まってしまうと言っていいと思うが、ここでは稲葉明雄
永井淳、村上博基の3氏が翻訳を担当、どの方も(特に、私は永井氏のW.P.キンセラの一連の訳が好き)野球の
知識とアメリカの人、風土、思考などの理解が深く、違和感なく本の世界に入って行ける。
もう古い本ですが、古書店でもし見つかれば、手に取るのをお薦めします。