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毛沢東の私生活 下 (文春文庫 リ 5-2) 文庫 – 1996/12/10
脂濃い料理を好み、歯を磨かず入浴せず、純朴な娘とベッドを共にし、権力への妄執に悩まされる。主治医が綴った"赤い皇帝"の素顔
- 本の長さ537ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1996/12/10
- ISBN-104167309718
- ISBN-13978-4167309718
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1996/12/10)
- 発売日 : 1996/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 537ページ
- ISBN-10 : 4167309718
- ISBN-13 : 978-4167309718
- Amazon 売れ筋ランキング: - 381,332位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 133位中国のエリアスタディ
- - 193位政治家
- - 320位中国史
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国の凄みというか恐ろしさ、そして日本に生まれて良かった〜!という気持ちを、心から味あわせてくれる本でした。
私がのんびり過ごしていた小さい頃、(ほんの?50年ほど前)隣の国では想像をはるかに超える出来事が起きていた…その事実に茫然とする思いです。
作者は毛沢東の主治医を22年に渡って務めた医師。24時間主席に張り付く生活を余儀なくされ、専門である外科を極めたいという志も閉ざされ、共産党の中心部で働く中、党にも毛沢東に抱いていた夢も打ち砕かれ、逃げ場のない監視社会を、良心を押さえつけながら生き抜かねばならない底の見えない重圧、読んでいて何回胸が苦しくなったか分かりません。
中でも緊迫する状況の描写力は素晴らしいの一言。超一流のジャーナリストにも匹敵します。圧巻なのは毛沢東の臨終前後の場面。主席の死によって激変が予測される党内勢力、そしてそれに伴う各人の動きは、読んでいるこちらが、まるでその場に居合わせているかのような緊迫感とスリルに満ち溢れています。
言ってみれば、自身は権力とは関わりのない、砂粒のような存在であった作者ですが、権力の座にあった者たちが全て退場してしまった後、その実態を余すことなく伝えきったのがこの本です。最後に勝ったのは作者ではないかと、私には思えます。
習近平が怪しい動きを始めた今、中国を良く知るために、もっとたくさんの人に読んで欲しいです。ですから、現在絶版なのがなんとも惜しいです。
私がのんびり過ごしていた小さい頃、(ほんの?50年ほど前)隣の国では想像をはるかに超える出来事が起きていた…その事実に茫然とする思いです。
作者は毛沢東の主治医を22年に渡って務めた医師。24時間主席に張り付く生活を余儀なくされ、専門である外科を極めたいという志も閉ざされ、共産党の中心部で働く中、党にも毛沢東に抱いていた夢も打ち砕かれ、逃げ場のない監視社会を、良心を押さえつけながら生き抜かねばならない底の見えない重圧、読んでいて何回胸が苦しくなったか分かりません。
中でも緊迫する状況の描写力は素晴らしいの一言。超一流のジャーナリストにも匹敵します。圧巻なのは毛沢東の臨終前後の場面。主席の死によって激変が予測される党内勢力、そしてそれに伴う各人の動きは、読んでいるこちらが、まるでその場に居合わせているかのような緊迫感とスリルに満ち溢れています。
言ってみれば、自身は権力とは関わりのない、砂粒のような存在であった作者ですが、権力の座にあった者たちが全て退場してしまった後、その実態を余すことなく伝えきったのがこの本です。最後に勝ったのは作者ではないかと、私には思えます。
習近平が怪しい動きを始めた今、中国を良く知るために、もっとたくさんの人に読んで欲しいです。ですから、現在絶版なのがなんとも惜しいです。
2017年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中身は古かったのですが、傷のあるページなど一切なく 値段に相応しい本でした。本屋で探すことを考えたら
自宅で簡単にすぐ手に入り満足しています。
自宅で簡単にすぐ手に入り満足しています。
2014年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毛沢東の個人的な健康を管理する医師の22年間にわたる勤務で見聞きした、まさに毛沢東の私生活を詳細につづった記録。中国の歴代皇帝の中でもいや、世界の有名な独裁者の中でもこれほど詳細な個人的記録や個性がくっきりわかるようなものが残っている人は少ないのではないだろうか。毛沢東自身の肉声や体温が伝わってくるような内容である。記者や作家が詳細に取材したものはプロの仕事ではあるが限界がある、また身近に使える人間は記録を書き残す教養がなかったりする。身近に暮らしながら、文章を書く能力のある人が偶然いたことで毛沢東とはどんな人物だったを記録する一級の歴史資料が出来あがった。
上巻を読んでから下巻にとりかかるまでかなり時間が経ってしまった。上巻を読んで、面白くはあったのだが、権力闘争や毛沢東の部下をコントロールする手練手管、毛沢東に仕える者同士の蹴落とし合いなど読んでいると気分が悪くなってしまって、下巻をなかなか読む気になれなかった。
毛沢東は歴史上でもまれにみる最悪の独裁者である「大躍進」は3千万人近い人々が餓死したと言われる。さらに「文化大革命」は中国の伝統的社会をことごとく破壊し、直接間接に数千万人が死亡したと言われる。また本書の中で李博士が繰り返し述べているが、毛沢東の近くで勤務すれば勤務するほど毛沢東を尊敬できなくなるという、実際的には個人的な魅力も乏しい人物だった。この本を読んで「毛沢東がとんでもない独裁者だった。凄かったんだね。」と読んで終わってしまうのは皮相的にすぎるように思う。なぜなら毛沢東は中国に繰り返し出現する混乱の後に農民の支持を背景にゲバルトで中国を統一する歴代皇帝の1類型であるという認識が必要だと思うからである。策略の使い方、駆け引き、部下をコントロールする方法、政敵を追い落とす方法などについて毛沢東はまさに歴代中国皇帝の正当なる継承者だったのだと思う。この本を読めばそのことがよくわかる。
しかし前からわからなかったのはなぜ毛沢東の周囲の人間は尊敬も難しい毛沢東にあれだけ忠誠を誓っていたのかである。一般大衆が毛沢東を崇拝するのはわかるとしても周恩来や鄧小平などの一流の洞察力と歴史観をもった人間があれほどまでに毛沢東を支えた理由がからなかった。単なる保身がから出た行動には思えなかった。上巻を読んでから下巻を読む間に『おどろきの中国』橋爪大座三郎/大澤真幸/宮台真司 共著 (講談社現代新書)を読んだ。この本を読んで周恩来や鄧小平はじめとする毛沢東を絶対として行動する人たちの行動原理がわかった気がする。橋爪らの本によると、中国は戦国時代から繰り返し発生する、個人の闘争をゲバルトで決着させる。そしてその安定状態を保つために天や皇帝としてゲバルトのチャンピオンになった人を祭り上げてそこを不可侵な神聖なものとして安定を保つ。そういうメンタリティーを持っているのだと。民衆は無意識に持っているのだろうし、周恩来や鄧小平はそういうことが意識的にわかっていたのだろうと思う。上巻と下巻の間に小室ゼミ出身3人による本を読んだことでこの本の理解が深まった。ちなみに鄧小平もある意味その後「小皇帝」としてふるまう事になる。
中国の権力構造を理解するためにこの本は第1級の歴史的資料です。
上巻を読んでから下巻にとりかかるまでかなり時間が経ってしまった。上巻を読んで、面白くはあったのだが、権力闘争や毛沢東の部下をコントロールする手練手管、毛沢東に仕える者同士の蹴落とし合いなど読んでいると気分が悪くなってしまって、下巻をなかなか読む気になれなかった。
毛沢東は歴史上でもまれにみる最悪の独裁者である「大躍進」は3千万人近い人々が餓死したと言われる。さらに「文化大革命」は中国の伝統的社会をことごとく破壊し、直接間接に数千万人が死亡したと言われる。また本書の中で李博士が繰り返し述べているが、毛沢東の近くで勤務すれば勤務するほど毛沢東を尊敬できなくなるという、実際的には個人的な魅力も乏しい人物だった。この本を読んで「毛沢東がとんでもない独裁者だった。凄かったんだね。」と読んで終わってしまうのは皮相的にすぎるように思う。なぜなら毛沢東は中国に繰り返し出現する混乱の後に農民の支持を背景にゲバルトで中国を統一する歴代皇帝の1類型であるという認識が必要だと思うからである。策略の使い方、駆け引き、部下をコントロールする方法、政敵を追い落とす方法などについて毛沢東はまさに歴代中国皇帝の正当なる継承者だったのだと思う。この本を読めばそのことがよくわかる。
しかし前からわからなかったのはなぜ毛沢東の周囲の人間は尊敬も難しい毛沢東にあれだけ忠誠を誓っていたのかである。一般大衆が毛沢東を崇拝するのはわかるとしても周恩来や鄧小平などの一流の洞察力と歴史観をもった人間があれほどまでに毛沢東を支えた理由がからなかった。単なる保身がから出た行動には思えなかった。上巻を読んでから下巻を読む間に『おどろきの中国』橋爪大座三郎/大澤真幸/宮台真司 共著 (講談社現代新書)を読んだ。この本を読んで周恩来や鄧小平はじめとする毛沢東を絶対として行動する人たちの行動原理がわかった気がする。橋爪らの本によると、中国は戦国時代から繰り返し発生する、個人の闘争をゲバルトで決着させる。そしてその安定状態を保つために天や皇帝としてゲバルトのチャンピオンになった人を祭り上げてそこを不可侵な神聖なものとして安定を保つ。そういうメンタリティーを持っているのだと。民衆は無意識に持っているのだろうし、周恩来や鄧小平はそういうことが意識的にわかっていたのだろうと思う。上巻と下巻の間に小室ゼミ出身3人による本を読んだことでこの本の理解が深まった。ちなみに鄧小平もある意味その後「小皇帝」としてふるまう事になる。
中国の権力構造を理解するためにこの本は第1級の歴史的資料です。
2015年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本件は、上・下巻通してのレビューです。 本書は、評者が中学・高校・大学生の頃に、中華人民共和国内で起きていた裏事情並びに中国国内の各地で起きていた悲惨な事情をよく表しています。 評者は、いわゆる「朝日系・岩波系進歩的文化人」が「大躍進」や「文化大革命」に対する絶賛を、聞かされて育った世代です。 当時、「毛語録」は必需品でした。 我々世代(当時の若者)は、「1.学生運動に走る者」、「2.右翼方向に走る者」、「3.学生運動に心情的にはシンパシーを感じるものの、そこまで信じていいのかなと懐疑的な目でみる傍観者」、「4.学生運動に全く関心のない者」に分別できますが、評者含め大半の若者が、3.のいわゆる日和見主義者と評される者でした。 評者は「マル経」ではなく「近経」を志し、卒業後銀行に勤務した者ですが、「大躍進」、「文化大革命」を経済的側面から見るにつけ、朝日系・岩波系進歩的文化人の人達の「絶賛」ってなんだったのかと思うようになった次第です。 同様の話は、北朝鮮への帰国運動の際にもありましたね。 当時の朝日系・岩波系進歩的文化人の方々が、今何を思っておられるのか聞いてみたいと思っているのは、私だけではないと思います。 本書を読むと、①共産主義体制内部では、文字通り「殺すか殺されるか」の権力闘争が、圧倒的多数の一般人の生活事情に関係なく行われること。 ②各々正義(人民の為?)を振りかざした闘争となり、決して妥協のないこと。 ③妥協すると、後々どこかで裏切られること。 が非常によくわかります。 現在の中国でも、同様の権力闘争が今でも行われているのは、各種報道を見るまでもありません。 あなたは、日本をそんな国にしたいですか?
2014年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実はまだ読んでいません。
中国在住でして、今から読むのが楽しみです。
中国在住でして、今から読むのが楽しみです。
2013年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説明通りの品物が来てよかったです。
実際の説明通りの良さでした。
実際の説明通りの良さでした。
2013年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少々折り込まれた部分があったが、自分で直せた。新品が古くなったという状態で不快感は全くない。