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アメリカ性革命報告 (文春文庫 た 5-1) 文庫 – 1984/1/1
立花 隆
(著)
リブ、ポルノ、ホモなど、アメリカの性革命はかつてない領域に達した。一方で猛烈な反革命も起りつつある。多くの具体例を通じて性と文化を考えたホット・ルポ。
- 本の長さ279ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1984/1/1
- ISBN-104167330016
- ISBN-13978-4167330019
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1984/1/1)
- 発売日 : 1984/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 279ページ
- ISBN-10 : 4167330016
- ISBN-13 : 978-4167330019
- Amazon 売れ筋ランキング: - 540,664位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,589位家族問題
- - 6,480位文春文庫
- - 76,177位暮らし・健康・子育て (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本が優れているのは、性の多様さを描くと同時に「性革命」を通り抜けてなお宗教的理由から奔放な性へと走ることがなかった人についてもちゃんと記していることである。凡百の報告書では、「多様に解放された性」という描き方をしたとしても、それでも「解放されない」部分まで目を向けないだろう。しかしながら、ある文化は、常に、さまざまな階層、立場の人間を同時に抱え込んでいるのである。そこまで見据えて書かれているからこそ、ひとつの文化現象から、文化の厚みを感じ取ることができる。その意味で、優れたルポは、優れた資料であると同時に、くだらない思想に対する解毒剤にもなりうる。この本が優れているのは、解毒剤としての一面であるように思う。
2006年1月30日に日本でレビュー済み
本書は、田中角栄金脈研究で知られる、しかし幅広い知的関心を持つ多作な1940年生まれのジャーナリストが、70年代の米国男性雑誌等の丹念な読み込みを通じて行なった『諸君!』誌上での1978年の連載に加筆して、クライマックスに達しかけていたアメリカ性革命と、その背後にあるアメリカ社会自体の変動について論じた、300頁弱の文庫本である。1960〜70年代に米国では性の解放が急激に行われたが、それは1950年代までの米国で支配的な、日本以上に厳格なピューリタン的性道徳への反動であった。この性革命によって、同性愛や同棲関係、人工妊娠中絶への社会的な寛容さが増し、性行動の多様性が顕在化し、法的な統制もやや後退し、人々は性についてオープンに語れるようになり、それは若い世代を中心として、他の世代にも徐々に波及していった。しかし主として宗教的な理由によって、乱交や全裸露出や多様な性的「前衛」行為には社会の多数派は嫌悪感(理屈というより感情で)を示しており、日本で宣伝されたほどには米国の性解放は進んでいない。むしろ、性がオープンに語られることにより、良い性のあり方に対する脅迫観念が生まれ、性交を忌避する傾向さえ見られる(逆に一部ではより過激な性の追求傾向も見られ、殺人にまで至ることもあるが)。また保守派からの巻き返しも強まり、性革命は女性解放運動とも交錯しつつ、政治化している。本書はこうしたアメリカ性革命のさまざまな側面(米国と世界の多様な性癖、性産業の膨張、老人の性、性政治等)についての詳細な報告であり、表紙、使われている用語、挙げられている事例(これらは全て事実なのだろうか?)こそ露骨であるが、きわめて丹念な調査に基づいた、まじめな読みやすく興味深い研究である。日米の道徳の差異についても触れられているが、本書の内容は現在の日本を考える上でも示唆的である。トリビアも満載。
2005年1月3日に日本でレビュー済み
これは20年ほど前の代物だから、まだ冷戦構造が維持されていた時代のものだ。初出は「諸君」だが、格別保守的な内容ではない。リブやフェミニズムの限界がもはや明らかになった今日からすると、書いてある内容に格別の目新しさはないが、戦後のアメリカ人の性意識の変化を俯瞰するには良い書物だし、文献目録がついているのも良い。モーガン夫人のTOTAL WOMANの主張などは、現在我が国のアンチ・フェミニスト的言論人がこれと同じようなことを言っている(例えば、小浜逸郎の「エロス身体論」)。フィストファッキング(スカルファッキング!)などセンセーショナルな内容もあり、読み物としてはまずまず面白い。