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証言・臨死体験 (文春文庫 た 5-11) 文庫 – 2001/8/3

4.1 5つ星のうち4.1 35個の評価

臨死体験者23人の証言記録集。人生が千差万別であるように、臨死体験も人さまざま。そこに人間存在の多様性と奥行きの深さがある
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2001/8/3)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/8/3
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 330ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167330113
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167330118
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 35個の評価

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カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年11月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
臨時体験談を鵜呑みにするのではなく、科学的に証明しようとする冷静で客観的なところが良かった。
2018年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の考え方の披瀝ではなく、何人かの「証言集」ということで、ある程度の説得力があり一読の価値があるのでは。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
木内鶴彦さんの話が面白いです!
2013年8月26日に日本でレビュー済み
臨死体験について20年前から興味ありました。
死後の世界について、さまざまな意見があり、キリスト教に入信しないと
「地獄に落ちる」と脅す書物とか、いい加減な想像によるオカルト関係の
書物しかありませんでした。

キリスト教などの特定の宗教に入信して、清く正しい生活しないと、
神罰を受け永遠の刑罰、すなわち無限の苦痛がある「地獄」に落ちると脅すなどの情報とか、

または、死後の世界は無数の階層と段階があるというオカルト関係ばかりの状況、
立花隆さんは、死後の世界について真面目に取り組んでくれました。
それから23年後、いまだに死後の世界は謎の領域のままです。

結論を言えば、この本は死後の世界のことは何も語っていない。
多くの人たちが体験した夢とか幻覚ばかりが書いています。
だから、死後の世界についての情報はないと思ったほうが良いと思います。

この本では何を言いたいのかといえば、『生きること大切さ』だけなんです。
人間は、生きていることが素晴らしいと説明しているだけです。
どんな人でも、いずれは死が訪れる。だから有限の時間を有効に使うべきだと結論づけています。

また、ある臨死体験者では「死後の世界のことを気にして生きるのは、エッチなことを
求めたり、美味しいものをお腹いっぱい食べたいという『煩悩』そのもの」と結論づけています。

『煩悩』仏教用語では、人間の罪の根源であり、それに支配されて生きているのです。
天国に入りたいために特定の宗教を熱心に信仰して、清く正しい信仰生活を送るのも、
エッチなことを追い求めると同じ次元なんです。

例えて言えば、かなり乱暴ですが、AV嬢・性風俗嬢=カトリックのシスターなんです。
(天国に入るために禁欲的な道徳生活を全力を尽くすことは、エッチな事を追い求めている人と同じレベルなんです)

この本に書いているのは、死後の世界の話ではなく、『今を生きることの尊さ』なんです。
インパクトが強いエピソードは、ヨットレースで遭難して一人だけ生き残った人の話です。
人間、どんなにタフな人でも、極限状態に達すると幻覚を頻繁に見る。幻覚と現実の区別ができなくなる。
そんな孤独な状態が延々と続くと幻覚に悩まされる。毎日、美味しいものを食べる幸福感。いつでも水が飲める幸福感。
身体を横にして眠れる幸福感みたいなものを実感させられました。

某プロレスラーの体験は、臨死体験ではなく夢ではないのかと疑問があります。
某プロレスラーは、生きることを表現したいからプロレスをすると言う事が自分には伝わりました。
死後の世界への憧れよりも、今の生きていることを感謝し、一生懸命に生きることが、
この本の主題ですので、死後の世界は、生きている限り永遠の謎のままです。

キリスト教の一部の過激派や、キリスト教を名乗る新興宗教は、いかにしたら天国に入れるかが、最大の課題ですが、
死後の世界のことを煩うとか不安に思うよりも、今という時を、どう生きるべきなのかが大事です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『臨死体験』を読んでからかなり時間が経っていましたが、この本を読み始めますとさっと記憶が甦りました。
立花さんの本は、相変わらず説得力抜群です。
難解で深遠な事柄を、いつもながらに判りやすく伝えてくれています。
23人の方のインタビューですが、選び方に関しても考え抜かれた人選になってます。
著名人の割合が多いのですが、受け手は見も知らない人であれば眉唾で聞くことでも、著名人の話であれば納得を持って聞くことが多いと前書きでお書きになっています。
なるほど、確かにそうだと思ってしまいました。
このあたりから、早く読みたくて仕方がなくなってしまいます。

この本は、有難い本だと思います。
臨死体験者は必ずと言っていいほど死への恐怖がなくなり、後の人生が素晴らしいものになります。
「メメント・モリ(死を想え)」という言葉がありますが、洋の東西を問わず共通した感覚があるのではないかと思いました。
オカルト・超常現象として唯物論者は否定しがちな事例なのですが、ここに人間存在の究極があるのではないかと考えました。
天国や極楽というものは臨死体験者が伝えた概念なのではないかとも考えられます。
この本をきっかけに視野がぐんと広がると思います。
どなたにもお勧めしたい本です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このタイトルを見て「臨死体験を信じないのだな」と思われた方には申しわけありませんが、わたしは再生不良性貧血で一回、悪性リンパ腫で一回、臨死体験をしています。共通項目 ----- 光のトンネルやお花畑 ------ は出てきませんでしたし、「幸福感」もありませんでした。直径10m、深さ100mくらいの深くて湿った穴の内側の凹凸(地下5mくらい)に足を踏ん張って転落しないようにしていました。後日偶然ラーゲルクヴィストの『バラバ』を読んで、ラザロが死後の世界について話すくだりで、この感じに近いなと思いました。この『臨死体験』でも立花氏は次々と被験者を連れてきて「ほら、同じでしょう」と主張していますが、いくら積み重ねてもそこからの帰納的証明はできていない。どれも「 ad hoc 」な一致だという気がします。わたしの「反例」はどう処理されるのでしょう。
20年以上も前でしょうか、NHKが立花さんと河合隼雄さんが臨死体験について話す番組を流していました。立花さんに「うん」「ウム」「ふん」「うん」「うん」とひっきりなしに相槌を打つ癖があるのが気になりました。田中康夫という人にもおなじクセがあって相手から「俺、いましゃべってるんだよ」と叱られていました。

最後に、「地獄の黙示録」。最終シーンを監督が削除したことについて。「みんな平和の大切さに気付いて剣を捨てたのである」。立花隆氏と村上春樹氏がこの解釈で合意したと聞いたときは驚きました。マーチン・シーンがマーロン・ブランドを殺して神殿の階に姿をあらわし、血塗られた蛮刀を力無く捨てると、神殿前の信者達は静かに跪いて剣を置きます。彼らに武器を置かしめたのは「平和の尊さ」ではなく「新しい王への恭順」であるとしか、わたしには見えない。こういうことを言うと「まあ、どう思うかは『人それぞれ』だから」みたいな「潰し」が来るのですが、そんなことなら最初から皆で茶話会でもしておればよい。この削除の理由は「外圧」だ、としか考えられません。そうでないとフランス人のプランテーションにおける対話も切られたことと整合が、つかない。

以上です。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際にした体験談なので信憑性があってじっくり読むことができた。
個々の体験内容は短いけれど、生と死の狭間の出来事として考えれば
短編的なのが普通なのかな・・とも思えた。
いろんな霊界に関する本を読んできたが、魂となった時の気分や
周りの景色など共通する内容もあり
臨死体験中の「夢」というよりは、やはり「あの世」というところが
あるのだろうと確信に近い気持ちにさせられた。
人により見る情景が違うということが解っただけでも
ちょっとした収穫感があった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者立花隆がNHK特集「臨死体験」、同名の著書の
後、「臨死体験について考えるため」に「必要な」も
のとして、取材した証言集。

著者自身の主観は極力排除されており、あくまで証言
者の主観的な体験・証言をそのまま採録するというス
タイル。

1996年当時の著述だが、その後の知見で、脳の右角回に電気刺激を与えると体外離脱経験が起こることが知られており、体外離脱体験そのものの存在は、一連の脳科学の勃興により、ほぼ断定して問題はないだろう。

光の体験や、三途の川、花畑などは科学的に証明できるものなのか分からないが、証言者の主観としてはその通りなのではなかろうか。

ただ残念ながら、臨死体験を死者が語るということはあり得ない以上、あくまで生者の体験として語られる者であり、決して死後の世界を証明するものでないのも紛れもない事実である。

にもかかわらず死に瀕する苦痛の後で、浄福と言えるような安らぎの境地にたどり着くことができるのなら、いたたまれないような死に襲われた人やそれに耐える遺族にとって、どれほど慰めになることだろう。

自分もこれから訪れるであろう愛別離苦や生老病死に対して、いくらか心構えができる気持がした。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート