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政治と情念 権力・カネ・女 (文春文庫) 文庫 – 2005/8/3
立花 隆
(著)
鍵は田中角栄にある。角栄と角栄以後の驚くべき政治的人間ドラマにあらゆる角度から肉薄し、真紀子のトラウマを徹底解明した一冊
- 本の長さ434ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2005/8/3
- ISBN-104167330180
- ISBN-13978-4167330187
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2005/8/3)
- 発売日 : 2005/8/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 434ページ
- ISBN-10 : 4167330180
- ISBN-13 : 978-4167330187
- Amazon 売れ筋ランキング: - 575,963位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い,田中角栄と田中真紀子との対比を通じて田中政治の流れと,日本政治経済に及ぼした影響がわかりやすく描かれ,他方では,親子の愛憎と真紀子氏のにんげんくささがえがかれている人間くささが描かれている多層的。対談形式は,読みやすいが記憶にのから亡いという弊害が薄められてはいる。
ただ,できればまとまった著作で,この内容を立花氏の単著で執筆してほしい。
ただ,できればまとまった著作で,この内容を立花氏の単著で執筆してほしい。
2017年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
借りていた本をなくしてしまい困っていましたが、新本同様な状態でお返しすることができました。ありがとうございました。
2013年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一言でいってひじょうに面白い!
全434ページ一気に読めました。内容は立花氏と編集部の対談形式になっており、読み易いなと思いました。
単行本「田中眞紀子研究」を改題して文庫化された本書ですが、内容を読むと7割くらいは角栄についての話になっています。
この本を読むと改めて田中角栄という政治家が、改めて傑出した人物であることが解ります。そしてこういう政治家はもう日本では間違いなく出てくることはないだろうなとも思いました。
特に田中眞紀子と角栄の秘書であり愛人でもあった佐藤昭子の角栄を巡る「三角関係」とも言える葛藤と愛憎に焦点をあて迫っている点が興味深いところで、所謂「田中本」を数多く読んできた自分もこの点については初めて知って「ほー!なるほど」と思いました。さずかに「田中角栄研究」を執筆した立花氏だけに、深く掘り下げた鋭い指摘をしています。
あと、改めて感じたのが、田中金脈というものは’結局、すべてを知っているのは角栄自身でしかなかったんだなというのもわかります。田中角栄の金庫番といわれていた佐藤昭子秘書の話は本書にも随所に出てきますが、その佐藤秘書が金庫番でありながらもロッキード事件ではなぜ無傷だったのかというのも本書を読んで合点がいきました。
角栄に興味のある方にはオススメです。ちなみに古本でかったので1円でした。
全434ページ一気に読めました。内容は立花氏と編集部の対談形式になっており、読み易いなと思いました。
単行本「田中眞紀子研究」を改題して文庫化された本書ですが、内容を読むと7割くらいは角栄についての話になっています。
この本を読むと改めて田中角栄という政治家が、改めて傑出した人物であることが解ります。そしてこういう政治家はもう日本では間違いなく出てくることはないだろうなとも思いました。
特に田中眞紀子と角栄の秘書であり愛人でもあった佐藤昭子の角栄を巡る「三角関係」とも言える葛藤と愛憎に焦点をあて迫っている点が興味深いところで、所謂「田中本」を数多く読んできた自分もこの点については初めて知って「ほー!なるほど」と思いました。さずかに「田中角栄研究」を執筆した立花氏だけに、深く掘り下げた鋭い指摘をしています。
あと、改めて感じたのが、田中金脈というものは’結局、すべてを知っているのは角栄自身でしかなかったんだなというのもわかります。田中角栄の金庫番といわれていた佐藤昭子秘書の話は本書にも随所に出てきますが、その佐藤秘書が金庫番でありながらもロッキード事件ではなぜ無傷だったのかというのも本書を読んで合点がいきました。
角栄に興味のある方にはオススメです。ちなみに古本でかったので1円でした。
2006年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただし、ガイドブックでありながら完全に劇場本編を超えていて、ずっとおもしろい。
内容は、稀代の政治家・田中角栄を主人公にして戦後政治の大きな流れを描いた大河ドラマなのだが、
小泉改革とはなにか、小泉改革に反対する勢力は何者なのか、
公明党と自民党の関係、鈴木宗男とはどういう政治家なのか?、
政治家と官僚との構図、など等を通して、
ここまで日本の政治組織が駄目になった理由が容易に理解できる構成になっている。
そして、小泉劇場の終幕近くに登場したトリックスター・田中真紀子は果たして、
駄目になった日本政治を救う救世主となるのか、
はたまた、完全に破壊してしまうのか、、、、。
ハラハラどきどきしながら、最後まで読んでしまうのだが、
ここで思うのは、読者は小泉劇場を楽しむだけの観客に留まってしまってはいけないのだ。
日本の政治を、我々日本国民が参加する群集劇にしなければ、日本に明るい未来は無いと思う。
それを左右するのはわれわれ日本国民だ。
その為にも、特に未だ選挙権を持っていない若い世代の方々に是非とも読んで欲しい。
そして、今の政治状況を理解して行動して欲しい。
内容は、稀代の政治家・田中角栄を主人公にして戦後政治の大きな流れを描いた大河ドラマなのだが、
小泉改革とはなにか、小泉改革に反対する勢力は何者なのか、
公明党と自民党の関係、鈴木宗男とはどういう政治家なのか?、
政治家と官僚との構図、など等を通して、
ここまで日本の政治組織が駄目になった理由が容易に理解できる構成になっている。
そして、小泉劇場の終幕近くに登場したトリックスター・田中真紀子は果たして、
駄目になった日本政治を救う救世主となるのか、
はたまた、完全に破壊してしまうのか、、、、。
ハラハラどきどきしながら、最後まで読んでしまうのだが、
ここで思うのは、読者は小泉劇場を楽しむだけの観客に留まってしまってはいけないのだ。
日本の政治を、我々日本国民が参加する群集劇にしなければ、日本に明るい未来は無いと思う。
それを左右するのはわれわれ日本国民だ。
その為にも、特に未だ選挙権を持っていない若い世代の方々に是非とも読んで欲しい。
そして、今の政治状況を理解して行動して欲しい。
2019年4月1日に日本でレビュー済み
再掲
政治と情念 立花隆 文春文庫 2005
単行本「田中真紀子」研究 2002 の文庫化
2009年8月 衆議院解散による選挙がまさに始まる。民主党政権が確実視されているようだ。さて本書は田中角栄の金権政治を暴いた立花さんが政治世界を田中真紀子さんに焦点を当てて描きだしている。いかに角栄と真紀子がちがうのか。
角栄の良い点、真紀子の良い点を挙げてはいるのだが、やはり明らかに強調しているのは政治の世界には向かない?田中真紀子である。
角栄を取り巻く金権政治、人間模様、派閥抗争、官僚掌握術、そして女性関係等々。
角栄は金に苦労した、だからその有難みも汚さも知り尽くしていた、だが田中真紀子はその苦労を全くしらない。多くの優秀な秘書の首を切り、また去っていった。
政治とは綺麗ごとではないのは分かるが、あまりに情念の渦が大きいのだと感じた。
さて、これからの政治はどうなるのか?官僚に頼らない政治が可能なのか?
本書をまた10年後に読み返せば日本の政治の渦がどのように巻いたのかが分かるかもしれない。
政治と情念 立花隆 文春文庫 2005
単行本「田中真紀子」研究 2002 の文庫化
2009年8月 衆議院解散による選挙がまさに始まる。民主党政権が確実視されているようだ。さて本書は田中角栄の金権政治を暴いた立花さんが政治世界を田中真紀子さんに焦点を当てて描きだしている。いかに角栄と真紀子がちがうのか。
角栄の良い点、真紀子の良い点を挙げてはいるのだが、やはり明らかに強調しているのは政治の世界には向かない?田中真紀子である。
角栄を取り巻く金権政治、人間模様、派閥抗争、官僚掌握術、そして女性関係等々。
角栄は金に苦労した、だからその有難みも汚さも知り尽くしていた、だが田中真紀子はその苦労を全くしらない。多くの優秀な秘書の首を切り、また去っていった。
政治とは綺麗ごとではないのは分かるが、あまりに情念の渦が大きいのだと感じた。
さて、これからの政治はどうなるのか?官僚に頼らない政治が可能なのか?
本書をまた10年後に読み返せば日本の政治の渦がどのように巻いたのかが分かるかもしれない。
2005年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田中真紀子外相更迭直後に「田中真紀子研究」として出版されたものに加筆・訂正を加えたもの。角栄死去後に現れた関係者証言をもとに角栄時代を分析し、この「角栄遺伝子」のうち、真紀子が何を引き継ぎ、何を引き継がなかったのかを分析している。角栄の金脈問題に重点が置かれ、筆者がこの道の研究の第一人者でもあることもあり、引用の豊富さ、分析の的確さは群を抜いている。他方、旧版の題名に反し、全体として角栄政権の分析が多く、読後の印象から言えば、角栄2、真紀子1の割合か。
筆者は末尾に真紀子の弱点を指摘するとともに、金権政治というネガティブな部分の「角栄遺伝子」を引き継がなかったことと、海外留学経験など、角栄にはない真紀子独自の経験から真紀子独自の長所を紡ぎだし、短所を直せば日本を変革する政治家へと変貌する可能性につき言及している。しかしながら、先の衆議院選挙で世論が下した判断は、落選とはいかなかったものの、対立候補に競られたことに象徴される世論の真紀子離れであり、筆者の期待はもはや非現実的なものとなった。従って、本書は一政治家の未来への展望としてではなく、田中親子の歴史を偲ぶものと捉えて読むのがいいと思う。
筆者は末尾に真紀子の弱点を指摘するとともに、金権政治というネガティブな部分の「角栄遺伝子」を引き継がなかったことと、海外留学経験など、角栄にはない真紀子独自の経験から真紀子独自の長所を紡ぎだし、短所を直せば日本を変革する政治家へと変貌する可能性につき言及している。しかしながら、先の衆議院選挙で世論が下した判断は、落選とはいかなかったものの、対立候補に競られたことに象徴される世論の真紀子離れであり、筆者の期待はもはや非現実的なものとなった。従って、本書は一政治家の未来への展望としてではなく、田中親子の歴史を偲ぶものと捉えて読むのがいいと思う。