無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
睡蓮の長いまどろみ(下) (文春文庫) 文庫 – 2003/10/11
宮本 輝
(著)
突然、目の前で身を投げた女から、死後に手紙が届く。四十二年前に自分を捨てた母が暗闇に見たものは? 人間の宿命を問う畢生の巨篇
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2003/10/11
- ISBN-104167348160
- ISBN-13978-4167348168
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2003/10/11)
- 発売日 : 2003/10/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4167348160
- ISBN-13 : 978-4167348168
- Amazon 売れ筋ランキング: - 685,996位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。
広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』等著書多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年4月20日に日本でレビュー済み
宮本輝の作品の女性は母として理想的な女性が描かれる。
それと対極に遊び呆けて人間としての尊厳を無くしてしまった女性も登場し、余計に美しい女性を際立ったせる。
そして、そういった女性に関わってきた男の刹那を表現するのが、抜群に上手い。
妻と子供を捨て、若い人妻に翻弄されて結局は「地獄行きの片道切符」を突きつけられた元上司の言葉。
蓮と睡蓮を混同して自分の人生を重ねてしまった母親。
ところどころに「因果具時」という言葉に吸い寄せられてしまった。
心も体も純真で、まさにこうあって欲しいと願望は、男にも女にもあるが、そんな問題を解決できないまま池の奥底でもがく自分を連想させた力のある力作だと思う
それと対極に遊び呆けて人間としての尊厳を無くしてしまった女性も登場し、余計に美しい女性を際立ったせる。
そして、そういった女性に関わってきた男の刹那を表現するのが、抜群に上手い。
妻と子供を捨て、若い人妻に翻弄されて結局は「地獄行きの片道切符」を突きつけられた元上司の言葉。
蓮と睡蓮を混同して自分の人生を重ねてしまった母親。
ところどころに「因果具時」という言葉に吸い寄せられてしまった。
心も体も純真で、まさにこうあって欲しいと願望は、男にも女にもあるが、そんな問題を解決できないまま池の奥底でもがく自分を連想させた力のある力作だと思う