社会人になる一歩手前の大学生活を舞台とした小説といえば、古くは夏目漱石「三四郎」、吉田修一「横道世之介」、森見登美彦「太陽の塔」「夜は短し歩けよ乙女」などなど、傑作と言われる作品らからは、どこか共通の雰囲気、それは若さならではの勢いやおかしみ、儚さと切なさや悲しみが入り混じったものなのかもしれません。
そんな青春小説群とも呼ぶべき大学生活を舞台とした傑作小説の一つが本作「青が散る」です。
かれこれ数十年ぶりの再読でしたが、今読んでも、やはり本書の持つ輝きは衰えていません。
大学生活の4年間は、一生に二度とない4年間の長い休暇だと言われますが、この4年間をどう過ごすのか、それはまさに自分自身でいかようにも決めることができる人生最大のチャンスかもしれません。
思い返せば何の実益もないことばかりに明け暮れた自身の大学生活、なんでもっと様々なことにチャレンジしてみなかったのかと、後悔とまでは言いませんが、もっと違った生き方もあったのではないかと思ったりもします。
社会人になると、やりたいことに、そんなにたくさんの時間を割くことができません。それでも、なんとか時間をつくって好きなことをやっていますが。
これから大学生になる人たちには、今しかできない好きなことを思う存分やってください、いろんな経験をして、人生の視野を広げてください、との気持ちを持っています。
やりたいことは人それぞれ、それはスポーツであったり、楽器の演奏であったり、将来を見据えての勉強であったり、恋愛であったり、友達とのバカ騒ぎであったり、それは何だっていいのです。
本書の主人公、椎名遼平にとって、それはテニスでした。
最初に友人となった巨体の金子の説得により、開校1年目でテニスコートもない私立大学のため、テニスコートを二人で汗水たらしてつくるところから始まるテニス部生活。
金子に強引に引き入れられた形でしたが、いつしか朝から晩までテニスにのめりこむようになる遼平。
そんな遼平が大学生活を送る過程で出会う面々も、それぞれの学生生活を送っている。
白樺という名の喫茶店地下で、無気力にタバコをふかし、どこか暗い別の世界にゆらゆらと落下させていくような安息と静寂を生み出している応援団ら。
その白樺の地下には、司法試験合格をめざし、閉店まで法律書と取り組み勉学一筋の4年間を送ろうとしている木田がいる。
中華料理屋の息子ガリバーは料理の配達を助けながら、「群れをなしているのに独りぼっち、生きていたいだけの人間の駱駝」と、自作の歌を歌う。
同じテニス部員には、一見無茶苦茶でヘタクソに見えるけど、試合になると、なかなか負けない二流の上、つまり覇道のテニスを目指す貝谷や、プレーは超一流ながら、いつか気が狂うのではないかという不安に押しつぶされそうになり、プレーから離れている安斎がいる。
そして椎名遼平が恋焦がれながらも、一歩も前に進むことができない美貌の女性夏子。
本書の登場人物にはいずれも愛着が沸き、本書をいつまでも読み続けていきたいとの思いを持つ。
傑作。
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新装版 青が散る (上) (文春文庫) (文春文庫 み 3-22) 文庫 – 2007/5/10
宮本 輝
(著)
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燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い―。青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。
退部を賭けたポンクと燎平の試合は、三時間四十分の死闘となった。勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲しみ。若さゆえのひたむきで無謀な賭けに運命を翻弄されながらも、自らの道を懸命に切り開いていこうとする男女たち。「青春」という一度だけの時間の崇高さと残酷さを描き切った永遠の名作。
解説・森絵都
退部を賭けたポンクと燎平の試合は、三時間四十分の死闘となった。勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲しみ。若さゆえのひたむきで無謀な賭けに運命を翻弄されながらも、自らの道を懸命に切り開いていこうとする男女たち。「青春」という一度だけの時間の崇高さと残酷さを描き切った永遠の名作。
解説・森絵都
- 本の長さ318ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/5/10
- ISBN-104167348225
- ISBN-13978-4167348229
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/5/10)
- 発売日 : 2007/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 318ページ
- ISBN-10 : 4167348225
- ISBN-13 : 978-4167348229
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,976位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,591位文春文庫
- - 2,628位日本文学
- - 23,431位ノンフィクション (本)
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著者について
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1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。
広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』等著書多数。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年3月27日に日本でレビュー済み
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2014年6月1日に日本でレビュー済み
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知人に勧められて読んだ本、
『青が散る(上)』、
おもしろいです。
宮本輝らしい世界が表現されているように思います。
生きるって何なのか、自分の命って何なのか。
新設大学の一期生の燎平。
そこで知り合った学生の夏子とつきあいたいからテニスを始めて、
テニス中心の生活へ。
高校まで全国大会などで活躍していたが病を理由にテニスを離れていた安斎とであったり、
お手本からはほど遠いようなテニスをするけれども妙な強さがある貝谷とであったり。
勝利への貪欲さへの、「王道」と「覇道」と。
人間くさく、変わった奴らの、はいつくばるような生き様。
爽やかなスポーツとしてのテニスではなく、
どろどろとした人間くささを含んで描かれているのが、なんだかよい。
“王道とは何であろうかと燎平は考えた。そして、貝谷の言う覇道とは何であろうか。すると燎平の心に、社会の中で、あるいは力弱く悄然と生きているかも知れない数年後、数十年後の自分の姿がふいに浮かんできた。”
『青が散る(上)』、
おもしろいです。
宮本輝らしい世界が表現されているように思います。
生きるって何なのか、自分の命って何なのか。
新設大学の一期生の燎平。
そこで知り合った学生の夏子とつきあいたいからテニスを始めて、
テニス中心の生活へ。
高校まで全国大会などで活躍していたが病を理由にテニスを離れていた安斎とであったり、
お手本からはほど遠いようなテニスをするけれども妙な強さがある貝谷とであったり。
勝利への貪欲さへの、「王道」と「覇道」と。
人間くさく、変わった奴らの、はいつくばるような生き様。
爽やかなスポーツとしてのテニスではなく、
どろどろとした人間くささを含んで描かれているのが、なんだかよい。
“王道とは何であろうかと燎平は考えた。そして、貝谷の言う覇道とは何であろうか。すると燎平の心に、社会の中で、あるいは力弱く悄然と生きているかも知れない数年後、数十年後の自分の姿がふいに浮かんできた。”
2017年9月26日に日本でレビュー済み
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何かに一生懸命打ち込もうと、無為に生きようと、日々、人は何かを喪失していく。
青春の日々を振り返ったときに、人は生きることが何かを「喪失」することであると気づき愕然とする。
「 グレート・ギャツビー 」、「 若者はみな悲しい 」、「 日はまた昇る 」、「 螢 」、そして「 セント・エルモス・ファイアー 」、これらは皆「喪失」を描いた作品で、僕はこの手の作品に極端に甘い。そのこともあるのかもしれないが、この作品、宮本輝の長編の中でいちばん好きです。
タイトル「青が散る」と合わせて、椎名燎平、金子慎一、貝谷朝海、安斉克巳、佐野夏子、星野祐子、ガリバー等々、登場人物の名前と、姿を思い出しただけで、胸の一部が突き上げられるような、締め上げられるような激しい感情と懐かしさを持って作品が思い出させられて、じっと座っていられなくなる、そんな激しい気持ちを伴って作品を思い出してしまう。
今回、3回目の読書で、毎日20-30分づつ時間を割いて、2週間ほどかけて丁寧に作品を読み、
新たに、そして久しぶりに彼らと四年間の学園生活を送った。
彼らは、以前と同様に、彼らの人生を懸命に、そして限りなく不器用に生き抜いていた。
雨の中での夏子との出会いから、コートを整備する日々、フランス人パティシエとの出会い、テニスの試合、老教授の教え、ダブルスの試合、友人の死、祐子の思い、そして不器用にしか生きられぬ二人の恋人と、青春の日々の終焉まで作品を読みながら、そのような熱い思いが自分の心のどこに眠っていたのだろうかと自分でも驚くほど胸が高鳴り、熱くなり、心が締め付けられて、読了した。
作品自体は、著者が作家としてデビューの翌年から4年間かけて書かれているために、前半では文体にやや若書きが目立つが、中盤以降、徐々に文章と会話が絶妙に噛み合って、作品のクライマックスに向かうが、その文体の変化自体にこそ、主人公たちの送る4年間の大学生活という時の経過を直に感じることができて、作品が単なる小説としてではなく、自分の人生の一部のように感じられるところもいい。
生きている間に、あと何回読み返すか分からないけれど、毎年、春雨の降る季節に赤いレインコートの女性を見ると作品を思い出し、再読したくなる。
傑作です。 宮本輝氏の長編を1つ選べと言われたら、私は本作を選びます。
青春の日々を振り返ったときに、人は生きることが何かを「喪失」することであると気づき愕然とする。
「 グレート・ギャツビー 」、「 若者はみな悲しい 」、「 日はまた昇る 」、「 螢 」、そして「 セント・エルモス・ファイアー 」、これらは皆「喪失」を描いた作品で、僕はこの手の作品に極端に甘い。そのこともあるのかもしれないが、この作品、宮本輝の長編の中でいちばん好きです。
タイトル「青が散る」と合わせて、椎名燎平、金子慎一、貝谷朝海、安斉克巳、佐野夏子、星野祐子、ガリバー等々、登場人物の名前と、姿を思い出しただけで、胸の一部が突き上げられるような、締め上げられるような激しい感情と懐かしさを持って作品が思い出させられて、じっと座っていられなくなる、そんな激しい気持ちを伴って作品を思い出してしまう。
今回、3回目の読書で、毎日20-30分づつ時間を割いて、2週間ほどかけて丁寧に作品を読み、
新たに、そして久しぶりに彼らと四年間の学園生活を送った。
彼らは、以前と同様に、彼らの人生を懸命に、そして限りなく不器用に生き抜いていた。
雨の中での夏子との出会いから、コートを整備する日々、フランス人パティシエとの出会い、テニスの試合、老教授の教え、ダブルスの試合、友人の死、祐子の思い、そして不器用にしか生きられぬ二人の恋人と、青春の日々の終焉まで作品を読みながら、そのような熱い思いが自分の心のどこに眠っていたのだろうかと自分でも驚くほど胸が高鳴り、熱くなり、心が締め付けられて、読了した。
作品自体は、著者が作家としてデビューの翌年から4年間かけて書かれているために、前半では文体にやや若書きが目立つが、中盤以降、徐々に文章と会話が絶妙に噛み合って、作品のクライマックスに向かうが、その文体の変化自体にこそ、主人公たちの送る4年間の大学生活という時の経過を直に感じることができて、作品が単なる小説としてではなく、自分の人生の一部のように感じられるところもいい。
生きている間に、あと何回読み返すか分からないけれど、毎年、春雨の降る季節に赤いレインコートの女性を見ると作品を思い出し、再読したくなる。
傑作です。 宮本輝氏の長編を1つ選べと言われたら、私は本作を選びます。
2020年6月7日に日本でレビュー済み
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意図せずして新設の大学に入学した主人公燎平とその仲間たちが、テニス部の立ち上げの奮闘を中心に々の葛藤と、人生の巡り合わせ、不条理さと向き合い、時には悲劇に見舞われ傷つきながら少しずつ大人の階段を上ってゆく様を描いた作品。
この作品の中には振り返ればどれもいい思い出だった、とは言えないようなシーンが幾層にもなって描かれている。幾多の死別、自分の恋焦がれた人が婚約者のいる男と恋仲にあるのを知りながらもどうしようもできない切なさ等。
だが挫折、苦しみ、悲しさは人生のスパイス。こうした数々の経験を得て、時には傷つきながらも逞しく精一杯生きてゆく彼らの生き方はエネルギーに満ちていて眩しい。
この作品の中には振り返ればどれもいい思い出だった、とは言えないようなシーンが幾層にもなって描かれている。幾多の死別、自分の恋焦がれた人が婚約者のいる男と恋仲にあるのを知りながらもどうしようもできない切なさ等。
だが挫折、苦しみ、悲しさは人生のスパイス。こうした数々の経験を得て、時には傷つきながらも逞しく精一杯生きてゆく彼らの生き方はエネルギーに満ちていて眩しい。
2017年9月7日に日本でレビュー済み
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学生時代以来、25年ぶりに読みました。
何事にも打ち込めず、将来の目標もはっきりせず、混沌とした学生生活の中で、自分と照らし合わせ、のめり込みました。
今の、学生さんの感覚とは違うかもしれませんが、青年期の危うさとかはいつの時代も変わらないと思います。
何事にも打ち込めず、将来の目標もはっきりせず、混沌とした学生生活の中で、自分と照らし合わせ、のめり込みました。
今の、学生さんの感覚とは違うかもしれませんが、青年期の危うさとかはいつの時代も変わらないと思います。
2020年6月20日に日本でレビュー済み
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宮本輝の作品の中では、初期の頃の作品で青春ものです。携帯やスマホも無いけど、良い時代…ワクワクしながら、一気に読んでしまいました。
2015年8月29日に日本でレビュー済み
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約半世紀以前の新生大学を舞台に繰り広げられた青春小説。定番どうり恋愛とスポーツを軸にした物語。現実感と理想はリアリティーがあり読ませる作品ですが、恋愛の部分は少し劇画的なところが鼻につき(現実はこんなに簡単に男女関係が進みません。実際はもっと苦いのが普通です)ますが、読ませる部分もあります。大人には物足りないが、若い方々には受ける作品だと思いました。