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日本人の常識 昭和史20の争点 (文春文庫 は 7-8) 文庫 – 2006/8/3
秦 郁彦
(編集)
満州国、南京事件から昭和天皇の戦争責任、戦後教育まで、ここ数十年常に蒸し返されてきた不毛な論争に気鋭の論者が終止符を打つ
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2006/8/3
- ISBN-104167453088
- ISBN-13978-4167453084
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2006/8/3)
- 発売日 : 2006/8/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 319ページ
- ISBN-10 : 4167453088
- ISBN-13 : 978-4167453084
- Amazon 売れ筋ランキング: - 805,262位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
庶民にとっての史実は、教育ないしはマスコミによってその時に与えられた情報であって、その教育ないし情報はその時の体制によってアレンジされたものであり、必ずしも真実を伝えてはいないということをこの本は教えてくれる。なぜ真実ではないのか?それは、教育者にとって言いたくない真実であり、マスコミにとっては報道したくない真実であったためだろう。ここに取り上げられた20の事件の真実は多分に報道側の主観により歪曲され加筆修正された経緯がよくわかる。私もずいぶん長い間事実を誤解していたものだと思い、それと同時に世間というところは真実を語らないものだということを改めて残念に思う。
2004年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未だに蒸し返される、昭和史の無毛な論争に終止符を打つべく、それぞれの専門家が20の論点とその結論をまとめたもの。それぞれの論点に紙面が十数ページと限られているものの、逆に各資料が要領よくまとめられている。
盧溝橋事件の項では、いわゆる「第一発」に関する正確な時刻や、その後の日中それぞれの軍の正確な行動から、日中両軍を相戦わせるために中国共産党が「謀略」を用いたとする日本の一部にある見方が成立しないことを日本人自らが証明している。
一方で、韓国人である執筆者が韓国人にインタビューし集めた資料から、日本統治下において韓国人に不満はなかった事、在日韓国人に対する創氏改名も決して強制ではなかった事などを挙げながら、韓国人に現在の様な反日史観が出来上がったのは戦後の反日教育からだと韓国人自らが感じている事を証明している。
また別の韓国人執筆者は、河野洋平は慰安婦強制連行を裏付ける証拠が全くないにもかかわらず、韓国内の反発を和らげるために政治的に認めてしまった話を十分な論拠を挙げながら示している。確かに当時「売春」は存在したが、それは自治団体が慰安婦を募集し管理しただけであって、韓国側が主張する「強制と拉致」の事実などどこにもなかった。現在の韓国はGDPの4%が性産業であり、売春防止法なるものが成立されようとすると、売春婦達が顔をマスクで覆い抗議デモを繰り広げているのを見れば、推して知るべしである。
その他、台湾人である執筆者による、なぜ台湾が親日であるのに韓国は反日であるかの分析や、憲法改正、原子爆弾、東京裁判の是非など、とても興味深い内容となっている。そして特筆すべきは、なによりも客観的であるという点である。
盧溝橋事件の項では、いわゆる「第一発」に関する正確な時刻や、その後の日中それぞれの軍の正確な行動から、日中両軍を相戦わせるために中国共産党が「謀略」を用いたとする日本の一部にある見方が成立しないことを日本人自らが証明している。
一方で、韓国人である執筆者が韓国人にインタビューし集めた資料から、日本統治下において韓国人に不満はなかった事、在日韓国人に対する創氏改名も決して強制ではなかった事などを挙げながら、韓国人に現在の様な反日史観が出来上がったのは戦後の反日教育からだと韓国人自らが感じている事を証明している。
また別の韓国人執筆者は、河野洋平は慰安婦強制連行を裏付ける証拠が全くないにもかかわらず、韓国内の反発を和らげるために政治的に認めてしまった話を十分な論拠を挙げながら示している。確かに当時「売春」は存在したが、それは自治団体が慰安婦を募集し管理しただけであって、韓国側が主張する「強制と拉致」の事実などどこにもなかった。現在の韓国はGDPの4%が性産業であり、売春防止法なるものが成立されようとすると、売春婦達が顔をマスクで覆い抗議デモを繰り広げているのを見れば、推して知るべしである。
その他、台湾人である執筆者による、なぜ台湾が親日であるのに韓国は反日であるかの分析や、憲法改正、原子爆弾、東京裁判の是非など、とても興味深い内容となっている。そして特筆すべきは、なによりも客観的であるという点である。
2006年9月16日に日本でレビュー済み
強制連行、東京裁判、南京虐殺など解釈が分かれている20項目について、20名の執筆者が特定の歴史観にとらわれずに、できる限り具体的事実に基づき、史実を記載しています。そのため両論併記となったものもあります。
なかでも、編者である秦郁彦氏の「歴史教科書ではなぜ被害者数がインフレになるのか」というテーマでは、「死傷者数」が「死亡者数」となるなど、数字がイデオロギーによって変化していく過程を解明した力作であり、そんな歴史教科書がまかり通ることがとても不思議に思えました。
なかでも、編者である秦郁彦氏の「歴史教科書ではなぜ被害者数がインフレになるのか」というテーマでは、「死傷者数」が「死亡者数」となるなど、数字がイデオロギーによって変化していく過程を解明した力作であり、そんな歴史教科書がまかり通ることがとても不思議に思えました。
2006年4月19日に日本でレビュー済み
昭和史の捉え方には、大雑把に言って「進歩的文化人」と呼ばれる人の「東京裁判史観」や「自虐史観」があり、近年、これらを問い直そうという動きが多方面から出ている。
そのどちらにたつかは置くとしても、〜「東京裁判史観が絶対で議論の余地はない」などという凝り固まった人は除外して〜昭和史における議論の熾烈な20点に絞って、問題点の整理をしている。
双方の見解を公平に並べて紹介した上で、双方の見解の疑問点、論証不足の点を的確に示している。
賛否はどちらにするかは読者の判断として、判断の材料としては的確なものを提示してくれていると思う。
そのどちらにたつかは置くとしても、〜「東京裁判史観が絶対で議論の余地はない」などという凝り固まった人は除外して〜昭和史における議論の熾烈な20点に絞って、問題点の整理をしている。
双方の見解を公平に並べて紹介した上で、双方の見解の疑問点、論証不足の点を的確に示している。
賛否はどちらにするかは読者の判断として、判断の材料としては的確なものを提示してくれていると思う。