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蒲生邸事件 (文春文庫 み 17-3) 文庫 – 2000/10/6

4.2 5つ星のうち4.2 148個の評価

一九九四年、予備校受験のために上京した受験生の尾崎孝史だったが、二月二十六日未明、宿泊している古いホテルで火災に見舞われた。間一髪、同宿の男に救われたものの、避難した先はなんと昭和十一年の東京。男は時間軸を自由に移動できる能力を持った時間旅行者だったのだ。雪降りしきる帝都では、いままさに二・二六事件が起きようとしていた――。
大胆な着想で挑んだ著者会心の日本SF大賞受賞長篇!
『蒲生邸事件』の真の主人公は青年ではなく「歴史」である。歴史的事件の肌ざわりをたくみに示しながら、歴史とは何か、そして歴史を評価するとはどういうことかを、さりげなくこの小説は問うている。(関川夏央「解説」より)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2000/10/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/10/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 686ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167549034
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167549039
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 148個の評価

著者について

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宮部 みゆき
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1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。

法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。

1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
148グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ本でもこの表紙絵が大変気に入り、敢えて中古本を購入しました。若い頃のふきさんですね。
前半は正直あまり面白いとは思いませんでしたが、事件の発生を境に読み進む程に面白くなり、最後は圧巻でした。時の流れは残酷で、全てが過去の思い出となる時が必ず来るのですね。
私の父も戦争でフィリピン方面に行き、マラリアに感染しながらも戦い、そして捕虜になりました。幸い父は平田とは異なり無事に日本に帰国する事が出来、今こうして私が存在しています。父も青春を2.26事件の時代に生きたんだなと思うと感慨深いものがあります。
主人公がこの後、どの様に生きたのか知りたくなりました。タイムトラベルの力が主人公にも与えられてふきさんと再会し、ふきさんと幸せに暮らしました、とかね!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭少し読んで、しばらくの間は積読でした。そのまま年末の大掃除で処分しかけて、思い直して読み始めたら、中盤からどんどん面白くなり、一気に読めてしまいました。書かれている時代は暗鬱なイメージがありますが、人間ドラマやファンタジーがあって、読み終わって温かい気持ちになりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく読んでみてください(ちょっと長いですが)。決して損はしません。どなたかもコメントを書かれていましたが、最後に「孝史さんとふきさん」再会させてあげたかった・・・しかし、このような終わり方だからこそ、余韻が残るのでしょう。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当然ながら、本編よりは時代が新しくなるけれど、
昭和という時代はそんな時代だった。

電話を近所の家から借り、テレビも借家の大家さん
や街頭テレビで見た。
なにより、それを“貸す側”が当たり前だと思って
いた。

『昔の人は現代人よりも劣っている』というのが我
々の認識だと思う。
平成の、インターネットによるグローバル化した視
野を持った我々の方が、明治維新の坂本龍馬より、
大阪城を作った豊臣秀吉よりは確実に物事や時代の
流れがが判っていると思っている。

ましてや縄文時代に行ったら神様扱いになるに違い
ない。なんてね。

ところが、時代や人の価値観、学習能力は、もしか
したら現代は歴史上、かなり低い順位になりそうだ。

主人公の、(どうせ俺は未来人で、すぐにこの時代
から立ち去るし、君らは過去人で、これから日本が
どうなるか知らず、何も見えていない未開人だ)と
いう考えを背景にしたずーずーしさや優越感は、随
所でその行動や発言に現れ読者は冷や冷や(イライ
ラ)する。

ところが、現地(当時)の人達は、輝ける(当時の
人から見ればそう見えるはずの)未来に移住するよ
りも、その場に留まって生きよう、あるいは死のう
と決断する。

俺らだったどうよ?!
近いうちに君らのほとんどが死んじまうけど、未来
に行かねぇ?って言われたら、『じゃぁ、しょうが
ねぇから行こうか』なんて思うんじゃないだろか。

どちらが正しくてどちらが正しくないとか、保守的
とか革新的とかじゃなくて、どちらがその時代を、あ
るいは家族や友達を愛してるのかという事を考えると
…。
私は過去の人たちの方が、我々よりもずっと生きてる
意義や実感を感じながら生きたんだと思うよ。

生き方や幸福感、恋愛感や人生観を考えさせる…やっ
ぱり“ミステリ”からははみ出る作品だと思う。

“無冠の帝王”ってあるじゃん?
恋愛小説としてもミステリとしても時代小説としても
無冠かもしれないけれど、エンターテイメントとして
は星四つ以上つけられると思うよね。
(むしろ星つけないほうが価値あるような気がするん
だけど)
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮部みゆきさんの作品の中では真っ先に選ばれるものではないかもしれませんが、さすがと言うか、やはり読後感は深ーいものがありました。
人が一生かけて知るかも(それでも知らないかも)しれない欠片を、タイムトリップする主人公と共に見ることで、「今を生きる」意味を考えさせられます。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめのほうは苦手な歴史のにおいがしたり、
タイムトラベラーの要素があったりで、
はずれかもと思いながら、スローペースに読んでいたのですが、
中盤あたりからぐいっと一気に物語りに引き寄せられて、
読み終わった後はしばらく、余韻に浸っていました。

こんなに読み応えのある話を読んだのは久しぶり。

どっぷりとはまって大満足。
そしてちょっぴり切ない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あっと驚くような展開もなく、特に面白いとは思いませんでした。
2020年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お初の宮部みゆきさん作品です。
主人公同様歴史に疎く、2.26事件も詳しく知らなかったので、歴史の面白さを味わわせていただきました。何にも知らないで生きてきたなあと思いつつ、この小説に出てくる昭和10年代だろうと平成だろうと、政治や歴史に関心を持たずに生きている人が多いのは同じなんだなと妙に感心。だから戦争に巻き込まれていったわけだし、令和の今だってコロナで政治家酷いなあと思っていても声に出せず行動にも移せず…同じなんですね。これって日本人特有なんでしょうか?
タイムトラベル好きなので、次はどうなるのかハラハラして読み続けたら明け方になっていた。だって昭和と平成を旅してたんだから!
平田という男性がなぜキラキラした平成でなく、昭和島10年代を選んだのか共感できました。キモいと言われていた地味な男性にとって現代は生きにくい。素朴な人情を感じられる昭和10年代はたとえ怖い時代だったとしても魅力を感じます。彼は幸せだったのかなあ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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kiko Wanger
5つ星のうち5.0 Since I read this book and like it so much
2014年9月24日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
Since I read this book and like it so much, I bought this as a gift to my friend.