プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥902¥902 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥19¥19 税込
配送料 ¥240 6月13日-15日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
サンプル サンプル
誰か―Somebody (文春文庫) 文庫 – 2007/12/6
購入オプションとあわせ買い
宮部作品では強烈な「引き」を持つ謎が冒頭に呈示されることが多い。不思議なことに、その謎は成長するのだ。これは話が逆でしょう。通常のミステリーの場合、謎は解明されるにしたがって小さくなっていくものである。どんな魅力を誇っていた謎も、要素に分解され、構造を分析されれば謎とは呼べないものに変わる。最後に残るのは、きわめて即物的な個人の事情です。しかし宮部作品は違う。いつまで経っても謎の魅力が褪せないのである。なぜならば、物語が進行するにつれて、謎に未知の側面があることがわかり、ますますその神秘性が深まっていくからだ。(杉江松恋「解説」より)
- 本の長さ469ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2007/12/6
- ISBN-104167549069
- ISBN-13978-4167549060
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2007/12/6)
- 発売日 : 2007/12/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 469ページ
- ISBN-10 : 4167549069
- ISBN-13 : 978-4167549060
- Amazon 売れ筋ランキング: - 77,479位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,130位文春文庫
- - 19,070位ノンフィクション (本)
- - 22,790位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
あとがきにあったが、宮部みゆきは、故美空ひばりの「車屋さん」の歌が小説のきっかけになったという。信頼する運転手に恋文を託すといった陽気で洒落た歌だが、口の固い運転手、梶田が娘達にも語らなかった秘密の過去を、まるで「博物館を逆に回るように」現在から過去へと調べていくのが作品の主な流れになっている。
4歳のころに誘拐された記憶を持つが父親の梶田からは何も聞かされなかった姉は、過剰とも言える心配性で人に気を遣うばかりな一方、妹は大胆でわがまま。父親の過去をつまびらかにすることで、不名誉な事実が自分の婚約者と家族に迷惑をかけることを心配する姉に、犯人を捕まえることを第一優先に考える妹とは決して噛み合わない。そんな姉妹の間に挟まれながらも杉村は少しずつ、梶田を死なせた犯人、そして梶田の過去に近づいていく…というストーリー。
もはやミステリーの大家となった宮部みゆきの文章は、豊かな描写の反面ムダがなく、数多くの登場人物のキャラをしっかりと描き出す。起承転結の後半はほとんど最後の100ページに凝縮されていて、それまではこれといった大きな動きはないけれど、義父である会長の貫禄、女編集長のマイペースな言動、自己現場にいた管理人や理事長、また近くのおばあちゃんやエプロンおばさんに、玩具店の家族など、とても現実的で生き生きしているので退屈することなくどんどん読めてしまう。
ただ結末はどうもしゅっと腹落ちしない感じだ。なぜそこまで傷つけるようなことをする必要があるのかよく分からない。性悪女でした、と納得するしかないよう結論。また、主人公の杉村はまだ若いはずなのに非常に冷静で辛抱強く、落ち着いた初老の人物であるかのキャラなのが若干妙な感じだ。
ただ、配送の方が悪いのか、折り曲がった状態でした。
ポスト投函はいいのですが、無理やりねじ込んだんでしょうか。
再読にもかかわらず、読者をひきつける描写は素晴らしいと思う。著者の作品は心底善い人が多く描かれ、好印象を持つ反面、相乗効果で悪意が際立ち、悪意そのものの印象を際立たせていると感じる。本作も、3/4くらいまでは杉村三郎の善良さ、周りの人の良さに救われるが、読了に向け悪意にさらされてしまう。
本当、3/4までの流れでスッキリなら、それはそれで良かったのかもしれない。しかし、悪意にさらされて終わる流れであっても、後味が悪いと捉えることなく、深く考えて読み終える事ができたのは、著者の描写のうまさが際立つからではないだろうか。
もう何回も読み返しています
気になる杉村三郎のその後です
ありそうであまり無い設定ですが、面白いと思いました。