![Kindleアプリのロゴ画像](https://m.media-amazon.com/images/G/09/kindle/app/kindle-app-logo._CB666561098_.png)
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
『大地の子』と私 (文春文庫 や 22-5) 文庫 – 1999/6/10
山崎 豊子
(著)
胡耀邦総書記との中南海での会見や労働改造所へ初の取材敢行、「捨てないで!」と叫ぶ戦争孤児たち。『大地の子』取材執筆の秘話
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1999/6/10
- ISBN-104167556057
- ISBN-13978-4167556051
この商品を見た後にお客様が購入した商品
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1999/6/10)
- 発売日 : 1999/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4167556057
- ISBN-13 : 978-4167556051
- Amazon 売れ筋ランキング: - 424,467位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
![山崎 豊子](https://m.media-amazon.com/images/I/01Kv-W2ysOL._SY600_.png)
1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大学国文科卒。
毎日新聞大阪本社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年に『暖簾』を刊行。翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。
1963(昭和38)年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争三部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。2009(平成21)年には最新長編小説『運命の人』を刊行。同年10月より、「山崎豊子 自作を語る」シリーズ全三巻、『作家の使命 私の戦後』『大阪づくし 私の産声』『小説ほど面白いものはない』を刊行。
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ![](https://m.media-amazon.com/images/S/sash//GN8m8-lU2_Dj38v.svg)
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
21グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
胡耀邦との出会いでベールに隠された中国の内部に入り長年、調査を重ねた。山崎の作家魂。ストーリーの組み立て。
2015年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中国語を勉強していた知人が一心役の俳優がすごい。と言っていたのであわててDVDと原作を読みました。
私の興味は中国語のセリフをどうやって覚えたのか?ということでした。
この本を読んで撮影にも大変な苦労があったとわかりました。
私の興味は中国語のセリフをどうやって覚えたのか?ということでした。
この本を読んで撮影にも大変な苦労があったとわかりました。
2017年10月24日に日本でレビュー済み
テレビで放送があったばかりで よりのめり込んで 読んでしまいました。改めて大地の子をまた 見たくなるそんな一冊ですね。
2015年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説としては面白かったが、一部盗作があることがわかってから興ざめした。
2015年10月8日に日本でレビュー済み
私は幾つかの盗作疑惑で新聞紙面をにぎわした記憶のあるこの著者の作品を手に取ることをしなかった。また高い「国民的」人気を維持し続ける作家の持続力も世にありがちなこととしか思えなかった。しかし『大地の子』が胡耀邦総書記の支援によって出来上がった作品であることを知ってその概要だけでも知りたいと思っていた。周知のごとくこの開明的な指導者の葬儀は天安門事件の一因となったのだった。
本書はまた雑誌に掲載された幾つもの裏面史や対談から構成されたもので、重複が多く書物としての出来は良くない。しかし胡耀邦の同意という錦旗をかざして官僚主義の鉄壁に守られた秘密の園にたどり着いた著者の執念は賞賛すべきものであり、他に類のない成果と言ってよいだろう。著者は数年にわたって延安の奥地を含む中国各地を旅し、数限りないインタビューを重ねることによって、『大地の子』を完成させたのである。
この作品の主人公に擬せられた張永海は、恵まれた養父母の下で日本人孤児としては例外的に大学教育を受けており、養父母の恩愛ばかりでなく「党と国家に対する忠誠心から、日本の肉親を探そうなどとは思いませんでした」という。このような中国の外事課が厳選した優等生であった彼も「小日本鬼子」として激しいいじめに遭い、文化大革命では三角帽子をかぶせられて町中を引き回されている。しかし、彼の話でもっともショッキングなことは軍に置き去りにされて祖国を目指した開拓団の苦難である。
昭和20年5月、大本営は全満の4分の3を放棄し、関東軍司令部を新京から朝鮮国境に近い通化まで下げて持久戦に持ち込む命令を出している。開拓団はこの放棄された地域に何も知らされないまま取り残された。しかも軍はソ連軍の進撃を阻むために、橋や道路を破壊し、結果として開拓団の退路を妨害さえしている。張永海はやがて一時帰国して父親に会うが逃避行の途中4歳の妹を軍人の命令によって扼殺した父親の姿が瞼に焼きついて消えず、日本の父を父とすることができなかった。
この評の冒頭に即製としか見えない本書の問題点を指摘したが、徳永海の証言によって開拓団の逃避行を綴る「『大地の子』取材日記」と同書のテレビ・ドラマ化をめぐる鼎談「『大地の子』ふたたび」の2章は十分に読むに値するものである。
本書はまた雑誌に掲載された幾つもの裏面史や対談から構成されたもので、重複が多く書物としての出来は良くない。しかし胡耀邦の同意という錦旗をかざして官僚主義の鉄壁に守られた秘密の園にたどり着いた著者の執念は賞賛すべきものであり、他に類のない成果と言ってよいだろう。著者は数年にわたって延安の奥地を含む中国各地を旅し、数限りないインタビューを重ねることによって、『大地の子』を完成させたのである。
この作品の主人公に擬せられた張永海は、恵まれた養父母の下で日本人孤児としては例外的に大学教育を受けており、養父母の恩愛ばかりでなく「党と国家に対する忠誠心から、日本の肉親を探そうなどとは思いませんでした」という。このような中国の外事課が厳選した優等生であった彼も「小日本鬼子」として激しいいじめに遭い、文化大革命では三角帽子をかぶせられて町中を引き回されている。しかし、彼の話でもっともショッキングなことは軍に置き去りにされて祖国を目指した開拓団の苦難である。
昭和20年5月、大本営は全満の4分の3を放棄し、関東軍司令部を新京から朝鮮国境に近い通化まで下げて持久戦に持ち込む命令を出している。開拓団はこの放棄された地域に何も知らされないまま取り残された。しかも軍はソ連軍の進撃を阻むために、橋や道路を破壊し、結果として開拓団の退路を妨害さえしている。張永海はやがて一時帰国して父親に会うが逃避行の途中4歳の妹を軍人の命令によって扼殺した父親の姿が瞼に焼きついて消えず、日本の父を父とすることができなかった。
この評の冒頭に即製としか見えない本書の問題点を指摘したが、徳永海の証言によって開拓団の逃避行を綴る「『大地の子』取材日記」と同書のテレビ・ドラマ化をめぐる鼎談「『大地の子』ふたたび」の2章は十分に読むに値するものである。
2011年6月20日に日本でレビュー済み
以前、「大地の子」を読んで衝撃を受けてから、山崎豊子を読み始めました。今回の著作は、どのよう
な背景と取材で「大地の子」が書かれたかを雑誌などの対談形式で綴られています。他のレビュアーの方
も指摘されているように、内容の重複が多かったのが残念です。「大地の子」は綿密な取材から書かれた
小説です。80年代の中国は今とは比較にならないほど、情報閉鎖された時代だったことが分かります。
それでも、当時の胡耀邦総書記が「中国を美しく書くことは必要ない。欠点も暗い影も書いてよろしい。
ただし、それが真実であるならば」と言って、取材への突破口を開いたが、それが簡単なものではなかった
ことが分かります。
現在の中国では、'ケ小平は改革開放の主導者として名前が残っているように感じますが、胡耀邦総書記
は民主化の政治闘争に敗れたのがあるのか、印象がありません。でも、だからこそ業績や人柄を調べてみ
たいと思わせるものがありました。
■心に残ったところ
p.231 「教育とは国家の人材を育てることだ」 胡耀邦総書記
p.107 中国は八カ国侵略を受けてから八十五年経って、ようやくその記憶が薄れてきたが、抗日運動からは
四十五年、中日戦争からはまだ四十年しか経っていない、あと四十年ぐらい経ってからでないと、淡々とし
た気持ちになれないことを考えて欲しい」 胡耀邦総書記
→となると、2025年ぐらいになれば日中関係は過去の戦争の呪縛から逃れられるということか。あと、14年。
どうだろうか、日中関係はあらたなステージに向かっているのだろうか?その頃の中国はどう考えても、
経済・政治・軍事大国になっていると思われる。それに対して日本はどんな国になっているのか?
自分もその時は50歳。仕事のゴールが見え始め、リタイア後の人生を考え始めているのだろう。未来の
ために、今できることをやるしかない。
な背景と取材で「大地の子」が書かれたかを雑誌などの対談形式で綴られています。他のレビュアーの方
も指摘されているように、内容の重複が多かったのが残念です。「大地の子」は綿密な取材から書かれた
小説です。80年代の中国は今とは比較にならないほど、情報閉鎖された時代だったことが分かります。
それでも、当時の胡耀邦総書記が「中国を美しく書くことは必要ない。欠点も暗い影も書いてよろしい。
ただし、それが真実であるならば」と言って、取材への突破口を開いたが、それが簡単なものではなかった
ことが分かります。
現在の中国では、'ケ小平は改革開放の主導者として名前が残っているように感じますが、胡耀邦総書記
は民主化の政治闘争に敗れたのがあるのか、印象がありません。でも、だからこそ業績や人柄を調べてみ
たいと思わせるものがありました。
■心に残ったところ
p.231 「教育とは国家の人材を育てることだ」 胡耀邦総書記
p.107 中国は八カ国侵略を受けてから八十五年経って、ようやくその記憶が薄れてきたが、抗日運動からは
四十五年、中日戦争からはまだ四十年しか経っていない、あと四十年ぐらい経ってからでないと、淡々とし
た気持ちになれないことを考えて欲しい」 胡耀邦総書記
→となると、2025年ぐらいになれば日中関係は過去の戦争の呪縛から逃れられるということか。あと、14年。
どうだろうか、日中関係はあらたなステージに向かっているのだろうか?その頃の中国はどう考えても、
経済・政治・軍事大国になっていると思われる。それに対して日本はどんな国になっているのか?
自分もその時は50歳。仕事のゴールが見え始め、リタイア後の人生を考え始めているのだろう。未来の
ために、今できることをやるしかない。
2009年4月6日に日本でレビュー済み
本をめくったら「主人公のモデル問題」というみだしが目に入り、興味があったので最初からすべて読みました。著者あとがきによれば、本書出版にあたり著者本人は乗り気ではなく出版側からの企画を辞退したものの説得されて読者の要望に応えるために執筆に至ったとのこと。
内容はドラマ化もされた大作『大地の子』の誕生秘話。現地での対談や写真、中国での取材の壁や困難さを乗り越えた苦労談と中国側から受けた特別好意的な協力が詳しく書いてあります。遠藤誉氏の『チャーズの検証』にやや先行して出版されていますが、自分の大方ならぬ苦労と周囲からの支援を写真、固有名詞、対談といった証拠をつけて誇示し、件の疑惑に対する申し開きにかえ、裁判対策に出版した本に思えてしまいました。
内容はドラマ化もされた大作『大地の子』の誕生秘話。現地での対談や写真、中国での取材の壁や困難さを乗り越えた苦労談と中国側から受けた特別好意的な協力が詳しく書いてあります。遠藤誉氏の『チャーズの検証』にやや先行して出版されていますが、自分の大方ならぬ苦労と周囲からの支援を写真、固有名詞、対談といった証拠をつけて誇示し、件の疑惑に対する申し開きにかえ、裁判対策に出版した本に思えてしまいました。
2005年6月19日に日本でレビュー済み
現代作家の取材の裏側を知る貴重な本。作家がいかに中国という共産圏が形作る報道の壁を乗り越えて執念で取材をしてきて、戦争三部作の一冊を書き上げたたがわかる。それにしても中国残留孤児の人々の証言は戦争を肌で知らない私たちいは本当に貴重だ。涙をなくして読み通すことはできなかった。
内容的には雑誌への投稿や対談が多いため繰り返しが多いがそれでも得るものが大きいと思う。
内容的には雑誌への投稿や対談が多いため繰り返しが多いがそれでも得るものが大きいと思う。