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骨は珊瑚、眼は真珠 (文春文庫 い 30-4) 文庫 – 1998/4/1

4.4 5つ星のうち4.4 16個の評価

旅をかさね、人と世界を透徹した目で見すえ、しなやかな文体で描き続ける著者の一九八九年から九五年までの秀作をあつめた短編集
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (1998/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 254ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167561042
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167561048
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 16個の評価

著者について

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池澤 夏樹
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1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。

二十代から世界各地を旅し、ギリシャ、沖縄、フランスで暮らす。現在は、札幌在住。公式サイトは[cafe impala]

http://www.impala.jp

1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、随筆、翻訳(英・ギリシャ語)、書評と執筆は多岐にわたる。広く深い文学的教養と理系的知識を土台に、自然と人間の関わりについての示唆に富んだ作品を多く著している。

ワープロ原稿で芥川賞を受賞した初めて作家でもあり、9.11をきっかけに毎日メールマガジンを通じて意見を表明する(『新世紀へようこそ』に収録)など、早くからデジタル・メディアの活用に関心を持つ。2014年からは株式会社ボイジャーと共同で自身の著作の電子アーカイブ化にも取り組んでいる。

主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』等。2003年、著作活動全般について司馬遼太郎賞、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」の編纂で朝日賞を受賞。

東日本大震災の後は被災地に通い、『春を恨んだりはしない』『双頭の船』『アトミック・ボックス』を執筆。震災をきっかけに日本と日本人について思索したいとの思いから、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」に取り組み、2014年末から刊行開始。

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月26日に日本でレビュー済み
〇 これは短篇小説のカタログのようなものだと言いたくなるほど、収録された9篇は多彩で多様だ。時代設定は、戦前の昔からSFの未来に及び、場所は福井の山中からカナダのカルガリーにわたる。時間を追って語る正統的な構成もあれば最後の落ちを効かせる作品もある。昔話風、大学の講義録、主人公がシマフクロウの動物記、二人称小説など語り口も様々だ。

〇 9篇の共通点を挙げれば、どの作品もサラリとした手触りで、気が利いていて、遊び心がいっぱいで、多彩な仕掛けが仕込んである、というところだろうか。しかもいずれも見事な仕上がりだ。ページを繰りながらわたしは作者の小説技巧に舌を巻いた。短編を読む楽しさを存分に味わうことができた。たいしたものだ。
2012年6月16日に日本でレビュー済み
なにかの偶然か

引き寄せられる運命か。

短編それぞれのタイトルを聞いただけで

その物語の印象だけが甦る。

南の島に赴いた天体観測隊が
観測の為に
島の発電所に忍び込んで
万難を排して全ての照明を消す
といったストーリー。
いま思い出した短編のひとつ。

なんだか現代に残る
胸すくアドベンチャー。
きっと似た様な事が
明日にも起こりうる気がして
ワクワクして読んだ記憶がを思い出しました。

申し訳ないけれど
この短編集の素晴らしいレビューは
本編に収録されているあとがきに譲ります。

自分自身も
そのあとがきに
納得し、満足し、否定のしようがありませんでした。
この短編集を論じるのに
妙に納得したのです。

キーワードは
芝生。

小学生の時に教科書で詠んだかなあ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある国語の文章問題の中で「鮎」の一部分を読み、興味を持ったので購入。「鮎」はまあまあ読めたのだが、あとの短編と解説は全く意味不明。自己満足に過ぎない作品だと思う。内容は小学生の作文より稚拙。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月13日に日本でレビュー済み
人に貸したのか、なくなってしまった本なので記憶をもとに書くしかない状況です。
非常に優れた短編集だとおもいます。本のタイトルになっている「骨は珊瑚、目は真珠」はシェイクスピアの「テンペスト」から取られた言葉だということでしたが、亡くなった男性が残された夫人に語りかける内容。
冒頭の物語(紛失してもう何年にもなるのでタイトルが思い出せません)は沖縄の久高島のイザイホーという12年に一度の祭りに夢の中で参加する女性の話。その他、いくつもの話を思い出しますが、どれも考え抜かれた物語だったとおもいます。
親しい人と語り合いたくなる本です。文芸春秋さんにはぜひ再販をおねがいしたいとおもいます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月24日に日本でレビュー済み
アステロイドを観測する学術調査隊の、人間的な苦労を描いた「アステロイド観測隊」、絶滅する鳥の視点で描いた「最後の一羽」、民話に題材を得た「鮎」など、切り口が独特な短篇9編を収録。
極限的な状況を設定することで、生きていることの奇蹟、この世の素晴らしさを問うていくお話たちの数々です。ちょっと切なくなり、ちょっとホッとし、宇宙の彼方に意識が飛んでいきます。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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